マーベル・シネマティック・ユニバース、通称MCUの女性ヒーローを初めて単独で描く『キャプテン・マーベル』
アベンジャーズ結成以前の1990年代を舞台に、記憶を失った女性ヒーローの戦いが繰り広げられます。
不屈の精神を持つ女性ヒーローの姿に勇気をもらえる、マーベルのアクション・エンターテイメント作品を徹底紹介していきます。
マーベル映画『キャプテン・マーベル』作品紹介
タイトル:キャプテン・マーベル(原題:Captain Marvel)
製作:2019年/アメリカ
上映時間:124分
アベンジャーズ結成以前に誕生した初の単独女性ヒーローが描かれる『キャプテン・マーベル』
過去の記憶を失い、その代償としてヒーローパワーを得た女性戦士をオスカー女優ブリー・ラーソンが演じています。
決して抑圧に屈しない強い女性ヒーローを誕生させたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のスリリングなアクション大作を紹介します。
ストーリー/あらすじ
1995年、ロサンゼルスのとあるビデオショップに空からひとりの女性が落下してきます。
S.H.I.E.L.D.の捜査官ニック・フューリーも調査に乗り出しますが、その正体はまったく不明。
仲間からヴァースと呼ばれるその女性は、過去の記憶を断片的にしか持たず、「ウェンディ・ローソン」という名前や「ペガサス」という言葉などを途切れ途切れに思い出すことしかできずにいました。
ヴァースは、銀河に存在する惑星クリーの精鋭部隊スターフォースに所属し、長官ヨン・ロッグの指導のもと鍛錬を続けていた戦士だったのですが、ある任務の最中にスクラル人に捕らえられ、身に覚えのない記憶を呼び覚まされていたのです。
応戦して拘束を逃れたヴァースは、スクラル人を追って地球へと不時着し、彼女の記憶に鍵があると考えたニックとともにウェンディ・ローソンについて調査を始めることに。
その調査の結果、ローソン博士は、地球で活動してはいたもののマー・ベルという名のクリー人であったことが判明し、ヴァース自身もその昔、キャロル・ダンヴァースとして彼女と一緒に任務についていたことが分かります。
続いて元同僚のマリア・ランボーに話しを聞きにやってきたヴァースとニックをクリー人が来訪。
ヴァースは訪れたクリー人タロスから聴かされた音声によって、ヴァースとローソン博士を狙撃した人物がヨン・ロッグであったことを思い出します。
ヴァースはローソン博士とともにペガサス計画と呼ばれる高速エンジンの開発に携わっており、彼女の研究室に向かって飛行していた最中に謎の襲撃に遭遇。
高速エンジンをヨン・ロッグらに奪われることを防ぐためにヴァースがエネルギーコアを射撃し、その際に放出されたエネルギーを浴びたことでスーパーパワーを持つようになったのでした。
本当の敵がヨン・ロッグら、クリー人であったことをさとったヴァースは、さらにタロスからスクラル人が迫害にあっていたこと、ウェンディ・ローソンことマー・ベルがスクラル人を助けようとしていたため、クリー人から裏切り者扱いされていたことを知らされます。
ヴァースとフューリーは、行き場を失ったスクラル人たちを助けるために彼らが暮らすマー・ベルの戦艦へと急行。
そこをスターフォースが急襲し戦闘となり、窮地に陥ったヴァースはキャプテン・マーベルとしての覚醒を果たします。
さらなる力に目覚めたヴァースは、ヨン・ロッグらクリー人を撃破。
スーパーパワーを手にしたヴァースは、フューリーに地球からでも銀河にいる自分を呼び出せるポケベルを手渡すと、スクラル人とともに新しい星を探す旅へと飛び立っていくのでした。
キャスト&スタッフ
キャスト:
キャプテン・マーベル/ヴァース/キャロル・ダンヴァース:ブリー・ラーソン/水樹奈々
ニック・フューリー:サミュエル・L・ジャクソン/竹中直人
タロス/ケラー:ベン・メンデルソーン/関俊彦
コラス:ジャイモン・フンスー
ロナン・ジ・アキューザー:リー・ペイス
マリア・ランボー:ラッシャーナ・リンチ
ミン・エルヴァ:ジェンマ・チャン
ウェンディ・ローソン/スプリーム・インテリジェンス:アネット・ベニング
フィル・コールソン:クラーク・グレッグ
ヨン・ロッグ:ジュード・ロウ/森川智之
スタッフ:
監督:アンナ・ボーデン&ライアン・フレック
脚本:アンナ・ボーデン&ライアン・フレック&ジェネヴァ・ロバートソン=ドゥウォレット
ストーリー:ニコール・パールマン&メグ・レフォーヴ&アンナ・ボーデン、ライアン・フレック&ジェネヴァ・ロバートソン=ドゥウォレット
製作:ケヴィン・ファイギ(p.g.a.)、スティーヴン・ブルサール
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、ジョナサン・シュワルツ、パトリシア・ウィッチャー、スタン・リー
共同製作:デヴィッド・J・グラント
撮影監督:ベン・デイヴィス(BSC)
プロダクション・デザイン:アンディ・ニコルソン
編集:エリオット・グレアム(ACE)、デビー・バーマン(ACE)
衣裳:サーニャ・ヘイズ
視覚効果&アニメーション:インダストリアル・ライト&マジック
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
ビジュアル開発主任:アンディ・パーク
音楽:パイナー・トプラク
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
キャスティング:サラ・ハリー・フィン(C.S.A.)
『ルーム』でアカデミー主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンがキャプテン・マーベルを凛々しく熱演。
さらに、ニック・フューリー役サミュエル・L・ジャクソン、ヨン・ロッグ役ジュード・ロウらが脇を固め、名優アネット・ベニングが重要な役どころで1人3役の活躍を見せています。
マーベル映画初の女性監督となるアンナ・ボーデンと、ライアン・フレックのタッグにも注目です。
『キャプテン・マーベル』に登場するキャラクター
『キャプテン・マーベル』には地球以外にルーツを持つ宇宙人をはじめ、謎の多いキャラクターが多く登場しています。
マーベル初の単独女性ヒーローをはじめ、かわいい見た目からは想像もつかないパワーを秘めたグースなど、本作の鍵となるキャラクターを紹介!
キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース(ヴァース)
規格外の戦闘能力を持ったヒーロー、キャプテン・マーベル。
失った過去を代償に強大な力を得た不屈の女性戦士です。
ヒーローへと生まれ変わった彼女は、どんなに孤独や不安に打ちのめされても立ち上がる不屈の闘志を持っています。
フォトンブラストという両腕で放つ最強ビームが必殺技です。
ニック・フューリー
過去のMCU作品でおなじみの、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.のエージェントで元軍人のニック。
地球に不時着したキャプテン・マーベルと遭遇し、組織と対立する危険をかえりみず彼女とともに過去の謎に迫ります。
キャプテン・マーベルとはユーモアセンスで意気投合するなど気が合う様子。
本作ではアベンジャーズ結成のきっかけや彼の眼帯の秘密が明らかになっています。
なんと、今回のニック・フューリーの若返りは非常に高度なCG技術によるもの!
全部で約800カットにおいて、およそ30年分を若返らせたというニック・フューリーは、『アベンジャーズ』のフューリーと見比べても違和感がなく、高度な技術力が駆使されていることが良くわかります。
ヨン・ロッグ
惑星クリーの精鋭部隊スターフォース司令官を務めるヨン・ロッグ。
重力を操る圧倒的な戦闘能力を持ち、キャプテン・マーベルを指導してきた存在です。
キャプテン・マーベルを育てる中で、度々感情的にならないように諌めていたのには理由がありました。
グース
キャプテン・マーベルの失われた記憶を追う旅に、いつの間にかついてきていたかわいい猫。
そのかわいさは、ニック・フューリーをも形無しにしたほどです。
グースの本当の姿は、本作のクライマックスで明らかになります。
マーベル・シネマティック・ユニバース初となる女性単独ヒーローが誕生!
アベンジャーズ結成以前を描き、ミステリーとアクションが楽しめる『キャプテン・マーベル』の紹介でした。
『キャプテン・マーベル』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
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