記事ポイント
- 1852年創業フィンランド最古「エクベリ」が2026年7月15日伊勢丹新宿店に日本初上陸
- 看板「コルヴァプースティ」は創業家5代目直伝の伝統製法
- 伊勢丹新宿食品売り場唯一のフィンランドブランド
アンドフィーカは、フィンランド最古のベーカリーカフェ「Ekberg(エクベリ)」の日本初常設ショップを、2026年7月15日に伊勢丹新宿店本館地下1階洋菓子エリアにオープンします。
伊勢丹新宿店の食品売り場において唯一のフィンランドブランドとなり、ヘルシンキ本店でも大人気のコルヴァプースティやヴォイシルマプッラなど、本格的なフィンランドのパンや焼き菓子を取り揃えます。
「Ekberg(エクベリ)」

- オープン日:2026年7月15日
- 場所:伊勢丹新宿店 本館地下1階 洋菓子エリア
- 運営:メトロ製菓株式会社(エクベリの指導のもと)
エクベリは1852年にヘルシンキで創業したフィンランド最古のベーカリーカフェ・パティスリーです。
現在はヘルシンキ中心部のブールバルディ通り9番地に本店を構え、創業家5代目による家族経営で150年以上にわたりフィンランドの食文化を支えてきました。
北欧旅行のガイドブックや北欧特集記事にも数多く掲載され、長年にわたりフィンランド旅の定番スポットとして日本人旅行者にも親しまれています。
ヘルシンキでは、カフェとショップのほか、エクベリエクストラ(パーティーやイベント会場)、エクベリケータリングも展開しています。
日本では数十年にわたり、ベーキングコースやポップアップストアなどの活動を通じてフィンランドの伝統的な食文化を紹介してきた実績があります。
今回の伊勢丹新宿店への出店は、日本初の常設ショップという新たな一歩です。
ヘルシンキ中心部の歴史あるブールバルディ通りにある本店

エクベリの本店は、ヘルシンキ中心部の歴史あるブールバルディ通りにあります。
1915年に現在の場所・ブールバルディ通り9番地へ移転し、クラシックな雰囲気が今も息づいています。
その始まりは元時計職人のフレデリック・エクベリが約10年のパン修業を経て1852年に開業したベーカリーです。
その後カフェもオープンし、1860年代後半には蒸溜所も開設して事業を拡大しました。
ロシアの支配下にあったフィンランドが1917年に独立する以前から、苦難の時代も幸せな時代も人々のささやかな幸せを支えてきた特別な存在です。
ヘルシンキの店舗内の様子

ヘルシンキ本店の店内には、長い歴史が積み重ねられた落ち着いた空間が広がっています。
パンやペストリー、ケーキ、焼き菓子など多彩な品揃えが並ぶショップエリアと、着席スタイルで楽しめるカフェエリアを備えています。
ヘルシンキの店舗内の様子(2)

店内ではコーヒータイムの文化がフィンランドの日常に深く根付いており、エクベリはその中心的な存在として親しまれてきました。
伊勢丹新宿店のショップでも同様の本場体験を提供する準備が進められています。
職人技と知識の伝承

「日本のお客様にも、フィンランドと変わらないエクベリの体験をお届けすることを何よりも大切に考えました」と、創業家5代目の妻ニーナ・エクベリ=チャクジックと共に経営を担うマーティン・チャクジックは語ります。
エクベリの経営陣が来日し、日本パートナーであるメトロ製菓のパン職人への技術指導と店舗運営チームへの研修を徹底しました。
商品・サービスに関する研修に加え、フィンランドの文化や伝統を学ぶ機会も用意されています。
本場フィンランドのエクベリの体験を実現するため、細部にいたるまで妥協せず準備を進めてきたことが、創業家ファミリーの言葉からも伝わります。

ベイカーのハネス・トッピ、エクベリ5代目マーティン・チャクジック、オペレーションディレクターのサイラ・ヴオリが、焼きあがったコルヴァプースティを手に揃っています。
エクベリ経営陣と日本の職人チームは一体となって準備を重ねてきました。
コルヴァプースティ(シナモンロール)

- フィンランド語の意味:「平手打ちされた耳」
- 特徴:上から押しつぶしたような独特の形
- 風味:カルダモンとシナモン
フィンランドのコーヒータイムに欠かせないコルヴァプースティは、カルダモン生地にたっぷりのシナモンがまぶされた伝統のシナモンロールです。
潰れたような耳の形がフィンランドのシナモンロールならではの見た目で、日本のシナモンロールとは異なる個性的なフォルムが目を引きます。
その特徴的な形と焼き上がりを忠実に再現することは容易ではなく、何度も試作と練習を重ねました。
日本の設備や原材料に合わせたレシピの調整も、エクベリのパン職人の立ち合いのもと慎重に進められています。
カルダモンとシナモンの香りが重なり合う伝統的な味わいは、ヘルシンキ本店と変わらない体験として東京でも味わえます。
ヴォイシルマプッラ

- フィンランド語の意味:「ヴォイ」=バター、「シルマ」=目、「プッラ」=菓子パン
- 特徴:中央の丸いくぼみにたっぷりのバターをのせて焼き上げる
ヴォイシルマプッラはフィンランドを代表するコーヒータイムのパンです。
中央に丸いくぼみがあり、そこにたっぷりのバターをのせて焼き上げるという製法が名前の由来にも表れています。
生地の隅々まで染み込んだバターと仕上げの砂糖が調和した味わいが特徴で、カルダモンとバターのコクが合わさったフィンランドならではの一品です。
コルヴァプースティとともに、エクベリのショップを代表する焼き菓子として揃います。
エクベリの歴史

1852年にヘルシンキで創業したエクベリは、フィンランド最古のベーカリーカフェとして170年以上の歴史を持ちます。
元時計職人のフレデリック・エクベリが約10年のパン修業を経て開業したのがその始まりです。

かつての製造工房では、職人たちが手作業でパンや菓子を作り続けました。
1860年代後半のフィンランド大飢饉の時代も事業を続け、蒸溜所も開設しながら地域の人々の生活を支えてきた歴史があります。

往時の店舗内にはクラシックな雰囲気が漂い、その空気感は現在の本店にも息づいています。
1915年にブールバルディ通り9番地へ移転して以来、現在も創業家5代目による家族経営が続いています。
フィンランドを代表するパン

エクベリのショップには、コルヴァプースティやヴォイシルマプッラをはじめとするフィンランドのパンや焼き菓子が揃います。
いずれもヘルシンキ本店で長年愛されてきた品々で、フィンランドのコーヒータイム文化を象徴する存在です。
伊勢丹新宿店のバイヤーは、以前エクベリの製菓教室に参加した際のコルヴァプースティの味が忘れられず、この体験を東京のお客様に届けたいとエクベリにアプローチしたことが出店のきっかけとなりました。
「北欧フィンランドのデザインやライフスタイルに関心を持つお客様が多い伊勢丹新宿店に、本場フィンランドの食文化とその精神を届ける理想的なパートナー」とバイヤーはエクベリとの親和性を語っています。
150年以上にわたり受け継がれてきたフィンランドの食文化を、伊勢丹新宿店で直接手に取ることができます。
カルダモンとシナモンの香り、バターがじんわり染み込んだ生地の味わいなど、ヘルシンキのコーヒータイムの雰囲気を東京の日常に取り込めます。
「Ekberg(エクベリ)」伊勢丹新宿店の紹介でした。
よくある質問
Q. エクベリの伊勢丹新宿店はいつオープンしますか?
A. 2026年7月15日に伊勢丹新宿店本館地下1階洋菓子エリアにオープンします。
伊勢丹新宿店の食品売り場においてフィンランドブランドはエクベリのみとなります。
Q. コルヴァプースティとはどのような商品ですか?
A. フィンランド語で「平手打ちされた耳」を意味するシナモンロールです。
上から押しつぶしたような独特の形が特徴で、カルダモン生地にたっぷりのシナモンがまぶされています。
エクベリのパン職人の直接指導のもと、日本の設備や原材料に合わせたレシピ調整を重ねて再現されています。
Q. 日本でのショップ運営はどこが行いますか?
A. エクベリの指導のもとで、洋菓子やパンの製造販売で定評のあるメトロ製菓が製造および店舗運営を担います。
エクベリ経営陣が来日し、パン職人への技術指導と店舗運営チームへの研修を実施しています。