『アベンジャーズ』のマーベル・スタジオが贈る、身長1.5cmのヒーローアクション『アントマン』
アリを従えてのバトルなど、ユニークな戦い方で世界を魅了するこれまでにないヒーロームービーです。
マーベル映画『アントマン』作品紹介
2015年製作/117分/G
原題:Ant-Man
映画史上最も小さいスーパーヒーローの誕生を描くマーベル映画『アントマン』
『アベンジャーズ』シリーズなどマーベル・シネマティック・ユニバースでも大きな役割を果たすミクロなヒーローのアクション・エンターテイメントを紹介します。
『アントマン』ストーリー/あらすじ
やる気も能力もあるのに空回りばかりの男スコット・ラング。
窃盗罪で逮捕され、刑務所に入っていたスコットは刑期を終えて出所しましたが、仕事もクビになり、大ピンチ。
養育費が払えずに娘との面会もできないスコットは居場所がありません。
そんな時にかつての泥棒仲間に誘われたスコットは養育費にあてる金欲しさにまたしても悪事に手を染めてしまいます。
強盗に入ったとある富豪の家。
そこにあった金庫をこじ開けることに成功するも、そこに金目のものはなく、変なスーツだけが置いてあります。
がっかりしながらもそのスーツを持ち去るスコット。
家に帰ってスーツを着てみると、なんと身体がみるみる縮み、アリほどのサイズに!
スコットが強盗に入った豪邸は天才科学者ハンク・ピム博士の屋敷で、スコットが見つけたスーツは博士が開発したピム粒子を使って物質を自在に拡大、縮小することができるスーパースーツだったのです。
博士はある目的のためにそのスーツを着て活動する「アントマン」の適任者を探していました。
博士はスコットに目をつけて、アントマンにならないかと提案します。
アントマンとしての任務は造反した博士の弟子ダレン・クロスがCEOを務めるピムテック社に潜入し、ダレンが博士から盗んだ技術で作られたイエロージャケットを奪い出すこと。
ダレンはイエロージャケットを軍事的に悪用しようとしているというのです。
博士の娘ホープ・ヴァン・ダインはスコットに任せることを不安視し、自分が任務にあたることを主張していましたが、博士はそれを拒否し続けていました。
それは、博士の妻がとある任務で縮小し、そのまま消滅してしまった過去が理由。
縮小サイズのヒーローになることは大きな危険と隣り合わせなのです。
博士とホープからトレーニングを受けたスコットはめきめきと力をつけていき、アリとも意思疎通が取れるようになります。
訓練の仕上げに、ある施設に侵入するというミッションにあたったスコット。
ところが、実はその施設はアベンジャーズが基地として使っていた場所で、アントマンに変身したスコットは羽蟻に乗ってたどり着いた屋上でファルコンと遭遇してしまいます。
ファルコンと戦闘になってしまうもミッションをクリアしたアントマンは博士に認められ、ついにピムテック社への侵入を実行することに。
侵入計画が行われている最中、ダレンはイエロージャケットを秘密結社ヒドラに売却しようとしていて、商談が成立してしまえば、ピム粒子科学が悪事に使われてしまうことは明白でした。
羽蟻でピムテック社に侵入したアントマンはイエロージャケットを探しますが、スーツはすでに場所を移されていて見つからず、さらにダレンに発見され閉じ込められてしまいます。
ダレンがアントマンのスーツをも奪おうと狙っていたのです。
なんとか脱出に成功したその時、博士が銃撃で負傷、ホープとともになんとかピムテック社から退散します。
一方アントマンはスーツを着て逃げようとするダレンをミクロの世界で追い、相棒のような存在になっていた羽蟻を銃撃されるも、消去を依頼されていた研究データごとピムテック社を爆破。
研究を吹っ飛ばされ、怒りがおさまらないダレンはスコットの娘キャシーを急襲し、苦戦を強いられたアントマンはキャシーを守るため奇策に打って出ます。
その奇策とは粒子レベルからさらに原子レベルに縮小し、イエロージャケットの内部に侵入し内側から破壊するというもの。
しかし、その縮小からもとの世界に戻ってくることができないことは博士の妻の実験からわかっています。
娘との永遠の別れを覚悟したアントマンは原子レベルへの縮小の末、イエロージャケットを倒すことに成功。
量子の世界の中でもとに戻ることができずにいたアントマンでしたが、咄嗟の機転で巨大化装置を作動させ、もとの大きさに戻りキャシーとの再会を果たします。
娘とも再び面会を許され、崖っぷちから平和な生活に戻ることができたスコット。
そこにアベンジャーズが彼を探していると連絡が入るのでした。
『アントマン』キャスト&スタッフ
キャスト:
スコット・ラング/アントマン:ポール・ラッド/木内秀信
ホープ・ヴァン・ダイン:エヴァンジェリン・リリー/内田有紀
ダレン・クロス:コリー・ストール/大川透
ルイス:マイケル・ペーニャ/小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
ハンク・ピム:マイケル・ダグラス/御友公喜
デイヴ:ティップ・“T.I”・ハリス/伊藤健太郎
ゲイル:ウッド・ハリス/山岸治雄
マギー:ジュディ・グリー/山崎美貴
カート:デイヴィッド・ダストマルチャン/松本忍
サム・ウィルソン/ファルコン:アンソニー・マッキー/溝端淳平
キャシー:アビー・ライダー・フォートソン/太田梨香子
ハワード・スターク:ジョン・スラッテリー/仲野裕
ミッチェル・カーソン:マーティン・ドノヴァン/沢木郁也
デイル:グレッグ・ターキントン/小形満
スタッフ:
監督:ペイトン・リード
脚本:エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ、アダム・マッケイ、ポール・ラッド
ストーリー:エドガー・ライト、ジョー・コーニッシュ
製作:ケヴィン・ファイギ(p.g.a.)
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ヴィクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、スタン・リー、エドガー・ライト
共同製作:ブラッド・ヴィンダーバウム、デイヴィッド・J.グラント
撮影監督:ラッセル・カーペンター(ASC)
プロダクション・デザイン:シェパード・フランケル
編集:ダン・レーベンタール(ACE)、コルビー・パーカー Jr.(ACE)
衣裳デザイナー:サミー・シェルドン・ディファー
視覚効果監修:ジェイク・モリソン
ビジュアル開発主任:チャーリー・ウェン、ライアン・メイナーディング
音楽:クリストファー・ベック
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
キャスティング:サラ・ハリー・フィン(C.S.A.)
エドガー・ライトが脚本を務め、『イエスマン “YES”は人生のパスワード』のペイトン・リードがメガホンをとる本作。
主人公の崖っぷちヒーロー、スコット・ラング役を『ウォールフラワー』のポール・ラッドが演じ、ハンク・ピム博士を演じたマイケル・ダグラスと豪華な競演を見せています。
『アントマン』に登場するキャラクター
人間味あふれる規格外のヒーローとして人気を集めたアントマン。
彼をはじめ本作に登場する奇想天外なキャラクターを紹介していきます。
スコット・ラング/アントマン(ポール・ラッド)
やることなすことが裏目に出てしまい、仕事も家庭も失って崖っぷちの男スコット・ラング。
そんな彼が娘にもう一度会うために史上最小のヒーロー、アントマンになって活躍します。
ホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン・リリー)
ハンク・ピム博士の娘で、有能かつ高い知性を誇る女性です。
身体能力にも優れて、自分がスーツを着用してミッションにあたることを望んでいますが、博士がそれを許しません。
トレーナーとしてスコットを訓練します。
ダレン・クロス/イエロー・ジャケット(コリー・ストール)
ハンク・ピム博士の弟子として活躍していた科学者でしたが、博士を裏切り研究を悪用しようとしています。
ピムテック社から博士を追い出し、自身がCEOとして君臨。
ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)
謎の多い天才科学者ハンク・ピム博士。
40年前に身体を縮めることができるピム粒子を発見して、初代アントマンとなった過去を持っています。
悪用されることを危険視して研究データを隠し続けてきました。
身長1.5㎝の小さなヒーローが大活躍するマーベル映画『アントマン』
マーベル・シネマティック・ユニバースの大きな鍵を握ることになるミクロなヒーローの活躍から目が離せません。
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