記事ポイント
- 台湾の光ファイバーメーカーFICER TechnologyがInterop Tokyo 2026に出展し、800G・400G光トランシーバーやOTN DWDMシステムを披露します
- F520 OTN DWDMシステムにより、既存ファイバーのまま通信容量を2倍に拡張できます
- プラガブルOTDRが現場不要のリモート障害検出を実現し、修理にかかる平均時間を大幅に短縮します
生成AIの普及に伴い、データセンターや通信インフラへの需要が急速に高まっています。
その物理層を支える光通信技術の最前線として、台湾の光ファイバー専門メーカーFICER Technologyが日本市場に向けた製品群をInterop Tokyo 2026で公開します。
AIワークロードの激増を支える800G伝送から、既存インフラを活かした容量倍増ソリューションまで、幅広い製品ラインナップが同展示会に揃います。
FICER Technology「Interop Tokyo 2026 展示ソリューション」

- 出展社:FICER Technology Co., Ltd.(台湾本社)
- 展示会:Interop Tokyo 2026
- 主要展示製品:F520 OTN DWDMシステム、800G/400G DCO光トランシーバー、プラガブルEDFA/OTDR、XGS-PON/25G-PONモジュール
FICER Technologyは、光ファイバー製品と伝送システムを一貫して自社生産する台湾メーカーです。
台湾国内で圧倒的な市場シェアを持ち、OEM/ODMクライアントに対しても同じ製造体制からカスタマイズされたソリューションを供給しています。
Interop Tokyo 2026の公式テーマ「AI&インターネット:次なる進化」に合わせ、AIデータセンターと次世代通信インフラを対象とした製品群を日本市場に向けて展示します。
今回の展示は、ISPやシステムインテグレーター(SI)が既存のハードウェアを全面的に入れ替えることなく帯域幅を拡大できるソリューションを中心に構成されています。
800G・400G対応のデジタル・コヒーレント・オプティクス(DCO)トランシーバーから、エッジ向けのXGS-PON/25G-PONモジュールまで、ネットワークの物理層全体をカバーするラインナップが揃っています。
F520 OTN DWDMシステム:既存インフラで容量を最大化
F520 OTN DWDM Systemは、都市部のバックボーンや長距離伝送向けに設計されたモジュール式の高密度プラットフォームです。
光ファイバーメーカーとして自社でファイバーモジュールの選定も担うFICERが、システム全体の最適化を一貫して提供します。
このシステムを活用することで、SIやISPはハードウェアを完全に刷新することなく、既存のファイバー資産を活かしながら帯域幅を拡大できます。
高密度なメトロ環境でのファイバー逼迫に対しては、25G・40G・100Gの各トランシーバーが1本の光ファイバーで伝送できる容量を2倍に拡大します。
これにより、高額で工事期間も長い新規ファイバー敷設を回避しながら、増大するトラフィックへの対応が可能になります。
800G/400G DCO光トランシーバー:AIインフラの中核エンジン
生成AIのワークロードや次世代ワイヤレス規格が要求する低レイテンシーかつスケーラブルな帯域幅を実現するため、FICERは800Gおよび400G対応のDCO光トランシーバーを提供しています。
高密度サーバー環境のコアエンジンとして機能するこれらのモジュールは、激しい計算負荷に対してハードウェア基盤が安定して動作する条件を整えます。
OEMおよびODMサーバーメーカーに対しては、カスタマイズされた大容量光トランシーバーの統合によってハードウェアの性能が向上し、市場競争力の維持につながります。
マルチベンダー対応により、異なるネットワーキング・エコシステム間でのシームレスな統合もサポートしています。
プラガブルEDFA/OTDR:現場不要のリモート障害検出
FICERのプラガブルEDFA/OTDRトランシーバーは、標準インターフェースに直接インテリジェンスを組み込み、ネットワーク保守の手順を刷新します。
プラガブルOTDRはシングル・ファイバー動作でクロストークを排除し、リアルタイムのリモート障害検出を実現します。
技術者が現場に赴くことなくファイバーの断線箇所を特定できるため、修理にかかる平均時間が大幅に短縮されます。
デュアルEDFAモジュールの自動利得制御と組み合わせることで、インテグレーターは設備投資と運用費用の両方を削減しながら、信頼性の高い自己監視型ネットワークを構築できます。
XGS-PON/25G-PONモジュール:5G/6Gエッジの収容
ネットワーク・エッジでは、XGS-PON/25G-PONテクノロジーが家庭用・企業用・5G/6Gバックホール・サービスを統合ファイバー・アーキテクチャに集約します。
25G-PONモジュールは将来の5G高度アプリケーションが要求する厳しいレイテンシ要件に応えるため、スループットを4倍に引き上げます。
これにより、インテリジェント接続への移行においてコスト効率の高い経路が確保されます。
プラガブルEDFA/OTDRおよびXGS-PON/25G-PONモジュールは、5G/6G接続のコンバージェンスを可能にしながら運用の複雑さを軽減する設計となっています。
AIデータセンターの需要が世界規模で拡大するなか、FICER Technologyは既存ファイバーを活用した容量倍増から800G超高速伝送まで、物理層の課題に対応する製品ラインナップをInterop Tokyo 2026で披露します。
OEM/ODMへの柔軟な対応と自社一貫生産体制を強みに、ISPやSIが設備投資を最小化しながら次世代ネットワークへ移行できる選択肢を提供しています。
FICER Technology「Interop Tokyo 2026 展示ソリューション」の紹介でした。
よくある質問
Q. F520 OTN DWDMシステムは既存のファイバー設備をそのまま使えますか?
A. 既存のファイバーインフラを活用したまま帯域幅の拡大が可能です。
ハードウェアを完全に入れ替えることなく、FICERの光ファイバーモジュールを組み合わせることで容量を最大化できる設計となっています。
Q. プラガブルOTDRによる障害検出はどのような仕組みですか?
A. シングル・ファイバー動作によりクロストークを排除し、リアルタイムでのリモート障害検出を実現します。
技術者が現場に赴くことなくファイバーの断線箇所を特定できるため、修理にかかる平均時間が大幅に短縮されます。
Q. FICERはOEM/ODM対応を行っていますか?
A. 台湾での自社一貫生産体制を基盤に、OEM/ODMクライアント向けのカスタマイズされた光ファイバーソリューションを提供しています。
柔軟なサプライチェーン対応と迅速な生産体制が特徴です。
詳細は公式サイトに掲載されています。