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ファン・ホー、ロベール・ドアノーらの写真展!「第2回太田興産コレクション展~フィルム時代のマスター達」

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太田興産が、フィルム時代のマスターである「ファン・ホー」、「ロベール・ドアノー」、「アンリ・カルティエ=ブレッソン」及び「エリオット・アーウィット」の写真展を開催。

「第2回太田興産コレクション展~フィルム時代のマスター達」が銀座の「Hiko Hiko Gallery(ヒコヒコギャラリー)」にて、2023年6月6日から7月2日まで開催されます。

 

写真展「第2回太田興産コレクション展~フィルム時代のマスター達」

 

 

展覧会名:第2回太田興産コレクション展「フィルム時代のマスター達」

会期  :2023年6月6日~7月2日

会場  :Hiko Hiko Gallery(ヒコヒコギャラリー)

所在地 :東京都中央区銀座4-13-11 太田興産銀座M&Sビル2階

入場料 :1,000円(税込)

開催時間:10:30~18:30(最終日15時まで)

定休日 :毎週月曜日

アクセス:東銀座駅5番出口より徒歩30秒

 

20世紀半ば、写真が持つ可能性を信じ、スキルと感性を駆使して、創作に打ち込む人たちがいました。

デジタル技術の発展によって撮影人口は飛躍的に増大し、誰もが生活のあらゆる場面を気軽に記録できるようになりましたが、膨大な量のデジタル写真に圧倒され、芸術写真の存在感が相対的に薄れてきているように思われます。

今回の太田興産コレクション展では心の琴線に触れる写真を作り続けたフィルム時代の写真家達の作品を展示。

「写真の芸術性」を再認識できる展覧会です。

 

フィルム時代のマスター達

 

第2回太田興産コレクション展では、ロベール・ドアノー、ファン・ホー、アンリ・カルティエ=ブレッソン及びエリオット・アーウィットの写真が合計58点展示されます。

 

ロベール・ドアノー

 

ロベール・ドアノー(Robert Doisneau、1912年~1994年)はパリを拠点に活動したストリートフォトグラファーで、パリ市民の日常をユーモアと愛情をもって写真に捉えました。

彼の写真には、人間の温かさや喜び、日常の美しさがあり、今も多くの人々に愛され続けています。

今回は代表作である「パリ市庁舎前のキス」を含めたオリジナルプリントが15点展示されます。

 

受賞歴

コダック賞(1947年)、ニエプス賞(1956年)など。

1984年にレジオン・ドヌール勲章とChevalierの称号を授与。

 

ファン・ホー

 

ファン・ホー(Fan Ho、1931年~2016年)は、20世紀アジア写真界の巨匠で、香港を舞台に活動しました。

独特の光と影のコントラストや美しい構図で知られる彼の芸術的な写真の数々は、世界から高い評価を受けています。

彼の初期の作品である「Approaching Shadow」は、1956年~1967年の間で50以上の賞を獲得し、大きな反響を呼びました。

今回は「Approaching Shadow」を含めたオリジナルプリントを11点、加えてエディションプリントが27点展示されます。

 

アンリ・カルティエ=ブレッソン

 

アンリ・カルティエ=ブレッソン(Henri Cartier-Bresson、1908年~2004年)は、20世紀を代表するフランスの写真家であり、マグナム・フォトの共同創設者の1人です。

彼は、“The Decisive Moment(決定的瞬間)”という概念を確立し、写真が捉えた瞬間の力と意義を表現することに情熱を注ぎました。

また、それぞれの瞬間を完璧な構図で捉えることから「構図の神様」と呼ばれました。

今回、展示するサンラザール駅裏は彼の最も代表的な作品の一つです。

オリジナルプリント4点が展示されます。

 

エリオット・アーウィット

 

エリオット・アーウィット(Elliott Erwitt、1928年~)は、著名なアメリカ人の写真家で、彼の作品は幅広いテーマと独特の視点で知られています。

低い位置からチワワを撮影した写真(New York City. 1946.)などが有名ですが、今回は、恋人たちの愛を自然且つリアルな形で表現し、観る者の心に強い印象を与える「カリフォルニア・キス」のオリジナルプリント1点が展示されます。

 

今回展示する主な作品

 

パリ市庁舎前のキス 1950年 ロベール・ドアノー

 

 

ロベール・ドアノー:「パリ市庁舎前のキス」

ドアノーがLIFE誌の企画で撮影した写真。

キスしている男女がいる空間の中で人々はそれを意にも介さず日常生活を送っている。

パリはドラマチックが通常であると印象付ける強烈な1枚。

 

香港ヴェニス ファン・ホー

 

 

ファン・ホー:「香港ヴェニス」

村人が櫂を揺らしゆっくりと進む暗い水路に、かすかな光が差し込む光景を描写し、貧しい生活の中にも、前を向いて生きる人間の力強さを、印象的に描いた作品。

 

アンリ・カルティエ=ブレッソン:「サンラザール駅裏」

 

カルティエ=ブレッソンの「瞬間の美学」を象徴する一枚。

男性が水面に触れる直前に生まれる緊張感を完璧な構図に封じ込めると同時に、様々な解釈の余地を残した芸術作品。

 

エリオット・アーウィット:「カリフォルニア・キス」

 

海を臨む場所に停車した車のミラー越しにキスをするカップルを撮影した1枚。

楽観的なアメリカ西海岸の恋人たちを独特な視点で切り取った作品。

 

第2回太田興産コレクション展「フィルム時代のマスター達」は、2023年6月6日から7月2日までの期間限定で開催です。

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