記事ポイント
- たばこと塩の博物館で、看板や引札など約200点を紹介する企画展を4月25日から6月21日まで開催
- 会場は2階特別展示室、入館料は大人・大学生300円、小・中・高校生と満65歳以上は100円
- 江戸から明治にかけての商いの変化を、3部構成で看板、引札、広告資料からたどれます
たばこと塩の博物館で、明治の商いを看板や引札から読み解く企画展「ひきつけるカタチとコトバ-看板・引札にみる明治の商い」が開催されます。
会期は2026年4月25日から6月21日まで。
看板や引札、店舗を描いた絵画、たばこ商の広告資料など約200点を通して、江戸時代から明治時代への変化をたどれる展覧会です。
たばこと塩の博物館「ひきつけるカタチとコトバ-看板・引札にみる明治の商い」

- 会期:2026年4月25日(土)~6月21日(日)
- 前期:4月25日(土)~5月24日(日)
- 後期:5月26日(火)~6月21日(日)
- 会場:たばこと塩の博物館 2階特別展示室
- 所在地:東京都墨田区横川1-16-3
- アクセス:とうきょうスカイツリー駅から徒歩10分
- 開館時間:午前10時~午後5時、入館は午後4時30分まで
- 休館日:月曜日、5月7日(木) ※5月4日は開館
- 入館料:大人・大学生300円、小・中・高校生、満65歳以上100円
- 主催:たばこと塩の博物館
- 電話:03-3622-8801
本展は「店の見せ方」「客の呼び方」「変わる商い」の3部で構成されます。
江戸時代に定着した看板や引札が、明治時代の産業発展や印刷技術の進化によってどのように変化したのかを、さまざまな業種の資料から紹介する内容です。
幕府の規制がなくなったことで豪華になった店舗装飾、西洋技術を取り入れた金属製や油彩の看板、景品としても楽しまれた引札など、暮らしと商いの関係も見えてきます。
店の見せ方

第1部では、店舗建築とともに発達した看板の世界を紹介します。
建看板、置看板、掛看板、屋根看板といった形態の違いに加え、文字看板、模型看板、実物看板など内容による分類も展示。
売り物を見せる工夫が、店先の景観にどう表れていたのかを具体的に知ることができます。
たばこ葉の形を模した模型看板や、実物のたばこ入れと同じ素材で作られた実物看板など、見た目のインパクトに富んだ資料にも注目です。
客の呼び方

第2部では、得意先との関係づくりに使われた引札を中心に取り上げます。
開店や売り出しの告知、商品の由緒や効能書き、新年の挨拶など、用途ごとに異なる引札の役割を紹介。
現在のチラシよりも、得意先に向けたダイレクトメールに近い性格だったことがわかります。
明治後期には、石版印刷などの新技術を背景に、絵が主役の絵びらも増加。
略暦入りの印刷物や初荷のにぎわいを描いた作品から、宣伝が娯楽や贈り物の要素も持っていた時代性が伝わります。
変わる商い

第3部では、明治後期に広がった特約店制度や全国規模の宣伝競争に焦点を当てます。
たばこ、ビール、薬などの業界では、メーカーが特定の販売店と契約し、商品看板や新聞広告で認知を広げる販売網を構築します。
メーカーが販売店に看板を掲示させ、新聞紙面に特約店一覧を載せる動きも当時ならではです。
守田治兵衛の宝丹や岸田吟香の精き水、恵比寿ビールの看板などを通して、ブランドイメージづくりと広告戦略の始まりをたどれる構成。
現代の販促にもつながる発想を見つけられる展示です。
看板や引札は、単なる昔の広告物ではなく、その時代の暮らしや商売の工夫を映す資料です。
約200点の展示を通して、江戸から明治へ移り変わるなかで、人々を引きつける見せ方や言葉がどう変化したのかを立体的に楽しめます。
墨田区で歴史とデザインの両面から商い文化に触れたい人にぴったりの展覧会です。
たばこと塩の博物館「ひきつけるカタチとコトバ-看板・引札にみる明治の商い」の紹介でした。
よくある質問
Q. 展覧会はいつ開催されますか?
A. 会期は2026年4月25日(土)から6月21日(日)までです。
前期は5月24日(日)まで、後期は5月26日(火)からで、一部資料の展示替えがあります。
Q. 入館料はいくらですか?
A. 大人と大学生は300円、小・中・高校生と満65歳以上の方は100円です。
比較的気軽に立ち寄りやすい料金設定なので、休日のおでかけ先にも選びやすい内容です。
Q. どんな展示が見られますか?
A. 看板や引札、店舗を描いた絵画、たばこ商の広告資料など約200点が並びます。
店の見せ方、客の呼び方、変わる商いという3部構成で、明治の宣伝文化を学べます。