エム・システム技研は、超小形端子台形信号変換器 M50X・UNITシリーズ 電力マルチ変換器(形式:M50XWTU)を、2023年5月より法人向けに発売開始。
CO2排出量(電力量換算値)測定をはじめ、カーボンニュートラルに不可欠な電力監視が簡単に実現できる変換器です。
エム・システム技研「M50X・UNITシリーズ 電力マルチ変換器」
基本価格:42,000円(税抜) ※仕様により加算価格があります。詳しくは仕様書を確認ください
発売日:2023年5月
形式:M50XWTU
電力マルチ変換器(形式:M50XWTU)は、CEマーキングや三相4線式に対応したワールドワイドな仕様を備えたて変換器です。
端子数が多いスプリング式端子台の採用で、1台で複数の回路を同時に測定することができます。
幅28mm、高さ105mm、奥行き41mmの片手で握れるコンパクトサイズです。
既設装置であっても、わずかなスペースを見つけて後付けすることができるため、カーボンニュートラル達成に不可欠なカーボンフットプリントを把握する電力監視が簡単に実現できます。
また、電圧、電流、電力、高調波、CO2排出量(電力量換算値)などの電力諸量を瞬時に算出。
Modbus通信に対応し、各種電力量パルス2点を出力します。
そして、三相4線式の結線にも対応。
単相は4回路、単相3線と三相3線は2回路まで計測できます。
動力線を加工せずに交流電流センサを後付けできるのも「電力マルチ変換器(形式:M50XWTU)」の特徴です。
さらに、「電力マルチ変換器(形式:M50XWTU)」は5A、50A、100A、200A、400A、600Aにも対応。
電線サイズは1.5mm2(平方ミリメートル)まで接続できるので、単線やフェルールはもちろん、より線も接続可能です。
コンフィギュレータソフトウェア(形式:PMCFG)を使用しPCと接続することで、入力仕様や計測項目などを自由に設定・変更できます。
通信ループテスト出力や現在の各種計測値をPCのモニタで表示できるなど、便利な機能を利用することができます。
コンフィギュレータソフトウェア(形式:PMCFG)のモニタ画面
PMCFGは、電力マルチ変換器(形式:M50XWTU)の計測するすべての計測要素を表示するモニタ画面があります。
計測対象の電力の状態を詳しく計測したい場合にも活用できます。
システム構成例
カーボンニュートラルを実現するためには、緻密な電力管理が欠かせません。
電力マルチ変換器(形式:M50XWTU)なら既設装置であっても、わずかなスペースを見つけて取付けることができます。
Modbus通信が行え、価格もリーズナブルなことから、現場設置形データロガー Webロガー2(形式:DL30)と組合せてロギングを行うなど、少ない予算から始めて、徐々に計測ポイントを増やし、全体管理にまで拡張できます。
2023年5月より法人向け販売が開始された、エム・システム技研「M50X・UNITシリーズ 電力マルチ変換器」の紹介でした☆