グランプリを獲得した料理の商品化を目指す!天然鮎みやちか「天然鮎 新商品開発サミット2023」レポート

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岐阜県長良川沿いで展開する伝統漁業ヤナ漁で、天然の郡上鮎を獲る「天然鮎みやちか」(以下 みやちか)が、多くの方に天然鮎の魅力を伝える為、2023年5月14日に、実店舗に於いて「天然鮎 新商品開発サミット2023」を開催しました。

 

天然鮎みやちか「天然鮎 新商品開発サミット2023」

 

開催の背景・経緯

 

みやちかは、店舗下にある長良川に仕掛けたヤナ場(急流な瀬に川の両岸から一直線に横断するように堤を設け、河川にて仕掛けた竹簀で鮎をとる方法)で獲れた天然鮎を実店舗で提供する天然鮎料理専門店。

毎年長良川の美しい景観と天然鮎料理を求め、約2万人の来店客で賑わいをみせ、大人から子供まで多くの笑顔があふれる観光名所でもあります。

日頃から天然鮎を愛し提供するみやちかですが、天然鮎の美味しさを多くの方に知ってもらうため、塩焼きや甘露煮のような定番料理以外に、新しい美味しい鮎の食べ方を開発しようと「天然鮎 新商品開発サミット2023」を企画。

今回の話題をきっかけに、多くの方に美味しい天然鮎を知っていただき、県内外の交流を図りながら、価値ある天然鮎のすばらしさを周知していきたいという思いから開催しました。

今回の新商品開発サミットの発表者は、天然鮎の扱いに長けたみやちかスタッフの商品研究開発メンバー。

グループに分かれて、新たな料理を考案し発表しました。

当日は多方面で活躍するゲスト(みやちかアンバサダーの中から選ばれた代表6名や、世界農業遺産関係者や観光連盟、観光協会の各関係者)を審査員として招き、審査会が行われました。

 

ヤナ漁

 

新商品開発サミットで発表された鮎料理について

 

 

A班【天然鮎の生春巻きと鮎なめろう」

 

鮎のフィレを塩胡椒で焼き、しょうゆを両面にぬって香ばしさを出した天然鮎を、野菜と一緒にライスペーパーで巻いた天然鮎の生春巻き。

ソースは3種類(自家製ソース地元野菜の香味だれなど…)。

海外の代表的な料理を鮎料理で考案したいと発表。

 

B班【岐阜カルテット 天然鮎の郷土巻き】

 

岐阜県産にこだわった郷土巻き(天然鮎、美並茶、地元の梅、郡上味噌、鮎うるか、美濃白川茶、飛騨牛など岐阜県産を使用)。

それぞれの味のハーモニーを楽しめる4本で岐阜カルテットとネーミング。

岐阜の宝物の鮎を宝石箱に並べるイメージで考案したと発表。

 

C班【焦がし天然鮎むすと漬け鮎茶漬け】

 

商品化を意識して鮎むすに決定。店舗提供でも楽しめるよう、焦がし鮎むすを自身で網で炙りながら食べたり、漬け鮎をのせて温かい出汁をかけてお茶漬けで食べたりと、みやちからしさを出した料理。

天むすの横に鮎むすが並ぶのを夢みて商品化を目指す。

 

見事!グランプリを取ったのは、B班の「岐阜カルテット 天然鮎の郷土巻き」でした。

 

今後の展開

 

代表の宮近 志人氏は、今後の展開について

「今季、新たに導入した特殊冷凍機を使用して、出来立てに限りなく近い状態の鮎料理を商品化し、今後、各施設や各種イベントなどにも参入していきたい。」

とコメントしています。

 

「みやちか天然鮎」とは(ブランドとおいしい秘訣)

 

3冠鮎ブランド

 

1.「世界農業遺産認定」長良川の天然鮎

2.「旧宮内省御漁場跡」献上鮎

3.「郡上鮎」全国唯一の商標登録ブランド鮎

 

おいしい秘訣

 

(1) 天然鮎を活かす!

獲れた鮎は活かしたままフィッシュポンプで専用生簀へ移動させ、72時間泳がせながらお腹の砂利や石を取り除きます。

 

(2) 鮮度をキープ!全て自社製!

 

長良川に仕掛けたヤナ場で獲り、水揚げ、保管、加工、全ての工程を自社で行えるため、鮮度抜群の天然鮎を大量に保管する事が出来ます。

 

(3) 手作業加工!

 

大量生産ではなく、鮎のサイズと保管状態を見ながら、調理場で加工します。

天然鮎専門店の専門スタッフが1匹ずつ丁寧に手作業で調理します。

 

 

天然鮎みやちか「天然鮎 新商品開発サミット2023」開催レポートの紹介でした。

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