プラットフォームに依存しないセキュアな組込み実装が可能!CGX「ARM SystemReady」サポート

投稿日:2023年3月28日 更新日:

MontaVistaの最新Linux製品である「CGX(Carrier Grade eXpress)」が「ARM SystemReady」をサポート。

ARMプラットフォームに依存しないセキュアな組込み実装が可能となりました。

またモンタビスタは、MVSecureとCGXを通じてEUサイバーセキュリティ法に準拠したサービスを提供する意向も発表しました。

 

CGX「ARM SystemReady」サポート

 

CGX

 

ドイツ ニュルンベルクにて、2023年3月14日(現地時間発) 、商用組込みLinux製品およびサービスで市場をリードするMontaVista Software, LLCが、モンタビスタのソリューションを用いたユーザーによるセキュアな製品開発を支援するため、現行機能の拡張をすると発表。

商用組込みLinuxの最新製品であるCGXにより、新たにARM SystemReady用のリファレンスBSPがサポートされます。

これにより全てのSystemReady compliantハードウェアプラットフォームでCGXが利用できるようになりました。

x86/IA、ARM、PowerPC、およびMIPSといったアーキテクチャーで数多くのSoC(System-on-Chip)用リファレンスBSPに対応している「CGX」

ARM SystemReadyによるアプローチにより、ARMを利用する複数のプラットフォームでOSのバイナリイメージ共有が可能となり、結果CGXの採用によりお客様が得られるシナジーが大幅に高まります。

ARM SystemReadyが持つ一つの重要な側面はハードウェアのセキュリティであるルートオブトラスト セットアップの構築。

ユーザーによる利用を支援する為、モンタビスタでは発表済MVSecureの製品化されたサービスを使用して、EUサイバーセキュリティ法に対応する特定のサービスパッケージが構築されました。

このEUサイバーセキュリティ法向けMVSecureサービスにより、お客様はすべてのユースケースとプラットフォームに求められる明示的なセキュリティ要件を、モンタビスタと共同で確認できるようになりました。

このサービスでは、セキュリティ要件の確認だけでなく、EUサイバーセキュリティ法に対応する優れたプラクティスに基づいた計画案も提供されます。

CGX ARM SystemReadyリファレンスBSPやMVSecureサービスを利用されているユーザーは、CGXの通常の利点だけでなく、モンタビスタによる20年以上にわたる開発経験のメリットも得ることができます。

モンタビスタの製品統括ディレクターであるIisko Lappalainenは

組込み分野の異なるプラットフォーム間でバイナリコードのコンテンツが再利用できるようになることは、ARMエコシステムの非常に大きなマイルストンの一つであり、お客様にも当社CGXにも大きな相乗効果をもたらすでしょう。

ロングタームのセキュリティに関するメンテナンスライフサイクルとMVSecureサービスを併せ、市場で最もセキュアな選択肢となるよう、モンタビスタは更に進み続けます。

EUサイバーセキュリティ法は 市場に素晴らしいイニシアチブを提供するものであり、モンタビスタではお客様の挑戦を支援してまいります。

とコメントされています。

 

組込み機器の更なるセキュリティ強化を目指し EUサイバーセキュリティ法に向けARM SystemReadyに対応。

CGXがサポートを開始した「ARM SystemReady」の紹介でした。

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