覚田真珠が、三重県志摩半島の南端、英虞湾(あごわん)の入り江に面した伊勢志摩国立公園内にある真珠養殖場の跡地に、スモールラグジュアリーな体験型リゾートヴィラ「COVA KAKUDA」(コーバ・カクダ)を、2023年6月20日に開業しました。
三重県志摩町「COVA KAKUDA(コーバ・カクダ)」
所在地: 三重県志摩市志摩町片田1397-14(伊勢志摩国立公園内)
敷地面積: 約4万平米(里海・樹木林・果実園など周辺環境を含む)
施設: 全室入り江を望むプライベートヴィラ(4棟各約70平米)。
ベッドルーム・リビング・プライベートサウナ(2棟のみ)を設置。
船着場、ダイニングレストラン、オリーブ畑、農園、体験施設、サウナ棟。
英虞湾は2016年の第42回先進国首脳会議(G7)が開催された場所で、かつて真珠養殖の地として名を馳せました。
ここは、古くから自然と人が共生してきた「里海」が残る場所です。
気候は穏やかで、複雑に織りなすその地形の美しさから、昨今は隠れ家的な高級リゾート地としても国内外から注目を集めています。
その入り江に面した約4万平米の覚田真珠が保有する敷地内に、大人が楽しめるスモールラグジュアリーな体験型リゾートヴィラ「COVA KAKUDA」が誕生します。
現地へは近鉄志摩線の終点・賢島駅より船やタクシー(有料)を利用でき、宿泊者は賢島駅にある船場から約30分のクルージングを楽しみつつ、直接COVA KAKUDAへチェックインをすることもできます。
また広い敷地内の移動は、クルーが運転する電動カートにて移動します。
目の前に広がる入り江に浮かぶような浮遊感を堪能
お部屋は自然素材がもつ美しさや荒々しさ、あたたかみなどが表現され、家具は自然の材料から無理なく人の手によって作られたものが中心となっています。
また、目の前に広がる入り江に浮かぶような浮遊感、真珠養殖時代を思わせる木で組まれた筏(いかだ)、編まれた網やかごなど、海の気配を設えることで、この場所が持つ時間、風土や文化を感じることができます。
志摩の豊かな海と風景を連想させるイノベーティブ・フュージョン
里海ビューの静寂なダイニング「KAZO」でいただく自慢の食事は、地元の名産である伊勢海老、ヒオウギ貝、アコヤ貝、あおさのり、ワタリガニ、シマアジ、松阪牛など地元の食材を使った、和食ベースの「イノベーティブ・フュージョン料理」です。
少人数のゲストだから実現できる、地元志摩の魅力が詰まった料理、おもてなし、距離感、空気感の全てを、内外から訪れるグルメなゲストは、静寂なCOVA KAKUDAの中で存分に堪能できます。
「志摩の豊かな海と風景を連想させるもの」「程よい疲れの後、身体と心が心地良くなるような作品」がテーマです。
一つ一つのふるまいの中に小さな感動が連鎖する、滞在の静と動
滞在中は、季節に応じて様々なアクティビティが用意されています。
まず「静」となる活動においては、真珠の核入れ体験・地元の特産品・食材の収穫体験・料理教室、英虞湾の景観めぐり、サンセットクルーズ、サンライズクルーズ、スタークルーズ(星空鑑賞)、近隣の島のプライベートビーチへの訪問など。
反対に「動」となる活動においては、生牡蠣&伊勢海老水揚げ体験、農園体験、海釣り、シュノーケリング、カヤック、スタンドアップパドルボート(SUP)などが楽しめます。
さらに宿泊者も一緒に楽しむことができる真珠養殖・浜揚げの観光施設を復活させることで、地域住民と観光客が交流することができるワークショップなどの開催も予定されています。
未来の里海は、記憶の継承と再生を醸成していく拠点
英虞湾の入り江は里海と呼ばれています。
里海とは、古くから水産・流通をはじめ、文化と交流を支えてきた大切な日本の海域のことで、人の手が加わることにより生物の生産性と多様性が高くなった沿岸地域を指します。
里海はその豊かで多様な生態系と自然環境を保全することで、私たちに多くの恵みを与えてくれます。
この貴重な英虞湾の自然の恵みを次代へと継承していくため、環境と調和した、大人が翼を休め、心の栄養を摂る場所(リトリート)として周辺の人口減を、特に普段都会で忙しくされているゲストと志摩の方達とが触れ合いを持つことができる場としてカバー。
地域活性を図るとともに、里海の文化継承と環境保全に繋げ、望ましい沿岸海域の環境を維持していきます。
三重県志摩町片田に誕生した、スモールラグジュアリーな体験型リゾートヴィラ「COVA KAKUDA」の紹介でした☆