ディズニー音楽に焦点をあて、日本で誕生したライブエンターテイメント「ディズニー・オン・クラシック」と、感動のアニメーション作品を次々と世に送り出してきたウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとのコラボレーションによるコンサート『ディズニー・オン・クラシック 夢とまほうの贈りもの』
2023年は不朽の名作『バンビ』をはじめ、アニメーション映画『ライオン・キング』『ズートピア』などの選りすぐりのディズニー作品がガラコンサート形式で披露され、2023年5月より全国18公演開催します。
今回は、そんな『ディズニー・オン・クラシック 夢とまほうの贈りもの 2023』に参加される日本人ヴォーカリスト4名にインタビュー。
みどころをたっぷりうかがいました。
『ディズニー・オン・クラシック 夢とまほうの贈りもの 2023』ヴォーカリストインタビュー
ディズニー・アニメーションや映画の名曲をオーケストラとヴォーカリストたちの生演奏でお贈りする「ディズニー・オン・クラシック 〜夢とまほうの贈りもの」
オーケストラの旋律にあわせ、ヴォーカリストが日本語歌唱でディズニーのストーリーを表現します。(一部英語歌唱)
ヴォーカリストは日本が誇る声楽家団体「二期会」に所属しオペラやクラシック歌曲を中心に活躍する、声楽の知識と高い技術を持った実力派!
今回お話をうかがったのは、
- ソプラノ:重田 栞さん(子シンバ役歌唱予定、ディズニー・オン・クラシック初出演)
- ソプラノ:牧野 元美さん(「Story (English Version)」、「When She Loved Me」歌唱予定、ディズニー・オン・クラシック出演4回目)
- テノール:新堂 由暁さん(シンバ役、『バンビ』歌唱予定、ディズニー・オン・クラシック出演4回目)
- バリトン:菅原 洋平さん(「ひそかな夢」、ティモン役歌唱予定、ディズニー・オン・クラシック出演3回目)
の4名のみなさん。
注目の演目についてお話をうかがいました。
ーー 牧野さんといえば、これまでエルサ役の歌唱で圧倒的な声量で会場を盛り上げてきました。
今回は『ベイマックス』のエンドソングである「Story (English Version)」を歌唱されるということで、パワーソングが続きますね。
牧野元美さん:
エルサの「Let it go」や「Into the Unknown」は自分を鼓舞したり、変わりたいと願う気持ちや、背負っているものから一歩踏み出して自分を解き放つ強さがありました。
一方、「Story」は大事な人を思う気持ちを表現する歌になっています。
ーー エルサは自身に向けた想い、「Story」は相手に向けた想い、どちらも前向きになれる力を持っています。
牧野元美さん:
想いの強さは一緒でも、向いている先が違うんですよね。
支えてくれる仲間がいて、その仲間の大切さをかみしめながら、相手と信頼しあう気持ちを表現できたらと思っています。
ーー 重田栞さんは「ディズニー・オン・クラシック」には初めて出演されるそうですね。
『ライオン・キング』の子シンバ役として歌唱予定とうかがっています。
重田栞さん:
今回はじめて「ディズニー・オン・クラシック」に参加します。
私自身、色々なことに興味がありチャレンジしたい性格なので、子シンバと似ているところがあると感じています。
シンバは次の王様になると決まっている子であり「強くなりたい!」「早く王様になりたい!」とソワソワしながらも、周りからの期待に応えようとしています。
シンバが成長していく様子をしっかり歌唱で表現したいと思っています。
ーー 「ハクナ・マタタ」のなかで大人シンバに成長しますね!
重田栞さん:
はい、新堂さん(シンバ役)にバトンタッチします。
新堂由暁さん:
僕は2020年にはじめて日本人ヴォーカリストとしてディズニー・オン・クラシックに参加したときもシンバだったんです。
今回4回目出演となるので、回数を経てひと味ふた味と成長した、新しいシンバをお見せできたらと思います。
菅原洋平さん:
僕はティモン役として歌唱するので、シンバは僕が育てることになります(笑)
「ハクナ・マタタ」は楽しい曲ですよね、口ずさむだけで落ち込んだ気持ちも体が自然に乗ってくるような。
子シンバと、大人シンバと、会場のみなさんとみんなで一体感を持って楽しみたいです。
新堂由暁さん:
実は「サークル・オブ・ライフ」の最初の雄叫びは日替わりで歌うことになっています。
僕(新堂さん)、菅原さん、鹿野さんの誰かが日替わりで叫ぶので、毎回違うライブ感で楽しめるかと思います。
ーー 『ライオン・キング』と同じく雄大な自然を描いた『バンビ』も演奏されます。
「メイン・タイトル(愛のうたごえ)」「4月の雨」「春のしらべ」「ルッキング・フォー・ロマンス(あなたに歌を)」「山火事/再会/フィナーレ」と、作品を一本見たような気持ちになれそうです。
新堂由暁さん:
『バンビ』は半世紀以上前の作品なのに全く古さを感じない名作です。
そんな名作のオープニングを飾る「愛のうたごえ」を8人のヴォーカリストで紡いでいくので、逆に新鮮さのある新たな魅力を感じていただけるかと思います。
ーー 今回は「<Bittersweet Selection 〜想い>」というコーナーがありますね。
菅原洋平さん:
「そばにいて」(『魔法にかけられて』より)、「ホエン・シー・ラヴド・ミー」(『トイ・ストーリー2』より)、「ひそかな夢」(実写版『美女と野獣』より)という甘く切ない3曲をお届けするコーナーです。
僕の担当する「ひそかな夢」は実写版『美女と野獣』のオリジナル曲。
野獣の元々もっている冷たい人間性と温かい人間性が開花していって、見た目は野獣のままだけど人間としての変化を表現していると感じています。
ベルが去ってしまったけどいつか戻ってきてほしい、戻ってきてくれたら・・と複雑で繊細な感情を野獣になりきって表現したいと思っています。
ーー ありがとうございます。最後に、Dtimesの読者のみなさんにメッセージをお願いします。
重田 栞さん:
『バンビ』ではクラシックの声楽ならではの美しさを、『ライオン・キング』ではみなさんご存じの曲がたくさん登場し楽しさをお届けします。
会場のみなさんと一緒にコンサートを作っていきたいと思っています。
ディズニー・アニメーション作品の名曲の数々をお贈りするガラコンサート。
『ディズニー・オン・クラシック 夢とまほうの贈りもの 2023』は、2023年5月より全国18公演開催です。
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取材・文:あずさゆみ