特殊能力を獲得した4人のヒーローチームが活躍する姿を豪華キャストで描いた『ファンタスティック・フォー』
マーベルの『アベンジャーズ』や『X-MEN』シリーズの原型ともいえるSFアクション映画を紹介します。
映画『ファンタスティック・フォー』作品紹介
制作:2015年/アメリカ
上映時間:100分
タイトル:ファンタスティック・フォー(原題:Fantastic Four)
4人のヒーローの活躍を描くSFアクション作品『ファンタスティック・フォー』
マーベル・シネマティック・ユニバースへの参入も発表されたスーパーパーワーを持つヒーロー4人の超人チームのストーリーです。
ヒーローチームの誕生を描くスペクタクル・アクション映画を紹介します。
ストーリー/あらすじ
科学が大好きで転送システムを作り上げるのに夢中になっている小学生リード・リチャーズと友人のベン・グリム。
二人は実験を重ね、歳を重ねるごとに転送システムの精度を上げ、異空間にものを送ることさえできるようになり、フランクリン・ストーム博士やバクスター財団からの支援も受けられるようになりました。
リードとベンはストーム博士の娘スーザン、養子のジョニー、ビクター・フォン・ドゥーム博士と共に研究を進めます。
ついには生体の転送にも成功し、自信を深める研究メンバーたち。
ところが、リードたちが実験でサルを送ることに成功した先の惑星ゼロを探索するNASAの計画から自分達が除外されていたことを聞かされます。
なんとしても探索計画の適任を証明したい彼らはなんと自分たちをシステムにのせて惑星ゼロへ転送。
転送は無事成功しましたが、惑星ゼロは見渡す限り切り立った岩が聳える荒れた場所で、岩盤の合間には緑色の溶岩のようなものが流れ、地球とは何もかもが違っていました。
思わずその緑の液状物質に触れたところ、穏やかだった液面はみるみる荒れ始め、噴火しだしたのです。
身の危険を感じ、転送システムに駆け戻ったリードたち。
ところが、ビクターだけが生命を持つかのようにうごめく緑色の液体にとらえられ、惑星ゼロに取り残されてしまいます。
リードらが地球に帰還すると、ビクターを残したまま転送システムが爆発。
その爆発を全身に受けた、リード、ベン、スーザン、ジョニーの4人は生きてはいたものの、身体に異常があることに気がつきます。
リードは全身がゴムのように伸び縮みするようになり、ベンは身体そのものが岩のように変わり、スーザンは透明になれるようになって、ジョニーは身体を炎に変化させられるように。
あまりに特異な変化が起こったため、4人は政府の監視下に置かれるようになり、自由を奪われたことに抵抗したリードが能力を使って逃亡してしまいます。
南アフリカへと逃がれて残った3人をどう救出しようかを画策していたリードでしたが、米軍に捕まってしまい、施設へと舞い戻ってみると3人は特殊能力に磨きをかけ、自由に使いこなせるようになっていました。
一方政府は依然として惑星ゼロ探索を進めていて、転送システムを再開発して再び人間を送り込もうとしています。
ようやく転送に成功し、探査員が惑星ゼロの地に降り立つと、そこには姿を変えたビクターが。
探査員たちがビクターを地球へと連れ帰りますが、ビクターは姿形だけでなく中身も変わり果てていたのです。
惑星ゼロに取り込まれ、その一部のように変化していたビクターは次々と研究所の職員を虐殺し始め、研究所を破壊し、ストーム博士をも手にかけて惑星ゼロへと逃亡。
彼は地球を惑星ゼロと同様に変化させて取り込もうとしていたのです。
ビクターの暴走を阻止するため、4人は惑星ゼロへと移動し、戦いを挑みます。
熾烈な戦闘の中、ビクターは自身が地球を飲み込むために発生させていたブラックホールに取り込まれて消滅。
無事に地球を守ることに成功した4人は地球に戻り、ファンタスティック・フォーというチームの結成を決めるのでした。
キャスト&スタッフ
キャスト:
リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック:マイルズ・テラー
スー・ストーム/インビジブルウーマン:ケイト・マーラ
ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ:マイケル・B・ジョーダン
ベン・グリム/ザ・シング:ジェイミー・ベル
ビクター・フォン・ドゥーム/Mr.ドゥーム:トビー・ケベル
ストーム博士:レグ・E・キャシー
ハーヴェイ:ティム・ブレイク・ネルソン
スタッフ:
監督:ジョシュ・トランク
製作:サイモン・キンバーグ、マシュー・ボーン、ハッチ・パーカー、ロバート・クルツァー、グレゴリー・グッドマン
製作総指揮:スタン・リー
原作:スタン・リー、ジャック・カービー
脚本:ジェレミー・スレーター、サイモン・キンバーグ、ジョシュ・トランク
撮影:マシュー・ジェンセン
美術:クリス・シーガーズ
衣装:ジョージ・L・リトル
編集:エリオット・グリーンバーグ、スティーブン・リフキン
音楽:マルコ・ベルトラミ フィリップ・グラス
音楽監修:アンドレア・フォン・フォースター
VFXスーパーバイザー:ジェームズ・E・プライス
本作公開までにヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバらをメインキャストに『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』、『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』と2本の映画がリリースされているファンタスティック・フォー。
この大人気ヒーローを題材に新星ジョシュ・トランク監督が制作した本作は映像の迫力がより一層増しています。
『ファンタスティック・フォー』に登場するキャラクター
『ファンタスティック・フォー』にはマーベルのスーパーヒーローの原型とも言える特殊能力を持つ「普通」のヒーローたちが登場!
驚きのスーパーパワーを得て、能力に戸惑いつつスーパーヒーローチームを結成する4人の若者を紹介します。
リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック(マイルズ・テラー)
天才的な頭脳と才能を持っていて、幼い頃から画期的な発明を成功させてきたリード。
転送システムの爆発で、ゴムのように伸び縮みする強靭な身体へと変化します。
スー・ストーム/インビジブルウーマン(ケイト・マーラ)
恥ずかしがり屋の科学者のスー。
スーが獲得したスーパーパワーはその性格を反映したのか、身体を透明化させるという能力です。
ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(マイケル・B・ジョーダン)
熱くなると周りが見えなくなってしまう一面があるジョニー。
身体を炎に変えて、空を飛ぶこともできるようになります。
ベン・グリム/ザ・シング(ジェイミー・ベル)
我慢強く弱音をはかず、孤独を好むベン。
どんな物でも持ち上げてしまえる腕力を得るとともに身体自体も岩石のように変わってしまいます。
スーパーパワーを突然身につけてしまった4人の若者たちのSFアクション大作『ファンタスティック・フォー』
『アベンジャーズ』シリーズはじめ、マーベルファンには必見の一作を紹介しました。
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