ピクサーが放つフルCGアニメーションの傑作『モンスターズ・インク』
子どもの悲鳴をエネルギーにするモンスターたちの社会に紛れ混んだ子どもを中心に、驚くような冒険が繰り広げられるアドベンチャー作品です。
子どもたちを怖がらせるのに一生懸命なモンスターたちの愉快で心温まる奮闘に大人も子どももワクワクさせられるディズニー&ピクサーの名作アニメーションを紹介していきます。
ディズニー&ピクサー映画『モンスターズ・インク』作品紹介
タイトル:モンスターズ・インク(原題:Monsters, Inc.)
製作:2001年/アメリカ
上映時間:92分
ピクサーの長編アニメーション第4弾となる人気作『モンスターズ・インク』
エリートモンスターのサリーとその親友マイクが天真爛漫な少女と出会い、あっと驚く冒険を繰り広げるファンタジー・アドベンチャー作品です。
今もなお多くの人に愛され続けるキャラクターの数々を生み出した名作を紹介します。
ストーリー/あらすじ
モンスター・シティ最大の会社、モンスターズ株式会社では、シティのエネルギーとなる子どもの悲鳴集めが今日もまことしやかに行われていました。
モンスターズ社のエリート、悲鳴獲得ポイントNO.1の怖がらせ屋サリーは子どもを怖がらせることにかけては天才的な実力の持ち主です。
そんなサリーと大親友のマイクのコンビはシティの中でも特に最強。
その恐ろしい見た目を武器に、厳しい訓練で体得した脅かしのテクニックを使って、次々とエネルギー・ボンベを子どもの悲鳴で満たしていきます。
ところが、モンスターは人間の子どもは有毒だと教えられているため、彼らの方こそ子どもたちのことを怖がっていたのです。
その恐怖心はとても大きく、人間の子どもに関するものは例え靴下1枚でもシティに持ち込めないほどの徹底ぶり。
そんなある日、モンスター・シティの歴史を揺るがす大事件が起こります。
仕事を終えて会社に戻ったサリーがふと見ると、そこには小さな人間の女の子が。
シティに紛れ込んでしまったその女の子はブーという名前で、まだ言葉を話せないほどの幼なさですが、元気いっぱいに会社内を動き回ります。
さらに、あろうことかブーはサリーに懐いてしまい、「ニャンニャン」と呼んで離れようとしません。
会社にばれると自分たちも一緒に隔離されてしまうため、サリーとマイクは社の厳しい追跡をかわしてこっそり少女を人間界に戻そうと計画します。
キャスト/スタッフ
キャスト:
サリー:ジョン・グッドマン/石塚英彦(ホンジャマカ)
マイク:ビリー・クリスタル/田中裕二(爆笑問題)
ブー:メアリー・ギブス/井上愛理
ランドール:スティーブ・ブシェーミ/青山穣
ウォーターヌース:ジェームズ・コバーン/大平透
セリア:ジェニファー・ティリー/高乃麗
ロズ:ボブ・ピーターソン/磯辺万沙子
イエティ:ジョン・ラッツェンバーガー/立木文彦
ファンガス:フランク・オズ/牛山茂
ニードルマン:ダニエル・ガーソン/亀山助清
スミッティ:ダニエル・ガーソン/長島雄一
スタッフ:
監督:ピート・ドクター
共同監督:リー・アンクリッチ、デヴィッド・シルバーマン
製作:ダーラ・アンダーソン
製作総指揮:ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン
原案:ピート・ドクター、ジル・カルトン、ジェフ・ピジョン、ラルフ・エッグルストン
脚本:アンドリュー・スタントン、ダニエル・ガーソン
音楽:ランディ・ニューマン
テクニカル監修:トーマス・ポーター
アート・ディレクター:ティア・クラッター、ドミニク・ルイス
アニメーション監修:グレン・マックィーン、リッチ・クエイド
ピーター・ドクター監督による奇想天外なモンスターたちの社会がみずみずしく描かれた本作。
CGアニメーションで描くことが最も難しいとされてきた細かな毛も、当時の最新技術で見事に表現され、手触りの良さそうなサリーの大きな身体は見応え抜群です。
今やピクサーを代表する人気キャラクターとなったサリーやマイクが生き生きと活躍、CGアニメーションの真骨頂と言える名シーンの連続に注目してください。
『モンスターズ・インク』に登場するモンスターたち
『モンスターズ・インク』に登場するのは、子どもに怯えながら、子どもを怖がらせることを仕事にしている愉快なモンスターたち。
個性豊かな見た目に、それぞれ独自の怖がらせ方を持つ彼らを紹介していきます。
サリー(ジェームズ・P・サリバン)
成績優秀、向かうところ敵なしの怖こわがらせ屋のモンスター。
巨大な身体は紫のぶち模様が入った青くてフサフサした毛で覆われ、頭には立派なツノが生えています。
優しい性格ですが、子どもは怖いものだと思い込んでいるため、一生懸命子どもを脅かしていたサリー。
ブーのお守もりをするうちに、ブーのことを大切に思う気持ちが芽生えてきます。
マイク(マイク・ワゾウスキ)
サリーの大親友で、緑の身体の一つ目モンスターです。
サリーの仕事のアシスタントをつとめ、ルームメイトでもあり、頑固なところもありますが、元気いっぱいで楽しいことが大好き。
怖がらせることが仕事のマイクですが、生まれつきお笑いの才能があるようです。
どこかおっとりしているサリーのフォローもマイクの役目。
社内の受付嬢セリアと熱愛中。
セリア
モンスターズ株式会社の受付をしているセリア。
ヘビの髪に一つ目、スリムなボディーのモンスターはマイクの恋人で、マイクのことは「ギョロ目ちゃん」と呼んでいます。
ブーの出現によって誕生日デートをダメにされた事で一時破局危機が訪れるものの、真相を知った後は、絶妙なタイミングでマイクたちのアシストをするなど、まさにデキるいい女!
ランドール・ボッグス
サリーのライバルのモンスター、ランドール・ボッグス。
自由に体の色を変えたり、姿を消したりできる変幻自在な能力が自慢で、その能力を駆使して、気づかれずにいろんな場所に潜んでいます。
“怖がらせ屋”のナンバーワンになる為に手段を選ばないズル賢い性格で、ブーを人間の世界に返そうとするサリーたちの前に現れ、邪魔をしてきます。
ヘンリー・J・ウォーターヌース三世
業績不振のモンスターズ・インクの社長を務めるウォーターヌース。
上半身はスーツで下半身がカニのようにいくつもの足を持つ彼は、祖父が起業したモンスターズ・インクの三代目社長です。
人望もあり社員想い。
ロズ
モンスターズ株式会社派遣部の責任者ロズ。
ナメクジのように口調はゆっくりですが、切れ者で書類の間違いが多いマイクは怒られてばかりです。
マイクたちの行動にいつも目を光らせていて謎の多いモンスター。
イエティ
モンスターシティを追放され、ヒマラヤに住んでいるキュートな雪男イエティ。
お調整者でマイペースな性格。
親切で人懐っこく、自分で作つくったレモン味のスノーアイスで、雪山で遭難したマイクとサリーをおもてなしします。
子どもの悲鳴をエネルギーにする愉快なモンスターたちと少女の交流を描いた心温まる作品は家族で観るのにぴったり!
ディズニー&ピクサーが贈る名作CGアニメーション作品『モンスターズ・インク』の紹介でした。
『モンスターズ・インク』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
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