小さくなればなるほど強くなる異色のヒーロー・シリーズ第2弾『アントマン&ワスプ』
バディとなって戦うアントマンとワスプの奇想天外アクションが楽しめるマーベル映画を紹介します。
マーベル映画『アントマン&ワスプ』作品紹介
制作:2018年/アメリカ
上映時間:118分
タイトル:アントマン&ワスプ(原題:Ant-Man and the Wasp)
マーベル・スタジオが贈る1.5cmの規格外ヒーロによるバディ・アクション『アントマン&ワスプ』
マーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ2を締めくくる人気作品です。
マーベル映画『アントマン&ワスプ』ストーリー/あらすじ
崖っぷち男だったところから、ハンク・ピム博士の依頼でアントマンとして活動するようになったスコット・ラング。
ファルコンからスカウトされたスコットは、対立が起きて内部分裂を起こしていたアベンジャーズ(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』)のキャプテン・アメリカ側に加勢していました。
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そのためソコヴィア協定違反で逮捕され、司法取引の末にFBIの監視下での2年もの軟禁生活を強いられることになり、晴れて解放される日を待ち侘びているのでした。
あと少しで解放されるというある夜、変な夢を見るスコット。
それは量子世界での出来事と思われるもので、2年もの間連絡を取っていなかったハンク・ピム博士に報告します。
連絡を受けた博士は2代目ワスプとなっていた娘のホープ・ヴァン・ダインとともにスコット宅を訪れて、スコットを確保。
研究室へと連れ去られてしまったスコットはあと2日で終了を迎える軟禁生活を無事に終えさせてほしいと訴えますが、博士とホープは聞き入れません。
2年前、アベンジャーズの内乱で勝手にスーツを持ち出したスコットに怒っていたのです。
博士はスコットが見た夢は、妻のジャネットからのメッセージで、スコットがダレンとの戦い(『アントマン』)で量子世界に飛び込んだことがあるためにそのメッセージを受け取ることができたと考えていました。
ジャネットの救出のためには量子トンネルが必要。
そのため、博士とホープは怒りを抱きながらも再びスコットを作戦に引き入れることにし、スコットとホープがスーツを着てタッグを組むことになります。
さっそく量子トンネルの部品を手に入れるために闇マーケットを牛耳るソニー・バーチと接触しますが戦闘となり、ワスプとなったホープが応戦。
バーチ一味を倒すことに成功します。
安堵するも一転して次は物体をすり抜ける能力を持った謎の人物ゴーストが現れ、部品と縮小サイズになっていた移動式研究室を全て奪って姿を消すという大事件が発生。
緊急事態に博士はS.H.I.E.L.D.に所属していた時に一緒に研究をしていたかつての仲間ビル・フォスターを訪ねます。
ビルの助言を受けて研究室のありかを感知した博士とスコットとホープは奪還に向かおうとしますが、何者かの通報で居場所を知ったFBIに行く手を阻まれて逃走。
研究室を取り戻すためにスコットが過去のアントマンスーツを使うアイディアを提案し、学校にいたスコットの娘キャシーが持っていた古いアントマンスーツを取り戻します。
スーツを使ってゴーストのもとへとたどり着いた一行。
ゴーストの正体はエイヴァ・スターという女性で、なぜかビルも一緒にその場所にいたのでした。
スコットたちは隙をついて接近に成功するも、間一髪でゴーストに侵入を気づかれて捕らえられてしまいます。
エイヴァはS.H.I.E.LD.で博士とビルと一緒に働いていた科学者の娘。
父親の研究でつくられた量子トンネルの暴走で父と母を失い、自身はゴーストのように物質をすり抜けてしまう体質となってしまったのです。
彼女を引き取って育てていたのがビルで、エイヴァの身体を治すために博士が開発していた量子トンネルを利用しようと、研究室と部品を奪ったことが明かされます。
事情を知るも、ジャネットの救出が不可能になってしまうことを恐れて協力を拒む博士。
隙をついて脱出し、スコットたちは研究室奪還に成功します。
早速、ジャネットを量子世界から救い出すために量子トンネルを起動させていると、ジャネットからの交信が始まってスコットの口調が変わり、彼女の居場所が判明。
チャンスは一度きりで、たった2時間の間にジャネットを連れ帰らなければなりません。
その土壇場にきて、スコットたちにエネルギーの安定装置を破壊されたエイヴァと、ホープに痛めつけられたバーチの一味が研究室を目指して向かっていました。
博士が特殊スーツを着て量子トンネルを抜けジャネット救出に向かい、スコットはFBIのチェックをパスするために自宅へ。
その間にエイヴァが縮小したビルごと量子トンネルを盗み出します。
量子の世界では博士が無事にジャネットを見つけ、二人は生還。
ジャネットがエイヴァに自身の量子エネルギーを移すことでエイヴァの不安定な量子エネルギーが安定し、エイヴァは生命の危機を一時的に脱することができます。
一方バーチは一網打尽にされ、スコットは無事に軟禁期間の終了を迎えることができました。
エイヴァの身体を完全に治すために量子ヒーリング粒子を採取する計画に臨むスコットたち。
ところがスコットが量子世界にいる間にハンク、ジャネット、ホープが突然チリと化してしまうのでした。
マーベル映画『アントマン&ワスプ』キャスト&スタッフ
キャスト:
スコット・ラング/アントマン:ポール・ラッド/木内秀信
ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ:エヴァンジェリン・リリー/内田有紀
ハンク・ピム:マイケル・ダグラス/御友公喜
ルイス:マイケル・ぺーニャ/小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
エイヴァ/ゴースト:ハンナ・ジョン・カメン
ビル・フォスター:ローレンス・フィッシュバーン
ジャネット・ヴァン・ダイン:ミシェル・ファイファー
ジミー・ウー:ランドール・パーク/宮川大輔
スタッフ:
監督:ペイトン・リード
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、ポール・ラッド、アンドリュー・バレル、ガブリエル・フェラーリ
製作:ケヴィン・ファイギ(p.g.a.)、スティーヴン・ブルサール
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、チャールズ・ニューワース、スタン・リー
共同製作:ミッチ・ベル
撮影:ダンテ・スピノッティ(ASC)
プロダクション・デザイン:シェパード・フランケル
編集:ダン・レーベンタール(ACE)、クレイグ・ウッド(ACE)
衣裳デザイナー:ルイーズ・フログリー
視覚効果監修:ステファン・セレッティ
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク
音楽:クリストフ・ベック
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
キャスティング:サラ・ハリー・フィン(C.S.A.)
『アントマン』と同じくペイトン・リードが監督にあたり、スコットとホープ役をそれぞれポール・ラッド、エバンジェリン・リリーが続投。
本作からホープの母親のジャネット役でミシェル・ファイファーが参加しています。
マーベル映画『アントマン&ワスプ』に登場するキャラクター
新たな能力を持ったキャラクターも登場する本作。
簡単に敵味方に分けられない複雑な人間模様が楽しめるのが魅力でもある『アントマン&ワスプ』の登場人物を紹介します。
スコット・ラング/アントマン(ポール・ラッド)
アントマンになって崖っぷち生活は脱したけれど、アベンジャーズ分裂で協定違反をして自宅軟禁中です。
今回はワスプとタッグを組んで研究所を守るために奔走!
ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ(エヴァンジェリン・リリー)
博士の娘で、母親のジャネットのワスプスーツを受け継いで2代目ワスプとなったホープ。
賢くて身体能力にも優れた彼女は本作でも華麗な戦闘シーンを見せてくれます。
ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)
初代アントマンでもあるハンク・ピム博士。
自身の実験の結果妻のジャネットが量子世界から戻れなくなってしまい、それ以来彼女を連れ戻すためのテクノロジー開発に勤しんでいます。
エイヴァ/ゴースト(ハンナ・ジョン・カメン)
博士の研究所と量子トンネルを盗もうと現れた女性エイヴァ。
身体を自由自在に消すことができて、物質をすり抜ける能力を持っていますが、安定化しない能力の危機に晒されています。
ビル・フォスター(ローレンス・フィッシュバーン)
博士のかつての同僚で、両親を実験で失ったエイヴァの育ての親であるビル。
博士とはパートナーのような存在でしたが、共同実験で意見が別れて以来、仲違い状態になっていました。
ジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)
博士の妻でホープの母親であるジャネットは初代ワスプとして量子の世界に迷い込んだままになっています。
勇敢で頭脳明晰な科学者です。
小さくなるほど強くなるこれまでにないヒーローのバディ・アクション『アントマン&ワスプ』
ちょっと危ういチームワークが笑いを誘うマーベルのユーモラスなヒーロー映画を紹介しました。
『アントマン&ワスプ』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
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