記事ポイント
- ケベック・メープルシロップ生産者協会「Maple from Canada」が2026年に104,099トンの豊作を発表
- 世界生産量の72%を占める最大産地から70カ国以上へメープル製品が輸出されている
- 技術革新でタップ1口当たりの採取量が約20年でおよそ2倍に向上
ケベック・メープルシロップ生産者協会「Maple from Canada」は、2026年のケベック州におけるメープルシロップ生産量が2億2,950万ポンド(104,099トン)に達し、豊作となったことを発表しました。
ケベック州は世界のメープルシロップ生産量の平均72%を占める最大の産地で、その製品は70カ国以上へ輸出されています。
この35年間で年間販売量は約4倍に拡大し、生産技術の進歩によってタップ1口当たりの採取量も大きく向上しています。
ケベック・メープルシロップ生産者協会「Maple from Canada」

- 発表日:2026年8月26日
- 2026年ケベック州メープルシロップ生産量:2億2,950万ポンド(104,099トン)
- 世界生産シェア:平均72%(世界最大の産地)
- 輸出先:70カ国以上
- 2025年メープル製品輸出総額:8億4,400万カナダドル(962億1,600万円)
- 日本の年間輸入量(2025年度):256万9,926キログラム(約2,569トン)
- 日本の年間輸入額(2025年度):35億2,059万4千円
ケベック・メープルシロップ生産者協会「Maple from Canada」は、ケベック州全域で合計5,550万タップを運営する8,400以上のメープル関連事業者を代表する組織です。
世界的にメープル製品への需要が拡大するなか、生産者たちは共同計画(Joint Plan)のもとで生産・販売体制の整備や品質向上、市場開拓を進め、世界市場への安定供給を支える基盤を築いてきました。
パンケーキやワッフル向けの甘味料にとどまらず、塩味や酸味、苦味、辛味とも調和する調味料として、メープルシロップは和食やスイーツ、ドリンクなど幅広い場面で活用されています。
35年間で販売量約4倍の成長
ケベック州のメープルシロップ産業は、この35年間で年間販売量を5,290万ポンド(23,995トン)から2億200万ポンド(91,626トン)超へと約4倍に伸ばしてきました。
2025年の輸出量は1億8,130万ポンド(82,236トン)に達し、塩味や酸味とも調和する調味料としての活用の広がりが、需要拡大を後押ししています。
2024年にはNHK『あしたが変わるトリセツショー』で、メープルシロップの多彩な風味と料理への活用方法が紹介されました。
技術革新で1タップ当たりの採取量も倍増
樹液の採取・管理技術や生産設備の進歩により、タップ(採取口)1口当たりの収量は2004年の2.3ポンド(約1キログラム)から、現在では4ポンド(約1.8キログラム)超へと向上しました。
約20年間でおよそ2倍の水準に達したこの技術革新は、カエデの木や森林の状態を適切に管理しながら生産効率と品質を高めてきた生産者の取り組みによって支えられています。
700万タップ増設で供給力をさらに拡大
- 私有地への割り当て:490万タップ(新規事業611件・既存事業の拡大1,329件)
- 公有林への設置:210万タップ(2026年から)
拡大する世界需要に応えるため、ケベック・メープルシロップ生産者協会は新たに700万タップを追加する計画を進めています。
これらの取り組みにより、ケベック州の生産基盤を一層強化し、将来にわたって世界市場へメープルシロップを安定的に供給できる体制を整えていく方針です。
持続可能な森とともに次世代へつなぐ

メープルシロップは、カエデの木を伐採することなく、毎年春に採取される樹液から作られています。
生産者たちは、ケベック州政府との合意に基づき、今後20年をかけて5万ヘクタールの公有地にメープル樹林を整備する計画を進めており、生産性の向上、供給力の拡大、森林資源の持続可能な活用という3つの柱で世界需要に応える長期的な成長を目指しています。
パンケーキやワッフルだけでなく和食やスイーツにも活用できるメープルシロップの魅力を食卓で楽しめます。
技術革新と森林保全を両立させながら育つケベック州産メープルシロップの豊かな風味を味わえます!
世界中に届くケベック州産メープルシロップの豊かな風味が、日本の食卓でも身近な存在になっています。
ケベック・メープルシロップ生産者協会「Maple from Canada」の紹介でした。
よくある質問
ケベック州はなぜ世界最大のメープルシロップ産地と言われるのですか?
ケベック州は世界のメープルシロップ生産量の平均72%を占め、70カ国以上への輸出を行う世界最大の産地だからです。
2026年のケベック州のメープルシロップ生産量はどれくらいですか?
2026年の生産量は2億2,950万ポンド(104,099トン)に達し、豊作となりました。
メープルシロップの採取量はどのように向上してきたのですか?
樹液の採取・管理技術や生産設備の進歩により、タップ1口当たりの収量が2004年の2.3ポンドから現在は4ポンド超へと約2倍に向上しました。
日本はケベック州産メープルシロップをどれくらい輸入していますか?
財務省の貿易統計によると、2025年度に日本がカナダから輸入したメープルシュガー・メープルシロップは256万9,926キログラム(約2,569トン)、輸入額は35億2,059万4千円でした。







