アメリカ・ロサンゼルス在住のピアニスト小澤ともこさんが、Infrequent Seamsレーベルからセカンドアルバム『Cricket Wind』をリリース!
ジャズ、即興、インタラクティブ・プログラミングが統合された、ジャンルを越えた対話型作曲・音楽が収録されたアルバムを紹介していきます☆
Infrequent Seams『Cricket Wind』
発売日:2023年11月11日(土)
アメリカ・ロサンゼルス在住のピアニスト小澤ともこさんが、Infrequent Seamsレーベルからセカンドアルバム『Cricket Wind』をリリース!
小澤ともこさんは、NY、LA、東京での演奏活動、ヨーロッパのNew Music for Strings Festivalで自身の弦楽器曲を披露するなど、ジャズ、近代音楽、ダンス、最新テクノロジーを駆使した曲などジャンルを越えた分野で精力的に活動しているピアニストです。
2015年には、ファーストアルバム『Gentian』をリリースし、全米、ヨーロッパから大注目を浴びました。
今回紹介する『Cricket Wind』は、ファーストアルバムのリリースから8年ぶりとなるセカンドアルバムです。
『Cricket Wind』に収録された音楽は、小澤がカリフォルニア大学アーバイン校で博士号課程における最後の課題として、研究論文とコンサートという形で製作したもの。
このコンサートは、2021年5月と7月の2回、xMPLという最新型テクノロジーを使ったパフォーマンスを多く開催する会場からライブ配信しました。
『Cricket Wind』は、そのライブレコーディングを収録した作品です。
『Cricket Wind』に収録された曲の最大の特徴は、現代音楽、ジャズ、即興、インタラクティブ・プログラミングが統合された、ジャンルを越えた対話型音楽であるという事。
『Cricket Wind』『Phasing』『Streams of Talk』の3曲は、ソロでありながら対話型プログラミングを使っているため、もう一人の自分との対話、想像上の複数の声との対話、自分と風、虫、鳥、木など自然界との対話を表現しています。
『Cricket Wind』は、世界的バイオリニスト・作曲家・インタラクティブ音楽の先駆者である木村まりさんが開発したモーションセンサーMUGICを使用。
『Streams of Talk』と『Phasing』は、ヤマハ「ディスクラビア」のMIDI機能を使ってプログラムされています。
このソロプロジェクトは、2021/2022年Ran Blake財団Earobic賞第1位を受賞しました。
また『Group Talk』No.1~3の3曲は、クラシックのバイオリニストBlake Harrison-Lane、近代クラシックがメインのBella Pepke、ジャズ・ヒップホップ・即興音楽全般が専門のJoVia Armstrong、そしてクラシックとジャズ両方の影響を受けてきた小澤ともこさんのカルテットになっています。
ジャズ、即興、インタラクティブ・プログラミングが統合された、ジャンルを越えた対話型作曲・音楽が収録されたアルバム。
2023年11月11日(土)にリリース予定の、Infrequent Seams『Cricket Wind』の紹介でした☆