記事ポイント
- TOKAI RADIOが5月31日(日)19時から、岐阜県加茂郡東白川村の戦争体験者を追ったドキュメンタリー番組「いくさ遺産 言霊をつぐもの」を放送します
- 2015年収録の体験者の声と2026年収録の遺族の証言を組み合わせ、記憶の継承という課題に迫る構成です
- 読み聞かせサークル「夢風船」が主催した300人規模の朗読会や、平和祈念館の移設など村の現状も取り上げます
TOKAI RADIOが2026年5月31日(日)、岐阜県加茂郡東白川村の戦争体験者を取材したドキュメンタリー番組「いくさ遺産 言霊をつぐもの」を放送します。
放送時間は19時00分から20時00分の1時間枠で、ナレーションと取材を担当するのはTOKAI RADIOアナウンサーの源石和輝さんです。
radikoのタイムフリー機能を利用すれば、放送から1週間後まで聴取できます。
TOKAI RADIO「いくさ遺産 言霊をつぐもの」

- 放送局:TOKAI RADIO(FM92.9MHz / AM1332kHz / radiko)
- 番組タイトル:いくさ遺産 言霊をつぐもの
- 放送日時:2026年5月31日(日)19時00分〜20時00分
- ナレーション・取材:源石和輝(TOKAI RADIOアナウンサー)
- タイムフリー:放送から1週間後まで聴取可能
「いくさ遺産 言霊をつぐもの」は、岐阜県加茂郡東白川村に暮らした戦争体験者たちの記憶を複数世代にわたり記録した1時間のドキュメンタリー番組です。
2015年に制作された前作「いくさ遺産 村の言霊」を起点に、10年後の2025〜2026年に収録した遺族や地域の活動者の声を加え、戦争の記憶を語り継ぐ意義とその課題を浮き彫りにします。
番組は、2015年に収録された戦争体験者本人の声と、2026年に収録した遺族の証言、さらに読み聞かせサークル「夢風船」の現在の活動を対話させる構成をとります。
体験者が直接語った言葉と次の世代が引き受けた言葉が重なり合うことで、戦争体験の継承がどのような形をとりつつあるかが記録されています。
マイクが記録した戦争体験者の証言

2015年にTOKAI RADIOが制作した「いくさ遺産 村の言霊」は、東白川村に暮らす戦争体験者にマイクを向け、中国大陸や北千島への出兵、シベリア抑留、満州開拓といったそれぞれの記憶を丹念に記録した番組です。
体験者自身の言葉で語られた証言は、重く確かな記録として音源に刻まれています。
それから10年が経過した2025年、村内の戦争体験者のほとんどが他界します。
戦争の記憶は「体験者に直接聞く」段階から「次の世代が語り継ぐ」段階へと移りつつあります。
2015年に収録された音源は、体験者不在の時代において貴重な「遺産」としての役割を担っています。
戦後80年の朗読会と記憶の継承

2025年夏、東白川村では朗読会「戦後80年〜せんそうとへいわ〜」が開催され、村最大のホールに300人の老若男女が集まります。
17人の村民が出兵者の手記や体験者への聞き取り資料を朗読し、戦争の記憶を参加者で共有します。
朗読会を主催したのは、地元の読み聞かせサークル「夢風船」です。
主宰の古田真由美さんは20年以上にわたり戦争体験を語り継ぐ活動を続けてきています。
番組では「夢風船」の現在の活動も記録し、体験者が不在となった時代における記憶の継承の実態に迫っています。
平和祈念館の移設と遺族の証言

体験者の手記や遺品を収蔵してきた村内の「平和祈念館」は、設立から30年を超え、石造りの蔵の老朽化に伴い2026年3月に移設されました。
形を変えながらも、戦争の記憶を守ろうとする村の姿勢は受け継がれています。

番組では戦争体験者の遺族にも取材を行い、親世代から戦争の記憶が語られる機会が少なかったという実情を記録しています。
2015年の音源と遺族の現在の言葉を組み合わせることで、記憶の継承に伴う難しさが浮かび上がります。
朗読会のラジオ音源もまた、次世代に手渡すべき「遺産」として番組に位置づけられています。
「いくさ遺産 言霊をつぐもの」は、2015年に記録された体験者の声を起点に、2025年夏に300人が集まった朗読会、古田真由美さんが20年以上継続してきた「夢風船」の活動、そして2026年3月に移設された「平和祈念館」という複数の具体的な事実を重ね合わせ、戦争の記憶が次の世代へどう渡されるかを問う番組です。
radikoのタイムフリー機能を利用すれば、2026年6月7日ごろまで聴取できます。
TOKAI RADIO「いくさ遺産 言霊をつぐもの」の紹介でした。
よくある質問
Q. 「いくさ遺産 言霊をつぐもの」はいつ、どこで聴けますか?
A. 2026年5月31日(日)19時00分から20時00分に、TOKAI RADIO(FM92.9MHz / AM1332kHz)で放送されます。
radikoにも対応しており、タイムフリー機能を利用すれば放送から1週間後まで聴取可能です。
Q. 2015年の「いくさ遺産 村の言霊」と今回の番組の内容はどう違いますか?
A. 「いくさ遺産 村の言霊」は東白川村の戦争体験者本人へのインタビューを中心に構成された番組です。
「いくさ遺産 言霊をつぐもの」は、2015年収録の体験者の声に加え、2026年に収録した遺族の証言や読み聞かせサークル「夢風船」の現在の活動を組み合わせ、体験者が不在となった時代における記憶の継承という課題を追った内容です。