新菱冷熱工業、三菱地所設計、芝浦工業大学秋元孝之研究室の3者が設計・施工・検証に携わった「新菱神城ビル」
そんな「新菱神城ビル」が、空気調和に関する世界最大の国際学会である米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)が主催する「2023 ASHRAE Technology Awards」の新築オフィスビル部門にて世界最優秀賞を受賞。
今回は、その世界最優秀賞を受賞した「新菱神城ビル」を紹介していきます☆
新菱神城ビル「2023 ASHRAE Technology Awards」
竣工:2020年7月
所在地:東京都千代田区神田多町2-9-2
構造:地上S造、地下SRC造
延べ床面積:4619.55m2
新菱冷熱工業、三菱地所設計、芝浦工業大学秋元孝之研究室の3者が設計・施工・検証に携わった「新菱神城ビル」
そんな「新菱神城ビル」が、空気調和に関する世界最大の国際学会である米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)が主催する「2023 ASHRAE Technology Awards」の新築オフィスビル部門にて世界最優秀賞を受賞。
2020年6月に竣工した中規模オフィスビル「新菱神城ビル」は、全館で新開発したダクトレス空調を採用し「+1フロア」の増床を実現。
このダクトレス空調は、従来の方式をベースとしつつも省エネルギー性能を大幅に改善した空調システムです。
「新菱神城ビル」ではこのほかにも新開発の設備技術を多数導入し、その多くは新菱冷熱工業、三菱地所設計、芝浦工業大学秋元孝之研究室の共同研究による長年の実証実験などにより、より高水準の技術として確立されたものです。
こうした研究/開発プロセスも、関連学術団体から高い評価を得ています。
「ASHRAE Technology Awards」は地域規模に応じて3段階の審査が行われ、「新菱神城ビル」は2022年7月の日本支部選考にて、最優秀技術賞を受賞。
その後、2022年8月にはRegion X III(アジア)地域選考でも最優秀技術賞を受賞しました。
そして今回、世界15地域から選抜された建築環境技術作品を対象とした最終選考にて「世界最優秀賞」を受賞したことで、本建築における省エネルギー化などの建築環境技術が世界最高水準にあることが示されました。
また「新菱神城ビル」では運用開始後も詳細な性能検証を基に、一層の省エネルギー化を目指すべく表計算ソフト(Excel)と連携した熱源制御の開発に取り組むなど、導入技術の応用開発を継続して実施。
このプロジェクトで実証されたさまざまな技術は、設計・施工に広く展開・応用され、今後も脱炭素社会の実現に向けて発信されていきます。
「新菱神城ビル」が「2023 ASHRAE Technology Awards」の新築オフィスビル部門にて世界最優秀賞を受賞。
新菱冷熱工業、三菱地所設計、芝浦工業大学秋元孝之研究室の3者が設計・施工・検証に携わった「新菱神城ビル」の紹介でした☆