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太田夢莉さんが関西弁で挑む!大阪松竹座『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』

投稿日:2022年11月29日 更新日:

カンテレドラマと松竹新喜劇で新たに生まれる舞台『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』が大阪松竹座で開幕。

今回、舞台に出演される元NMB48の太田夢莉さん、大阪松竹座の藤田孝支配人に“ひとと街”をテーマにインタビューが実施されました☆

 

大阪松竹座『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』インタビュー

 

 

公演期間:2022年11月28日(月)~12月12日(月)

公演場所:大阪松竹座

 

2019年、2021年と2回に渡り大阪松竹座で上演した舞台『大阪環状線』

もとは関西テレビで制作された一話完結のオムニバスドラマで、2016年から4シーズンに渡って10話ずつ放送されました。

大阪環状線の各駅を舞台にして、実際にその街でロケを行い、親子、友情、恋愛などそこで生きる人々の人間ドラマが詰まった作品です。

そんな大阪環状線のひと駅ごとの物語を舞台化した作品の第3弾『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』の公演が大阪松竹座にて決定!

今回、舞台に出演される元NMB48の太田夢莉さん、大阪松竹座の藤田孝支配人、演出の木村弥寿彦さんに“ひとと街”をテーマにインタビューが行われました☆

 

太田夢莉さん

 

太田夢莉 2

 

2012年から19年までアイドルグループNMB48に所属していた、奈良県出身の太田夢莉さん。

ボーイッシュな雰囲気が女子からも人気で、大阪・難波を拠点にしっかりアイドルをしていました。

太田夢莉さんは今回のインタビューで

ランドセルを背負ってた小学6年生の時から、1人で電車に乗って大阪に通っていました。

家にいるより、難波にいた時間の方がめちゃめちゃ長かった(笑)

とコメント。

 

太田夢莉さんはグループで活動中、カンテレの番組『NMBとまなぶくん』にレギュラー出演していましたが、メンバー全員でのバス移動だったためカンテレの外に出たことはほとんどありませんでした。

唯一、中学生の頃に大阪出身のメンバーに誘われてプライベートで天神祭に行ったことがあるそう。

『おお~』って感じで、覚えているのは人が多かったこと(笑)

成長するにつれ「舞台の空き時間には心斎橋まで歩いて、メンバーでタピオカ買ったり、たこ焼き買ったりして過ごしていました

 

そんな中で道頓堀の大阪松竹座の前もよく通っていたと話す太田夢莉さん。

貼ってある公演のポスターの前にファンの方がいらっしゃるのは、すごく見慣れた光景でした。

その大きな劇場に今、自分が立たせていただけるなんて感慨深い。

すごく不思議な感じがします

とコメント。

 

今回、グループを卒業して初めての大阪で、大阪松竹座の舞台『大阪環状線 天満駅編』に出演されます。

大阪松竹座とのご縁は、お母さんに「ミュージカルを観に行ったところだよ」と言われて「あ~、懐かしい!あれ、松竹座だったんだ」と思い出したそう。

芸能活動前の小学生時代に1度だけ。

『美女はつらいの』というKARAのギュリさんが出ていらした舞台で、かっこいいな、おっきいところだったなっていうことをすごく覚えています

と語って下さいました。

 

「道頓堀に100年。期待に応えていきたい」大阪松竹座・藤田孝支配人さん

 

 

街とにぎわいというのは、いつもつながっているんだと思います

と語ってくださったのは、大阪松竹座の藤田孝支配人。

この言葉は2002年、松竹とカンテレがタッグを組み、扇町公園で大阪初の上演を実現させた『平成中村座』のことです。

十八世中村勘三郎さんをはじめとする出演俳優のみなさんが、日本一長い天神橋筋商店街の6丁目から大阪天満宮までを人力車に乗ってお練りしたんです。

商店街のみなさんの温かい声援が本当にありがたい行事でした

とコメントくださいました。

そんなご縁のあるカンテレに、今度は大阪松竹座から「何か新しいシリーズを」とドラマ『大阪環状線』とコラボ。

19年、21年と大阪松竹座で舞台シリーズ化されました。

ドラマのコンセプトを引き継ぎ、第3弾は天満駅界わいを舞台にした家族の愛の物語。

しかし今回はこれまでの2作とテイストが違います。

松竹新喜劇の名作『大人の童話』を第1幕に、第2幕はその14年後の設定で描いたオリジナル作品です。

すばらしい演目を数多く持つ松竹新喜劇の“上方”ならではのお芝居に、新しい息吹を吹き込んで次の時代につないでいく。

大阪の芝居の街・道頓堀にある、歴史ある劇場として大事な企画だと楽しみにしています

 

また、今回の公演は、18歳以下の人は無料で観劇できる文化庁子供文化芸術活動支援事業の対象公演。

席も原則、1階席で準備されます。

お母さんに連れられ、初めて劇場を訪れた太田夢莉さんのように「これからの世代の子供たちと親御さんに大阪発の舞台の魅力を、まずは無料で見ていただけるチャンスを」との思いが込められています。

藤田支配人の言葉に力がこもるのは当然です。

大阪松竹座は2023年、創立100年を迎えます。

この街に大阪松竹座が100年、劇場として存在し続けたことは、演者や企画の力もありますが、やはりお客様、そして地域の皆さまに支えられてきたからこそだと感じています

と熱弁。

 

 

1923年(大正12年)、江戸時代初期から芝居の街として隆盛を極めた道頓堀に誕生した大阪松竹座。

関西初の本格的洋式劇場であるとともに、日本初の鉄筋コンクリート造りの映画館として誕生した大阪松竹座は、映画上映と実演舞台を並演する当時最先端の興行スタイルで華々しく開場し、大評判を得ました。

イタリア・ミラノのスカラ座をモデルにした石造りの玄関が、現在も100年前の面影を残しています。

400年前から、この道頓堀で大阪発の幅広い芸能・文化が多く生まれて来ました。

それをすべて受け止めて頑張っていくという責務は大きいですが、大阪の文化として発展させ続けなければと。

来年は今までの感謝を込めて、いままでの演目はもとより100年の歴史を匂わせる映画や音楽など、幅広いジャンルの公演が計画されています。

大阪松竹座は、地域の歴史と伝統をしっかり意識し、地域と共ににぎわいを生む劇場でありたいと考えているので、あらゆるコンテンツを発信する文化の拠点として期待に応えていきたい。

来年は次を描くステップになるような年にしたいですね

とコメントを下さいました。

 

大阪環状線のひと駅ごとの物語を舞台化した第3弾作品。

『大阪環状線 天満駅編 うちの家族は日本一やねん!』は、2022年11月28日に大阪松竹座で開幕です☆

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