記事ポイント
- AICO層の7件目となる国内登録特許・特許第7918958号の公報が公開
- 登録特許5件をコンソーシアム経由のFRAND条件、2件を個別に提供
- 入会・ライセンス申込受付は2026年11月9日に開始予定
株式会社ジェイ・バンが、AIモデルの外側で情報や動作を制御する「AICO層」の知財提供と実装に向けた展開を進めます。
株式会社ジェイ・バン「AICO層(AI Context Orchestration Layer)」

- 知財ポートフォリオ:AICO層関連:国内登録特許7件、審査中の国内出願3件、PCT国際出願3件
- 登録特許の提供:5件は一般社団法人AICO層知財コンソーシアムを通じてFRAND条件で提供、2件は株式会社ジェイ・バンが個別にライセンス提供
- 入会・ライセンス申込受付:2026年11月9日開始予定
- 移行措置:2026年12月31日までに所定の手続きを完了してライセンスを取得した企業には、許諾対象特許の同日までの実施に係るライセンス料・損害賠償を遡って請求しない
- 2027年1月1日以降:必要なライセンスを取得せずに対象特許を実施する場合は、特許権者による権利行使の対象
株式会社ジェイ・バンの技術体系「AICO層(AI Context Orchestration Layer)」で、7件目となる国内登録特許・特許第7918958号の特許公報が公開されました。
AICO層は特定のAIモデルに依存しない構成を基本とし、文脈や記憶、意味付け、パーソナライズ、境界・権限、ルール、安全性などを扱う制御層の技術体系です。

特許第7918958号は、事故・災害・犯罪のリスクの度合いに関連する付加情報をあらかじめ記憶し、入力情報と対応する付加情報を含むプロンプトを生成して言語モデルの推論につなげる技術です。
自動運転では、車両と歩行者の距離に「安全」「要注意」「危険」の情報を添え、数値と安全上の意味を合わせた判断を支える例が示されています。
この安全区分は明細書に記載された説明用の例で、実際の運転に適用する安全基準ではありません。

一般社団法人AICO層知財コンソーシアムは日本版特許プールを運営し、対象特許5件をFRAND(公正、合理的、かつ非差別的)条件で提供します。
企業による製品・サービスへの実装を促し、得られた知見を共通仕様づくりや国際標準化への取り組みにつなげます。
特許ライセンス収入総額から事務局経費を差し引いた金額の25%を社会貢献事業へ還元し、知財、事業、雇用、社会貢献が循環する仕組みを目指します。

産業分野や社会課題、必要な機能から関連特許を逆引きできる「AICOパテントマップ」も公開されています。

AICO層の原点は、稲場真由美氏が認知症の実父とのコミュニケーションに向き合った体験です。
相手の性格や状態に合った言葉で接した経験から、一人ひとりに合った会話を実現する対話AIの開発が始まりました。

AICO層の文脈およびパーソナライズ機能を国内初で実装した対話AI「MaMo.」は、2026年10月7日から9日まで幕張メッセで開催される「メディカルジャパン 東京」で展示される予定です。

会期は2026年10月7日から9日までの各日10時から17時、会場は幕張メッセで、小間番号は11-55です。








