月1回以上の家族のお出かけ、中学生で49.0%!ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「2026年 家族時間調査」

家族のお出かけの機会は十分にあると答えた親88.2%の調査グラフ

記事ポイント

  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの家族時間調査で、現役親88.2%が機会はあると回答。
  • 先輩親の82.0%は振り返ると限られていたと答えました。
  • 月1回以上のお出かけは中学生で49.0%に減少します。

 

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが実施した「2026年 家族時間調査」から、子どもの成長とともに変わる家族のお出かけ時間の実情が見えてきました。

「また今度」と先送りにしがちな親の意識と、成長した子を持つ親や若者の振り返りを比べると、家族で出かけられる“今”の大切さが浮かび上がります。

 

目次

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「2026年 家族時間調査」

 

家族のお出かけの機会は十分にあると答えた親88.2%の調査グラフ
画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 

  • 調査主体:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(運営:ユー・エス・ジェイ)
  • 調査対象:全国の4〜12歳の子を持つ親1,000人(長子年齢で均等割付)、18〜24歳の子を持つ親200人、18〜24歳の男女200人(男女100人ずつ)の計1,400人
  • 調査方法:インターネット調査(委託先:楽天インサイト)
  • 調査時期:2026年10月14日(水)〜10月16日(金)
  • 注記:構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

 

「2026年 家族時間調査」は、全国の4〜12歳の子を持つ親、18〜24歳の子を持つ親、18〜24歳の若者を対象に、2026年の家族のお出かけや親子で過ごす時間を尋ねた調査です。

子どもに体験をさせたいと思いながら、日々の事情で「また今度ね」と先送りにしてしまう場面に着目し、子どもの成長とともに変化する「家族時間」を明らかにしています。

 

現役親と先輩親で異なる「お出かけ時間」の認識

 

4〜12歳の子を持つ親の88.2%が、今年でなくてもこれからも家族で出かける機会は十分にあると回答しました。

88.9%は「必ず別の機会に叶えるつもり」と答えており、現役親にとっての「また今度」は、諦めではなく延期であることがうかがえます。

一方、18〜24歳の子を持つ先輩親の82.0%は、振り返ると家族で一緒にお出かけできる時間は限られていたと回答しました。

さらに先輩親の55.0%には、先送りにしてしまって叶わなかった思い出があります。

「まだ機会はある」と考える現役親と、「限られていた」と感じる先輩親との間に、家族で出かけられる時間への認識の違いが表れています。

 

成長とともに減る家族のお出かけ、中学生で49.0%

 

18〜24歳の子を持つ先輩親に成長段階ごとのお出かけ頻度を振り返ってもらったところ、月1回以上家族で出かけていた割合は段階が進むほど低くなりました。

就学前は80.5%、小学校低学年は73.0%、中学年は68.0%、高学年は62.0%と徐々に下がり、中学生では49.0%と半数を下回っています。

家族でのお出かけが減り始めた年齢は平均13.0歳でした。

減少のきっかけの上位は、部活動が41.4%、子どもが友人と過ごすことが増えたが39.5%、子どもが一人で行動するようになったが25.9%です。

子どもが家庭の外で過ごす時間を増やしていくにつれ、家族で出かけやすい小学生の時期は限られた時間であることがうかがえます。

 

未実現のお出かけは62.5%、親と若者でTOP3が一致

 

今年まだ実現できていないお出かけがある親62.5%の調査グラフ
画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 

4〜12歳の子を持つ親の62.5%には、2026年に行きたい・行こうと思いながら、まだ実現できていない家族のお出かけがあります。

 

親の未実現のお出かけと若者がしたかったお出かけの上位3項目
画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 

未実現のお出かけの上位は、1位が宿泊を伴う旅行で34.4%、2位がテーマパーク・遊園地で24.4%、3位が日帰り旅行で18.6%でした。

これまでに家族のお出かけが減ったと回答した18〜24歳に、小学生の頃に家族ともっとしたかったお出かけを複数回答で尋ねたところ、同じく宿泊を伴う旅行、テーマパーク・遊園地、日帰り旅行がTOP3で、順位も同じ並びとなりました。

実現できていない理由には家族の予定、出費、仕事の忙しさなどが挙がり、小学校高学年では「子どもが習い事や塾などで忙しかった」も25.5%で上位に入っています。

今の親が「また今度」にしているお出かけと、成長した若者が「もっと家族としたかった」と振り返るお出かけが重なる結果です。

 

未実現のお出かけ、98.6%の親が「叶えたい」

 

未実現のお出かけを叶えたい親98.6%の調査グラフ
画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 

今年まだ実現できていないお出かけがある親に今後の意向を聞くと、98.6%が「叶えたい」と回答しました。

約7割は2026年中に叶えたいと答えています。

4〜12歳の子を持つ親全体では90.7%が年内に家族でお出かけしたいと回答しており、今年の「また今度」を年内に叶えたいという思いが読み取れます。

 

中室牧子教授のコメント

 

慶應義塾大学総合政策学部の中室牧子教授
画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

 

慶應義塾大学 総合政策学部の中室牧子教授(専門は教育経済学)は、今回の調査結果について、現役親の多くが「これからも機会はある」と考える一方、子どもが成長した親の多くは「限られていた」と感じている点に注目しています。

子どもの成長とともに、親子が同じ体験を共有できる機会には「期限」があることがうかがえるとしています。

教育経済学では学校の外で得られる体験も子どもの学びに重要と考えられており、例として米国で約3,800人の児童生徒を対象にしたランダム化比較試験で、美術館への校外学習を経験した子どもの批判的思考力が高まったことが挙げられました。

ただし特別な体験を数多く与えればよいわけではなく、日常とは異なる人や場所、出来事に触れ、親子で驚きや発見を共有することが大切だと述べています。

あわせて、家庭の事情によって体験の機会に大きな格差が生じない環境づくりも重要だと指摘しました。

 

家族で出かけられる時間は、思っているより限られているのかもしれません。

親子で行きたい場所や楽しみたいことを話し合い、次のお出かけを考えるきっかけにできます。

 

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