記事ポイント
- 近赤外線を最大97%吸収する低反射塗料
- ADASやLiDAR向けに4月21日発売
- 樹脂・金属・ガラス対応の製品を展開
オキツモから、センサやカメラの検知、認識精度向上に貢献する低反射塗料「T-BLACK」近赤外線シリーズが登場します。
2026年4月21日に発売され、ADASや自動運転、工場や物流の自動化、生体認証など赤外線センシングを活用する分野での活用が提案されています。
オキツモ「T-BLACK」近赤外線シリーズ

- 発売日:2026年4月21日
- 発売元:オキツモ株式会社
- 用途:ADAS・自動運転センサ、LiDAR、3Dレーザースキャナ、マシンビジョンカメラ、顔認証システムカメラ、AR・VRデバイス、レーザー加工機など
- 特長:近赤外線を最大97%吸収し、赤外線ノイズを抑制
「T-BLACK」近赤外線シリーズは、センサやカメラ機器で発生する赤外線ノイズを吸収し、測定可能距離の延伸や誤検知の防止、検知精度向上を目指した塗料です。
オキツモが暖房機用塗料で培った赤外線コントロール技術と、プロジェクターやヘッドライト用塗料の光制御技術を組み合わせて開発したシリーズです。
開発背景

ADAS、自動運転、工場や物流の自動化、生体認証など、赤外線を活用したセンシング技術は幅広い分野で使われています。
こうした機器では不要な赤外線反射がノイズとなり、センサやカメラの精度低下につながるため、反射を抑える材料への需要が高まっています。
オキツモは次世代センシング分野の課題解決に向け、近赤外線を最大97%吸収する低反射塗料を開発します。
ハイエンド仕様
- 製品名:TBL-12X
- 全光反射率:2.8%
- 対応素材:金属、樹脂、ガラス
- 塗装仕様:1液・1コート
- 特長:車載用の長期環境試験をクリア
TBL-12Xは、業界最高水準とされる近赤外線領域の低反射性を備えたハイエンド仕様です。
異なる素材に1液、1コートで対応できるため、量産性を重視する製品開発にも適しています。
光学特性に加え、車載用の長期環境試験をクリアしている点も特徴です。
スタンダード仕様
- 製品名:TBL-1201
- 対応素材:樹脂
- 全光反射率:3.4%
- 製品名:TBL-1202
- 対応素材:金属
- 全光反射率:5.4%
TBL-1201とTBL-1202は、近赤外線領域で優れた低反射性を備えたスタンダード仕様です。
樹脂素材用と金属用が用意されており、用途や筐体素材に合わせて選びやすいラインアップです。
センサやカメラの開発現場で、必要な性能と素材適性を両立したい場合に注目のシリーズです。
産業用LiDARや自動運転車のADAS用途をはじめ、精度が求められるセンシング機器向けに展開されます。
赤外線ノイズ対策を塗料で支える点も、このシリーズならではのポイントです。
「T-BLACK」近赤外線シリーズの紹介でした。
よくある質問
Q. 「T-BLACK」近赤外線シリーズはどのような用途を想定していますか?
A. ADAS、自動運転センサ、LiDAR、3Dレーザースキャナ、マシンビジョンカメラ、顔認証システムカメラ、AR・VRデバイス、レーザー加工機など、赤外線センシングを用いる機器向けに想定されています。
Q. ハイエンド仕様のTBL-12Xにはどんな特長がありますか?
A. 全光反射率2.8%の低反射性に加え、金属、樹脂、ガラスへ1液、1コートで対応できる点が特長です。
さらに車載用の長期環境試験をクリアしており、高い信頼性も備えています。
Q. スタンダード仕様の違いは何ですか?
A. TBL-1201は樹脂素材用で全光反射率3.4%、TBL-1202は金属用で全光反射率5.4%です。
使用する素材に応じて選べるため、開発中の機器に合わせた導入がしやすいシリーズです。