マーベル・シネマティック・ユニバース、通称MCU異色のヒーロー集団が登場する『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
個性あふれるはみ出し者たちが銀河を救うスピード感溢れるスペース・アクション作品です。
MCU作品の中でも高い人気を集める『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を徹底紹介していきます。
マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』作品紹介
タイトル:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(原題:Guardians of the Galaxy)
製作:2014年/アメリカ
上映時間:121分
新たなヒーローが登場し、おなじみのヒーローがより掘り下げられるMCUフェイズ2の4作目となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
今やMCU屈指の人気を誇る異色のヒーロー集団を生み出したSF超大作です。
珠玉の名曲とともに笑えてドキドキできる最高のエンターテイメント作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を紹介します。
ストーリー&あらすじ
トレジャー・ハンターのスター・ロードことピーター・クイルは、ある惑星でそれが何かを知らないまま「オーブ」を盗み出します。
ところが、オーブは銀河を滅ぼすほどの力を秘めており、それを狙う者もまた数多く存在したのです。
ピーターの育ての親でもあるヨンドゥもまたその1人で、先に目をつけていた自分にオーブを引き渡すよう要求しますが、ピーターはどこ吹く風。
クリー帝国のリーダー、ロナン・ジ・アキューザーもまた、凄腕の暗殺者ガモーラにオーブの略奪を命じていました。
ピーターはオーブを売却しようとしますが、仲買人は怖気付いて買取に応じません。
そこにオーブを狙ってやって来たガモーラがピーターを襲撃。
さらにピーターに賭けられた懸賞金目当ての賞金稼ぎロケットとグルートが参戦し、事態は大混乱となり、結局現場に急行してきた警察によって全員が逮捕され投獄されてしまうのでした。
宇宙の厳重警備刑務所に投獄された4者は、ロナンに身内を殺され恨みを募らせている巨体の囚人ドラックスと遭遇。
ロナンの命で行動していたガモーラに怒りをぶつけるドラックスを、ピーターが「今はガモーラを生かし、ロナンへの復讐のチャンスを伺え」となだめます。
脱獄という一つの目的で一時的に団結したピーター、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルートの5人。
一同は、ロケットの作戦で見事脱獄を成功させ、持ち出したオーブをコレクターのもとへ持っていきます。
そこでオーブの恐るべきパワーを目の当たりにしたガモーラは、オーブを銀河の秩序を司るザンダー星をのノバ軍に預けるべきだと主張。
ところがそこへドラックスが復讐を遂げるために呼び寄せてしまったロナンの軍勢が襲来し、戦闘へともつれ込んでしまいます。
ドラックスはロナンに敗れてしまい、オーブはガモーラの義妹ネビュラに奪われ、ネビュラに乗っていた宇宙船を破壊されたガモーラは宇宙空間へと放り出されることに。
ピーターは我が身を顧みずガモーラを救うため自身も宇宙船から飛び出し、呼吸装置が装備されたヘルメットをガモーラに被せます。
ピーターは両者ともが助かるため、止むを得ずヨンドゥに向けて通信を飛ばし、ヨンドゥの宇宙船に回収されて一命を取り止めます。
そして、ヨンドゥからオーブを横取りした制裁を加えられるのを避けるため、オーブ奪還を約束するのでした。
その頃、オーブを手に入れたロナンは、ザンダー星の殲滅を企み、またオーブを手に入れるために手を組んでいたサノスをも抹殺しようとしていました。
偶然に出会い、それぞれの目的のためにつるんでいたはずの5人は、ザンダー星に住む多くの人々を救うために仲間としてチームで戦うことを決意、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが結成されます。
ついにザンダー星の上空にロナンの戦艦が現れ、ロナンはオーブを埋め込んだハンマーでザンダー星の破壊を決行。
苦肉の策でロケットが宇宙船をロナンに激突させますが、ロナンが倒れたため、コントロールを失った戦艦が人々がひしめく地上へ向かって墜落します。
人々が下敷きになることを防ぐために、グルートが枝を伸ばしてシェルターとなって仲間を守り、戦艦の直撃を受けたグルートは木っ端微塵、破片となってしまうのでした。
しかし、地上に姿を表したロナンは傷さえ負っておらず、ハンマーの一撃をまさに振り下ろそうと構えますが、そこをピーターが場違いなダンスで陽動し、ドラックスとロケットの狙撃でハンマーを壊すことに成功。
ピーターはハンマーの中にあったオーブを掴みます。
素手で触れば、その人物の身体もろとも焼き尽くしてしまうほどのオーブのパワーに晒されるピーターをガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々がその手を取りあうことでピーターのダメージを軽減させ、その強大なエネルギーを使ってついにロナンを撃破します。
ノバ軍に前科歴をすベて消してもらい、晴れて自由の身となった彼らは植木鉢に挿し木されて新たな命を芽吹かせるグルートとともに宇宙へと飛び立つのでした。
キャスト&スタッフ
キャスト:
スター・ロード/ピーター・ジェイソン・クイル:クリス・プラット
ガモーラ:ゾーイ・サルダナ
ドラックス:デビッド・バウティスタ
グルート:ヴィン・ディーゼル(声)
ロケット:ブラッドリー・クーパー(声)
ロナン:リー・ペイス
ヨンドゥ:マイケル・ルーカー
ネビュラ:カレン・ギラン
コラス:ジャイモン・フンスー
ローマン:ジョン・C・ライリー
イラニ・ラエル:グレン・クローズ
コレクター:ベニチオ・デル・トロ
サノス:ジョシュ・ブローリン
スタッフ:
監督:ジェームズ・ガン
製作:ケビン・ファイギ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、ジェレミー・ラッチャム、ニック・コルダ、スタン・リー
共同製作:デビッド・J・グラント、ジョナサン・シュワルツ
脚本:ジェームズ・ガン、ニコール・パールマン
撮影:ベン・デイビス
美術:チャールズ・ウッド
衣装:アレクサンドラ・バーン
編集:フレッド・ラスキン、クレイグ・ウッド、ヒューズ・ウィンボーン
音楽:タイラー・ベイツ
音楽監修:デイブ・ジョーダン
視覚効果監修:ステファン・セレッティ
ビジュアル開発主任:チャーリー・ウェン
共同ビジュアル開発主任:ライアン・メイナーディング
監督に抜擢されたジェームズ・ガン監督は先に予定されている『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の3作目のメガホンをとることがすでに発表されています。
主人公のピーター・クイルを演じるのは『マネーボール』、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』などのクリス・プラット。
そのほか、ガモーラ役ゾーイ・サルダナ、ロケットの声にブラッドリー・クーパー、グルートの声にヴィン・ディーゼルと豪華な布陣に、数々の名曲が映画を大いに盛り上げています。
マーベル・コミックのなかではカルト的人気作品でしたが公開されるや世界中の人気をかっさらったダークホース的ヒット作品です。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーたち
以降のMCU作品に、マーベル異色のノリの良さとコミカルさを加えてくれる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のメンバーたち。
ユニークな個性が刺激的なキャラクターを紹介していきます。
スター・ロード/ピーター・クイル
地球生まれ銀河育ちのスター・ロードことピーター・クイル。
ワケあり仲間をまとめつつ、なぜか銀河を守るハメになる彼は、銀河を荒らし回っていたお宝ハンターでした。
敵を出し抜くことに長け、悪知恵と怖いもの知らずの行動力は並ぶものがありません。
ノリでピンチを切り抜ける底抜けに明るい性格ですが、幼い頃に地球からさらわれて来たという過去を持ち、父親が誰なのかを探しています。
ガモーラ
平和を愛するゼホベリ族の最後の生き残りであるガモーラは殺人兵器になるべく育てられました。
他人と必要以上に関わろうとせず、くだらない喧嘩に明け暮れるメンバーに呆れたそぶりの彼女ですが、実は一番仲間を思って行動しています。
ありとあらゆる暗殺術とマーシャルアーツを特技とする戦士です。
グルート
知性を持つ木のような不思議な存在のグルート。
多くを話しませんが、まっとうな価値観と判断力を備えていることは行動からはっきりわかります。
ロケットとは仲のいい相棒同士。
温厚ですが驚異的なパワーを持っていて樹木のような身体を変幻自在に成長させて、仲間を援護します。
ロケット
アライグマそのものの容姿ですが、「アライグマ」と呼ばれると激怒するロケット。
遺伝子操作によって高度な知能を持っていて、特に武器を扱っての攻撃においては右に出るものはいません。
口が悪くて過激な無法者ですが、いざという時には文句を言いつつも仲間のために一生懸命、義理を重んじるいいやつです。
ドラックス
見た目からしてみんなを恐れさせる荒くれ者で、猪突猛進型のドラックス。
おおらかで頭より先に身体が動くタイプの彼の言動は、しばしば的外れなことも。
しかし、そんな彼の率直な言葉や振る舞いが仲間たちの絆を強くするのです。
MCUに華々しく誕生したノリノリのヒーロー集団が活躍する『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
珠玉の名曲にひねりあるバトル・シーンと見どころ満載のスペース・アクションをお見逃しなく!
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、Disney+(ディズニープラス)で配信中です。
-
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を公開順・時系列で完全網羅!マーベル映画徹底紹介
続きを見る
© 2014 Marvel