芝浦工業大学システム理工学部生命科学科・矢嶋 伊知朗教授らの研究チームは、活性型ビタミンD3がヒ素を介した発がんのリスクを抑制することを発見しました。
ヒ素汚染地域であらかじめビタミンD3を摂取しておけば、5年後、10年後のがん発症リスクを低減し、長期にわたって健康を維持できる可能性があります。
芝浦工業大学
芝浦工業大学システム理工学部生命科学科・矢嶋 伊知朗教授らの研究チームは、カルシトリオール(活性型ビタミンD3)が、ケラチノサイトと呼ばれる特定の種類の皮膚細胞に、ヒ素を介した発がんを抑制することを明らかにしました。
世界では1億4千万人以上の人々が飲料水を通してヒ素にさらされており、慢性的なヒ素の曝露は、皮膚がんを含む様々ながんを引き起こすことも。
ヒ素汚染地域であらかじめビタミンD3を摂取しておけば、5年後、10年後のがん発症リスクを低減し、長期にわたって健康を維持できる可能性があります。
今後は研究成果を活用し、がんを含むヒ素を介した疾患の予防や治療に貢献される予定です。
芝浦工業大学システム理工学部生命科学科・矢嶋 伊知朗教授らの研究チームにて発表された、活性型ビタミンD3に関する調査結果の紹介でした。