世界中のあらゆる競技のスポーツベッティングを手掛ける「PINNACLE(ピナクル)」のプロモーションを行う「WASABIZ」
そんな「WASABIZ」が、NFL優勝決定戦「スーパーボウル」を控え、アナウンサー・ アメリカンフットボール指導者の有馬隼人さんにインタビューを実施。
今回は、スーパーボウルの見どころについて伺ったインタビューの内容を紹介していきます☆
WASABIZ「アナウンサー・ アメリカンフットボール指導者 有馬隼人インタビュー」
世界中のあらゆる競技のスポーツベッティングを手掛ける「PINNACLE(ピナクル)」のプロモーションを行う「WASABIZ」
そんな「WASABIZ」が、NFL優勝決定戦「スーパーボウル」を控え、アナウンサー・ アメリカンフットボール指導者の有馬隼人さんにインタビューを実施。
スーパーボウルの見どころについてなどを伺ったインタビューの様子を紹介します。
――現在もアメリカンフットボールに関わり続けている有馬さんですが、簡単に有馬さんのフットボール人生について教えて頂けますでしょうか?
高校1年生の時にアメリカンフットボールを始めました。
もう30年も前のこと、1993年でしたね。
当時は大阪に住んでいたのですが、テレビでは関西学生リーグや社会人の試合がいつも放送されていて、スポーツ新聞などにも大きく取り上げられていたので、アメリカンフットボールのことは常に気になっていました。
スタジアムには何万人という多くの観客が入っていたので憧れがありましたね。
大阪を中心に関西の高校にはアメリカンフットボール部が多く存在していて、私が受験する可能性があった高校には、私立公立ともに全てアメリカンフットボール部がありました。
大阪府立箕面(みのお)高校に入学して競技人生がスタートしました。
しかし、私立の強豪高校には歯が立たないチームで、1~2年生の頃は試合に勝った記憶がほとんどありませんでした。
そんな状況を何とか打破したいと思い、「3年生のときには強いチームを作ろう」と同級生たちと綿密な準備を進めていました。
それが功を奏して、奇跡的な勝利を数多く経験し、連勝連勝の日々を過ごし、全国ベスト4まで勝ち進むことができました。
夢のような日々でした。
――漫画のようなお話ですね。
その経験が、今の私をアメリカンフットボールの世界に強く引き込んでいるのです。
関西学院大学でもアメリカンフットボールを続け、4年間で2度の日本一を達成することが出来ました。
子供のころテレビで見ていたような、大きなスタジアムに詰めかけた数万人の観衆からの視線を浴びながらプレーできたことは、掛け替えのない財産になりました。
アメリカンフットボールを始めたころから考えると、想像さえもできないような幸せな瞬間を幾度も享受させてもらえたのは幸せでしたね。
――しかも、有馬さんはQBという試合での注目度が非常に高いポジションですよね。その学生生活の後に、アナウンサーの道に進まれたのでしょうか?
大学を卒業して、アナウンサーとして東京のテレビ局に就職をしました。
アメリカンフットボールの競技者としてはピリオドを打ったつもりでしたが、3年後に選手として復帰し、その後10年間ほどプレーヤーとして日本一を目指し続けました。
現在は日本社会人リーグ(Xリーグ)のチームでコーチをしています。
若い選手たちには達成感のある気持ちいい瞬間を数多く味わってほしいという願いのもと日々を過ごしています。
――社会人になられた後に、退職してまでプレイヤーとして戻られたんですね。アメリカンフットボールという競技の魅力を物語っていると思います。
さて、アメリカンフットボールといえばスーパーボウルだと思いますが、2023年は出場者がイーグルスとチーフスに決まりました。
PINNACLEプレイヤーに見どころを教えて頂けますでしょうか。
ギュラーシーズンで最も成績の良かった2チーム(ともに14勝3敗)が、プレイオフでも負けずにスーパーボウルに進出しましたね。
少しは番狂わせがあるかなと考えていましたが、両チームとも流石の強さでした。
チーフスは最近の4年で3回目のスーパーボウル出場です。
今シーズンは開幕前にWR(ワイドレシーバー)のタイリーク・ヒルというチーム最速の武器を移籍のため失って、攻撃力の低下が懸念されたので、実はチーフスの前評判は下がっていたんですよね。
しかしながら、その懸念は杞憂に過ぎず、これまで以上に周辺のタレントが生かされるという形で、結果としてチームの総合力が上がりました。
主力メンバーが抜けて戦力の変動があってもチームの強さが維持されるということは、フロントを含めた組織の形成が常に安定的に行えている証拠なんでしょうね。
ヘッドコーチのアンディ・リードはNFLでのコーチ歴が30年を超える大ベテランの指揮官でキャリアは充分です。
常に先進的で斬新な攻撃スタイルで高い勝率を維持してきた名将です。
その名将のもとで3年前にスーパーボウル優勝したときのMVPを獲得したエースQB(クォーターバック)パトリック・マホームズがチームに君臨している間は”チーフス王朝”が続くのかもしれません。
マホームズはまだ27歳ですが、経験値も難局の突破力も申し分ないほどに身に着けています。
ただ、プレイオフの初戦(1月22日)で負傷した右足首の痛みを抱えてのプレーが続いていて、どの程度スーパーボウルまでの時間で回復ができるかが大きなキーポイントになりそうです。
イーグルスは5年前のスーパーボウルで初優勝して以来の出場です。
その頃からは体制も変わり、メンバーも大きく入れ替わっているので、全く新しいイーグルスと考えていいでしょうね。
さらに歴史をさかのぼるとイーグルスは18年前のスーパーボウルにも出場しました。
実はその時のヘッドコーチが、今回の対戦相手となるチーフスのヘッドコーチであるアンディ・リードでした。
リードは1999年から12年間の長期に渡ってイーグルスを率いていました。
なので、いまでもフィラデルフィア(イーグルス)の顔だという記憶が強く残っているファンが多いですね。
もうチーフスで11年になるので、さすがに若い人たちにはチーフスの赤色が定着しているでしょうけど、NFLファン歴の長い人にとってはイーグルスの緑色の印象が強かったりします。
イーグルスのときも勝率が高かったからでしょうね。
なので、今回のスーパーボウルは、アンディ・リードの名前を取って「リードボウル」とも呼ばれています。
現在のイーグルスは就任2年目の若い(41歳)ニック・シリアニがヘッドコーチを務めています。
就任前には地区で最下位になるまでに低迷してしまっていたチームを急速に立て直しました。
攻撃の司令塔としては、それまで控え選手となっていたQBジェイレン・ハーツをエースとして起用して盤石のチーム作りを実現してきました。
マホームズよりも更に若い24歳のハーツも、レギュラーシーズン終盤に肩を捻挫するというケガに見舞われましたが、プレイオフ戦線から復帰して100%の状態に戻っているように見えるので心配は無用でしょう。
見どころについてですが、最も単純に捉えるならば、双方の攻撃の中心となるQBでしょうね。
マホームズとハーツ、どちらもパス攻撃がしっかり遂行できて、自らボールを持って走ることにも非常に長けている選手です。
もちろんスーパーボウルでの対戦は最高峰の激しいバトルになりますから、投げて走って大車輪の活躍をすることになると思います。
そんな中で、QBの第一の仕事であるパスが順調に機能して、自ら走るシーンがあまり必要なくなった場合は、すなわちチームが優勢に試合を進められているということになりますから、特に試合の前半あたりでは「QBがどれくらい走らされているか」を見てもらえるといいかもしれないですね。
優勢に立って、試合の後半から終盤にかけて、満を持してQBが走り始めるという展開になっていたら、そのチームが勝つことになるでしょう。
もちろん、序盤から一進一退の展開で、両QBが消耗しつつも走り回るという状況も充分に想定できます。
そう考えると、チーフスのマホームズの足首の回復具合が相当なポイントになると言えますね。
と、2023年のスーパーボウルの見どころや注目選手について熱く語っていただきました。
WASABIZが公開した「アナウンサー・ アメリカンフットボール指導者 有馬隼人インタビュー」の紹介でした☆