香川 絢子さんによる「誰もが一流になれるマナー研修」を実施!永賢組「マナー研修」第4回

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建設・土木・不動産事業を行う永賢組が、2023年2月から全4回のマナー研修を開催。

講師は、元Plan・Do・See 河文若女将で、現中の屋 代表取締役の香川 絢子さんです。

 

永賢組「マナー研修」第4回

 

 

建設・土木・不動産事業を行う永賢組が、2023年2月から全4回のマナー研修を開催。

「建設業をもっと身近なものにしたい」という社長の想いから、建設業をサービス業ととらえ、相手のために気遣いができる会社に成長する目的で研修を開始。

月に一度、研修ごとに対象やテーマを変えながら継続的に研修を実施し、2023年5月25日(木)に最後となる4回目の研修「誰もが一流になれるマナー研修」が行われました。

今回は、当日の様子と、全4回のマナー研修を終えた感想を紹介します。

 

桃太郎からサンタクロース

 

 

当日は、アイスブレイクとしてお絵描き伝言ゲームを実施。

お絵描き伝言ゲームとは、チームで一列になり、お題を最前列の人だけに伝え、後ろの人は制限時間内に「前の人が描いた絵」で、お題を予想しながら自分なりに同じ絵を描きます。

これを繰り返し繋いでいき、最後尾の人がお題を当てるゲームです。

各チームとても気合が入り、開始と同時にどんどん絵が伝達されていきます。

最初は真剣に絵を描き、黙々と進んでいきましたが、後半になるにつれドンドン「謎のイラスト」に変わっていき大盛り上がりでした。

答え合わせの時、ある社員は自信満々に手をあげて「サンタさん!」と答えを発表しましたが、正解は「桃太郎」と違うものに変換されており、会場中は描いたイラストが間違って伝わっていないかと、不安になって自分の絵を見直していました。

しかし他にも、すき焼きが船に、どこでもドアが冷蔵庫に変換されていることが分かり、社員は大爆笑でした。

ルールを聞くだけでは簡単そうですが、このゲームはいかに、お題の要点を上手くつかみバトンを渡していくかが重要です。

同じ言葉でも、人によって浮かべる物も違うので、相手の立場になっていかに分かりやすく伝えるかが大切ですね。

これは礼節と同じで、相手がどう受け取るか考えながら行動できるといいですね。

 

笑顔+声=笑声(エゴエ)

 

 

電話対応時は笑顔ですか?

社員ほとんどは、電話を出る事だけに意識がいき、表情は特に気にしたことがありませんでした。

今回の研修で、鏡や携帯の内カメラ機能を使って自分の目の前に置き、実際に電話を耳に当て「お電話ありがとうございます。株式会社永賢組です。」と喋ってみると、思ったより声のトーンが低く、表情が硬く真顔でびっくりしました。

また、永賢組は携帯電話を全社員に1台ずつ配布しています。

固定電話では、かかってくる相手が分からず緊張感がありますが、携帯電話だと着信相手が分かるので、自然と油断しがちなので注意が必要ですね。

香川さんが、「声と表情はリンクしているので、電話越しに顔が見えなくても表情が伝わります。」とレクチャーし、意識して笑顔で話してみたところ、声のトーンも上がり顔が見えなくても、表情が想像できました。

ある業界では、「笑顔」+「声」=笑声(エゴエ)ともいわれているそうです。

なかなか意識出来ていないエゴエ。電話対応時だけでなく、対面の時もマスク越しでも伝わるよう笑顔と声色でお話が出来るといいですね。

 

プリンで特別感

 

 

続いて、訪問時の手土産の渡し方についてロールプレイを交えて学びました。

その時、入社間もない社員から、「プリンを手土産に持って行く時はどうやって渡しますか」と、質問がありました。

香川さんは、質問に対し「いい質問ですね」と前置きがあったうえで「そもそもプリンは、ふさわしくありません。取引先に持っていくお菓子は一般的に、切り分けなどの手間が不要、常温で賞味期限に余裕のあるものが良いと言われています。」と教えてくださいました。

では、お客様が訪問された際に出す茶菓子はどんなものを準備すればいいでしょう。

羊羹はどうでしょうか?

実は、羊羹は日持ちがするため、せっかく訪問されたお客様に、日持ちのする茶菓子を出すのは好ましくないという考えもあります。

そのためお客様への茶菓子は、手土産用のお菓子とは反対の生菓子など、日持ちしない物を選ぶと良いとされています。

お客様に思いやりを示すためにも、日持ちしない生菓子など、特別感を演出する工夫ができるといいですね。

その時にはプリンは最適です。

 

4回の研修を通して

 

 

名古屋最古の料亭河文元女将として働いていた香川さんは大手企業の会長・社長に対して接客されており、皆さん共通していたのは「謙虚な姿勢」だとおっしゃっていました。

「一流の人は例外なく謙虚、二流や三流は威張りがち」という言葉の通り、一流の方ほど自分から名前を名乗る、名刺交換をする、会食に遅れるときはお店の方にまで丁寧にお詫びする、清潔感ある身だしなみをしており、立場関係なく誰にでも平等に接する方が大半だったようです。

香川さんは「丁寧さが最上の礼節とは限りません。おもてなしの心遣いや、思いやりこそがマナーの基本であります。実践的なマナーも、もちろん大切ですが、状況に応じた対応方法を自ら考えていけるように、おもてなしの心を持って相手へ接することが1番大切です。」と、前職の若女将の経験を生かしたマインドについてもお話ししてくれました。

全4回の研修を通して、実践的なマナーも大切ですが、気遣いや表も裏もない心「おもてなし」の精神が大切だと改めて気づくことが出来ました。

社員全員で一流の人になれるよう謙虚な姿勢を大切にしていきたいと改めて感じました。

 

講師紹介

 

講師:中の屋株式会社 代表取締役 香川 絢子(かがわ あやこ)氏

 

香川氏は京都「萬亀楼」にて女将修行をし、2011年3月より名古屋最古の料亭「河文」の若女将を務め、現在、中の屋株式会社の代表取締役として「日本の伝統文化をわかりやすく、楽しく広めて、皆様の人生をちょっぴり豊かにする」をモットーに活動しています。

また大学時代より、表千家にて茶道を学んだ経験を活かしながら、伝統を継承しつつも多くの方に分かりやすく楽しんでもらえる和食講座、古典芸能の企画などを多数発信しています。

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