コンフィグラと、ドイツの大手産業機械メーカー、ユングハインリッヒAGが、同社の物流システム部門において、複雑な製品構成を持つ同社製品のコンフィギュレーション用ソリューションを開発する戦略的パートナーとなりました。
その目的は、顧客プロジェクトで利用できるオールインワンのプラント設計ソリューションを共同で開発することです。
このソリューションは、初期計画から積算見積もり、部品表の作成までの全プロセスをカバーします。
コンフィグラ×ユングハインリッヒAG「戦略的協業」
ユングハインリッヒの倉庫およびオートメーションの営業向けビジネスツールプロジェクトの責任者であるフロリアン・クズマニー博士は、
「コンフィグラ社と正式に契約することにしました。
コンフィグラが提供するソフトウェアは、ユングハインリッヒの『システムCPQ』をテーマとしたプロジェクトの中核となるものです」
と述べています。
ユングハインリッヒとコンフィグラの協力関係は2020年の自動パレットラックシステムの構成に関するパイロットプロジェクトからスタートしました。
この戦略的協業により、さらなるラックシステムやマテハンコンポーネントがコンフィグラのCET Material Handlingに追加されることになります。
これによって、ユングハインリッヒの営業部門は、顧客向けプラント提案プロジェクトで利用できる新たなソリューションを手にします。
この直感的に使えるわかりやすいソリューションは、様々な製品のコンフィグレーションに対応し、業務の効率化が期待できます。
コンフィグラのセールス&マーケティング担当副社長であるリッチ・トラヘイは、次のように述べています。
「ユングハインリッヒがコンフィグラに継続的にコミットして下さっていることは大変ありがたいです。
この戦略的な協業により、ユングハインリッヒは当社のソフトウェアのエコシステムを最大限に活用することができ、同社と同社のパートナー企業は、スピード、正確性、効率性を備えた物流倉庫システムの構想・設計が可能になります」
ユングハインリッヒAGについて
ユングハインリッヒAGは、イントラロジスティクスに関する世界有数のソリューションプロバイダーとして、70年にわたり、物流に関わるあらゆるものに対して、革新的で持続可能な製品およびソリューションの開発を推進してきました。
ハンブルク発のファミリー企業として誕生し長年、業界のパイオニアとして、未来の倉庫を設計するという目標に取り組んできました。
2022年度の売上高は47億6,000万ユーロ、従業員数は約2万人です。
世界42か国に11の工場とサービス拠点、販売会社を有し、MDAXに上場しています。
コンフィグラについて
コンフィグラは、マテリアルハンドリング業界、オフィス家具業界、キッチン&バス業界、研究所向けに空間をデザインするソフトウェアを開発し、世界中で14,000人以上に使用されています。
本社はスウェーデンのリンショーピンにあり、スウェーデン、東京、ドイツのベルリン、米国ミシガン州、オハイオ州、マレーシアのクアラルンプール、中国の深センにオフィスがあります。
1990年設立、世界中に300人以上の従業員を擁し、年間売上高は33億円(2,500万米ドル)以上です。
CET Material Handlingについて
コンフィグラが独自に開発したテクノロジーに基づくCET Material Handlingは、スペースデザインの高効率化と複雑なコンフィグレーションを必要とする業界向けに提供する革新的なITシステムプラットフォームで、提案活動全体のデジタルトランスフォーメーションを総合的に支援します。
CET Material Handlingは、3Dモデルを用いて迅速かつ容易にレイアウト設計が可能で、配置される製品の仕様確認、積算見積、パース図やレンダリング画像、VR画像の作成が行えます。
製品機器メーカーは、自社製品の高度なデジタルモデル(エクステンション)をマーケットプレイスに掲載していくことで、顧客先や提携デザイナー、インテグレーターなど、販売ネットワーク全体での自社製品の採用機会を増加させ、自社製品への更なる付加価値提供を実現していくことが可能です。