技能実習生12人が国内企業に初配属!キャムテックエデュックアカデミー(CEA)「インドネシア政府公認パイロットプロジェクト」

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キャムテックが運営する外国人向け研修施設「キャムテックエデュックアカデミー(CEA)」から、インドネシア政府公認パイロットプロジェクトの技能実習生160人のうち、第1陣にあたる12人が卒業し、国内企業へ初配属されました。

 

キャムテックエデュックアカデミー(CEA)「インドネシア政府公認パイロットプロジェクト」

 

 

キャムテックが運営している、海外人材事業の一環として、海外から日本にやってくる技能実習生や特定技能外国人のための宿泊型研修施設「キャムテックエデュックアカデミー」(CEA)

2022年7月に関西国際空港の近くに1校目となる「キャムテックエデュックアカデミー大阪センター」、2023年4月に2校目の「キャムテックエデュックアカデミー成田センター」が開校されました。

キャムテックエデュックアカデミーでは、技能実習生や特定技能外国人たちは指導員による直接の技術指導を受けられるほか、オンラインでの技術講習、e-ラーニングなどの研修を受講できます。

さらに宿泊設備があることから、共同生活を送りながら日本での生活様式を学習します。

また、イスラム教の礼拝室を設け、豚肉を使わない料理を提供するといった宗教的な配慮が行われています。

技能実習生や特定技能外国人たちはキャムテックエデュックアカデミーで1カ月間施設で研修を受けたのち、国内企業に就業します。

 

インドネシア政府公認「パイロットプロジェクト」

 

インドネすあ政府公認「パイロットプロジェクト」は、インドネシア政府と監理団体JOE協同組合の間で2022年10月に締結されたプロジェクトです。

インドネシア国営の職業訓練校の卒業生を技能実習生として日本に受け入れるもので、160人を対象に行われました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響から失業率が大幅に悪化しているインドネシアでは、若年層の雇用対策が大きな課題となっています。

(※2021年 インドネシア中央統計庁「失業率」)

若者の就業先として日本に注目が集まる一方で、技能実習生が送り出し機関や仲介業者に高額な教育費用や手数料を支払い、大きな借金を抱えた状態で渡航していることは社会的な問題となっています。

パイロットプロジェクトでは技能実習生1人当たりに対しインドネシア政府が補助金を出すことに加え、JOE協同組合が返済義務のない奨学金を給付し、実習生の費用負担を大きく減らすという初めての取り組みが行われます。

キャムテックは今回のプロジェクトに対し、キャムテックエデュックアカデミーでの技術指導に加え、自社で開発したオンライン日本語教育サービス「edupoke」(エデュポケ)や、生活サポートなどを提供しています。

2023年度はプロジェクトが本格化し、「ICJプログラム」と名称を変更してさらに規模を拡大し始動しています。

既に240人の実習生の参加が確定しており、今後さらに人数が増える予定です。

 

インドネシア技能実習生たち 壮行会の様子

 

 

2023年5月5日、キャムテックエデュックアカデミー大阪センター・成田センターで1カ月間の研修を終えたパイロットプロジェクト技能実習生ら第1陣12名の壮行会が行われました。

壮行会では、技能実習生へ送別の言葉が送られたほか、賞状の授与と記念品のCEAタオルの贈呈が行われました。

壮行会を終えたパイロットプロジェクト生たちは、その後、国内企業へ配属されました。

 

パイロットプロジェクト インドネシア技能実習生からのコメント

 

マウラナさん

 

「清潔な施設で、楽しく優しい先生方に仕事の技術や日本の文化について教わることができました。

卒業後も漢字などの日本語を学び続けたいです」

 

アマルさん

 

「わからないところがあっても、先生がすぐに説明してくださるのがとても有難かったです。

日本語の会話に少し自信もついたので、配属先でも職場の方と進んでコミュニケーションをとっていきたいです」

 

配属先企業からのコメント

 

人事担当者

 

「技能実習生のみなさんには、組立仕上げ業務をしていただく予定です。

しかし、ただ担当業務の技術を身に付けるだけではなく、業務にまつわる幅広い知識も学び、自分のものにしていただきたいと思っています。

そして、いつも健康に留意し、ケガや病気での欠勤が無いように仕事をしてもらいたいです。

家族と離れ異国での生活は慣れないことも多く大変だと思いますが、技能実習生としての目標や夢を実現させるため、精一杯チャレンジしてください」

 

技術指導担当者

 

「日本でのものづくりの基本や考え方を学ぶことで、母国に帰っても誰にも負けない胸を張れる技量・分野を習得していただきたいですね。

そのためにも、与えられた仕事のルールを守り、安全、品質、効率課題に向け努力して欲しいです。

そして、安全に対する注意喚起、品質の目線・取り組みなどを習得したものを、母国に帰った時に伝承して頂ければと思います。

ここで培ったものが、自己のスキルに繋がっていくと信じて頑張ってください」

 

 

 

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