マクドナルドの人気のメニュー「ハッピーセット」
チーズバーガーやスイートコーンなどとドリンク、おもちゃがセットになった、100通り以上の組み合わせを楽しむことができるお子さん向けメニューです。
2018年7月20日からは「ほんのハッピーセット」が仲間入りし、おもちゃか絵本か図鑑のいずれかを選べるように!
お子さんも親御さんにも大人気の「ほんのハッピーセット」は内容も本格的。
今回は、Dtimes編集部が「ハッピーセット」を担当されている日本マクドナルド株式会社 ナショナルマーケティング部の松尾 安奈さんにインタビュー。
「ほんのハッピーセット」が沢山のお子さんからの人気を集めている秘密にせまりました。
マクドナルド「ほんのハッピーセット」担当者インタビュー
全国約2,900店舗で、毎日多くのファミリーが訪れているマクドナルド。
今回お話を伺ったのは、日本マクドナルドで「ハッピーセット」のおもちゃの企画を担当されている松尾 安奈さん。
楽しい仕掛けのついたおもちゃも大人気ですが、さらに「ほんのハッピーセット」が仲間入りしたことでますます選ぶ楽しみが広がりました。
「ほんのハッピーセット」の誕生について、年間で1億個の「ハッピーセット」が提供されている中、その規模感で社会に貢献できることはないかと考えたのがきっかけと話します。
「ほんのハッピーセット」誕生のきっかけ
松尾さん:
マクドナルドは、食事をするだけではなくて親子の絆を高める場を提供したいと考えており、読み聞かせなどのふれ合いのきっかけづくりになると思い「ほんのハッピーセット」が生まれました。
お子さんに対し「本をたくさん読んでもらいたい」と願う親御さんはとても多くいらっしゃいます。
しかし「本は子どもの教育に良い」と思っていても、いざ書店にいくと沢山の絵本や図鑑が並んでいて、なかなか手に取って選ぶことが難しい。
そこで、「ハッピーセット」で本を選べるようになったらお子さんに気軽に本に触れていただける機会が増えるのではないかと。
「ハッピーセット」でコンスタントに新しい本を提供してあげられたらと考えました。
現在「ほんのハッピーセット」で展開しているのは絵本と図鑑の2種類。
同時期に2つの種類の本からどちらかを選べるようになっているのですが、それは成長に働きかける要素が違うからだと解説します。
松尾さん:
絵本と図鑑では、お子さんの成長に貢献できる要素が違うのです。
絵本はお子さんの心の成長を促し、図鑑は知的好奇心を掻き立てます。
いずれも、1冊読んだという充実感を感じられるボリューム感も大切にしつつ、お子さんが一人でも読める飽きない長さになっています。
寝る前の読み聞かせや、持ち歩きに便利なサイズになっているので、毎日の生活の一部としてとけこんでいってもらえると嬉しいですね。
7歳と5歳のお子さんを持つママでもある松尾さん。
絵本にも図鑑にもママ目線のこだわりが光ります。
いろんな作風の絵本に触れることのできる「ほんのハッピーセット」
マクドナルドの「ほんのハッピーセット」の絵本は、小ぶりなサイズ感ながら、書店に並んでいる絵本と変わらない本格的なもの。
その全てが絵本作家によるオリジナル描き下ろしの、「ほんのハッピーセット」でしか読めない絵本となっています。
松尾さん:
絵本は全てハードカバー、糸とじ製本としていて、本文に使用している紙も手触りのよい厚みのあるものを選び、一般的な絵本に近いかたちに作っています。
「ほんのハッピーセット」の趣旨に賛同してくださった作家さんが、「ほんのハッピーセット」のために書き下ろしてくださっています。
作家さんには「道徳心」や「多様性を認める心」、「想像力」等を育む内容を希望としてお伝えしていますが、最終的な内容については作家さんにお任せしていて、作家さんからのメッセージをそのまま絵本にしています。
思いやりの心や感動する心を育み豊かな人間性を育てる“徳育”を目的としていますが、子どもたちが楽しく読めることが大前提。
松尾さんはこれまで登場してきた「ほんのハッピーセット」の絵本の中では、シュールなイラストながらメッセージ性のある「ワニくんのながいかお」とユーモラスにストーリーが描かれている「ラッキーカレー」が特に印象的だそう。
松尾さん:
「ワニくんのながいかお」は、絵本作家のカワダクニコさんによる作品。
この絵本は、長い顔をもつワニくんが、些細なことをきっかけに自身の長い顔が嫌になってしまうのですが、最後には自分の個性を認めて好きになるというストーリーです。
みんなそれぞれ個性があり、それぞれの良さがあるということを描いた絵本となっています。
こちらの「ラッキーカレー」は、カレーを食べようとしたら突然カレーのルーが逃げ出してしまうという愉快なお話。
この絵本を手がけてくださったシゲタサヤカさんは、「絵本はエンターテイメント」とおっしゃっていて、とにかく楽しい気持ちになれる一冊です。
“徳育”をキーワードにしているからといって、難しい内容で敬遠されてしまっては本末転倒。
お子さん一人一人、その子によって刺さる部分が違うので、リピーターも多いのが「ほんのハッピーセット」の特徴です。
絵本は10万冊売れればヒットという中、年間1,000万冊以上を配布しており同時期に同じ内容の絵本をたくさんの子どもたちに読んでもらえるのが「ほんのハッピーセット」
子どもたちの共通の話題になることで、みんなが少しずつ優しくなれたり、社会にも影響を与えられたらとお話ししてくださいました。
知的好奇心を掻き立てる図鑑は「小学館の図鑑NEO」を再構成!
これまで⾝の周りで⾒られるものはもちろん、珍しい昆虫、奇妙な魚など色々な生き物や宇宙、人体などを紹介してきた図鑑。
絵本はやさしい手触りの素材を使用している一方で、図鑑は光沢感のある紙を使用した美しくリアルな写真が魅力です。
「小学館の図鑑NEO」を再構成したポケットサイズの図鑑は内容もお墨付き!
松尾さん:
「ほんのハッピーセット」の図鑑では「小学館の図鑑NEO」本体から抜粋した内容をもとに再構成し、様々なジャンルの図鑑をお届けしています。
ただページを抜粋するのではなく、コラムを配置したり、オリジナルの要素として巻末にクイズを設けるなど、面白く読めるように工夫をしています。
お子さんが何が好きなのかを気づく導入編のような、きっかけ作りになると考えています。
初期に展開していた「動物 ネコのなかま」や「動物 イヌのなかま」はテーマがわかりやすく、子どもだけでなくSNS上でも盛り上がりました。
秋には「星座」や2020年の干支にあわせて「ねずみの仲間」など、季節にあわせたラインナップも展開していて、これからもお子さんがいろんな発見ができるようにしていきたいと考えています。
2020年3月20日から「ほんのハッピーセット」がリニューアル
2020年3月20日から「ほんのハッピーセット」がリニューアル。
3月20日から販売予定の絵本「ともちゃんのにんじゃねこ」と図鑑「乗りもの」におまけがついて、お子さんがよりいっそう楽しめるようになりました。
松尾さん:
絵本にはパズルが、図鑑はお子さんが大好きなシールがおまけとしてついてきます。
パズルは絵本のワンシーンが採用されていて、大きめのピースで楽しめるように。
図鑑は本文中の薄い写真の部分に貼ることのできるシールがついていて、自分で図鑑を完成させる達成感を感じることのできる内容となっています。
パズルやシール遊びを店内で楽しんだ後、おうちで親御さんがゆっくり読み聞かせをするなど、いろんなシーンで楽しめそうですね!
本格的な内容でお子さんだけでなく親御さんからも注目を集めている「ほんのハッピーセット」
そこには「食をとおしてお子さんの成長に貢献したい」という熱い想いが込められていました。
マクドナルドで気軽に手に取ることのできる絵本と図鑑。
マクドナルドの「ほんのハッピーセット」の紹介でした。
マクドナルド「ほんのハッピーセット」:http://www.mcdonalds.co.jp/family/happyset/book/
※本記事で掲載している「ほんのハッピーセット」は現在は販売を終了しております。
取材協力:日本マクドナルド株式会社