日本損害保険協会が自動車盗難防止対策の一環として2000年度から実施している「自動車盗難事故実態調査」
24回目となる今回も、自動車車両本体盗難や車上ねらいの実態調査が行われました。
日本損害保険協会「第24回自動車盗難事故実態調査」結果発表
調査期間:2020年1月1日~12月31日
調査対象:損害保険会社21社(損保協会非会員会社を含む)
対象事案:全国で発生した自動車の車両本体盗難事故および車上ねらい(部品盗難含む)事故で、調査期間内に自動車盗難事故が発生し、保険金の支払いを行った事案
※代車等費用保険金のみ支払った事案なども含まれています
対象事案数:
2022年 車両本体盗難:2,656件、車上ねらい:971件
2021年 車両本体盗難:2,425件、車上ねらい:931件
2020年 車両本体盗難:2,964件、車上ねらい:1,254件
今回実施された「第24回自動車盗難事故実態調査」にて、2022年の車両本体盗難の車名別盗難状況のワースト1は2年連続でランドクルーザーとなりました。
ランドクルーザーが車両本体盗難全体に占める割合は、2021年の13.6%から2022年は16.9%と増加傾向にあります。
プリウスは2020年にワースト1、2021年、2022年にはワースト2となるなど、車両本体盗難の被害が特定の車種に集中する傾向が続いています。
アルファードが車両本体盗難全体に占める割合が増加傾向にあり、今回はワースト3に。
2022年の車両本体盗難ワースト10車種合計1,453台のうち、レクサスブランドの被害は284台と約20%を占めています。
そのうちレクサスLXが156件と件数が最も多くなっています。
また、車両本体盗難1件あたりの平均支払保険金は2021年から2022年にかけてほぼ横ばい傾向となっています。
さらに、2022年の車両本体盗難の発生時間帯は「深夜~朝(22~9時)」が57.1%を占め、最も多くなりました。
「深夜~朝(22~9時)」の割合は2021年と比較すると約2%増加。
窃盗犯は深夜から朝にかけて薄暗い場所で窃盗に及ぶ傾向があると考えられます。
自動車盗難防止対策の一環として2000年度から実施されている、自動車車両本体盗難や車上ねらいの実態調査。
日本損害保険協会が実施した「第24回自動車盗難事故実態調査」の結果発表でした。