記事ポイント
- 2026年10月15日から12月20日まで京都府立堂本印象美術館で開催
- 堂本印象が描いた女性像を10代の「コマ絵」から戦後作品まで紹介
- 代表作《木華開耶媛》や初公開《写霊図》、「山のアトリエ」関連作品を展示
堂本印象が約60年にわたり描いた多彩な女性像を、初公開作品を含む出展作から紹介します。
京都府立堂本印象美術館/〈開館60周年記念〉特別企画展II「モデルになったミューズたち」

- 展覧会名:〈開館60周年記念〉特別企画展II「モデルになったミューズたち」
- 会期:2026年10月15日(木)~12月20日(日)
- 開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(ただし11月23日(月・祝)は開館)、11月24日(火)
- 観覧料:一般600円、高大生450円、65歳以上300円(要公的証明書)
- 団体料金:20名以上は一般480円、高大生360円、65歳以上240円
- 無料対象:中学生以下、障害者手帳を提示する方と介護者1名
- 主催:京都府、京都府立堂本印象美術館(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)、京都新聞
- 助成:一般財団法人 地域創造
- ギャラリートーク:申込不要、要観覧券
- ギャラリートーク日時:2026年11月3日(火・祝)、11月28日(土)各日14:00~
- ギャラリートーク会場:2階展示室
- 第8回野外いけばな展会期:2026年10月15日(木)~10月18日(日)
- 第8回野外いけばな展:10月15日午前は生け込みの様子を観覧可能
- 第8回野外いけばな展会場:美術館庭園(入場無料)
- 「山のアトリエ」公開日:2026年10月18日(日)、11月22日(日)※詳細は京都府立堂本印象美術館公式サイトで案内
京都府立堂本印象美術館では、2026年10月15日から12月20日まで、〈開館60周年記念〉特別企画展II「モデルになったミューズたち」が開催されます。
日本画家・堂本印象が生涯描き続けた女性像を、10代の「コマ絵」から代表作《木華開耶媛》、戦後の現代女性像まで、約60年の画業を通して紹介する展覧会です。
堂本印象は、10代の学生時代に生活の匂いのする女性たちを生き生きと表し、20代には花街の女性を取材して、その妖艶さと内面に迫りました。
20代後半に日本画家として本格的に歩み始めてからは、伝統美から革新的な手法まで、多彩なアプローチで女性の美に迫っています。
会場では、「コマ絵」のためのスケッチや竹久夢二風の流行絵、伝統美による女性像、革新的表現で捉えた戦後の現代女性像などを紹介します。
展覧会にあわせ、美術館庭園では京都の華道界の次代を担う若手華道家による「第8回野外いけばな展」も開催されます。
改修を終えた国の登録有形文化財「山のアトリエ」は、期日限定で公開されます。
《應無所住而生其心(おうむしょじゅうにしょうごしん)》

- 制作年:昭和49年(1974年)
堂本印象が亡くなる前年に描いた、清らかな心を持ち、とらわれてはならないという仏教の教えを表す作品です。
東西の美が融合した天女たちの姿は、芸術的苦悩から解き放たれ、明るさに満ちた画家の境地を示します。
《和倉温泉の女》

- 制作年:大正3年(1914年)
20代の新進気鋭の画家として花街などの女性を取材し、その内面までリアルに表現した作品です。
初公開《写霊図》

- 制作年:大正15年(1926年)
- 公開情報:初公開
中国の宮廷風俗やインド・ペルシャのミニアチュールを参考に、理想美を追求した作品です。
堂本印象の母が愛蔵していました。
《桜狩》

- 制作年:昭和3年(1928年)
近世風俗を昭和初期の美意識で描いた作品です。
衣裳の取り合わせや豊かな色彩感覚も見どころで、堂本印象の母が愛蔵していました。
《木華開耶媛》

- 制作年:昭和4年(1929年)
堂本印象の妹をモデルにした代表作を、下絵とあわせて展示します。
作品と下絵を通して、堂本印象が表現を意図した女神像の謎に迫ります。
《八時間》

- 制作年:昭和26年(1951年)
戦後の現代社会に目を向け、働く女性を題材にキュビズムの手法を取り入れた作品です。
《黒衣の高峰秀子》

- 制作年:昭和30年(1955年)
「山のアトリエ」で、女優の高峰秀子をモデルに描いた作品です。
展覧会では、雑誌の表紙のために高峰秀子をモデルとして描いた原画やスケッチなどを紹介します。
国の登録有形文化財に登録された「山のアトリエ」での、画家とモデルの制作秘話なども紹介します。








