記事ポイント
- 東京工芸大学の教授と学生らによる江の島の内部構造を再現した3Dサイエンスアートを展示
- 会期は2026年4月11日から6月7日まで、展示場所は江の島シーキャンドル展望室内とコッキング苑温室遺構内
- LiDAR技術やフルカラー3Dプリント、レジンアートを組み合わせたテクノロジーとアートの融合作品
東京工芸大学 工学部の教授と学生らが制作したサイエンスアート作品『Inside ENOSHIMAII』が、神奈川県藤沢市江の島で開催中の「江の島アートフェスティバル2026」で展示されています。
江の島の外観だけでなく、岩屋の洞窟を含む内部構造まで3Dで精密に再現した作品です。
あわせて、江の島サムエル・コッキング苑の成り立ちと東京工芸大学の関わりを紹介するパネル展示も行われています。
東京工芸大学「Inside ENOSHIMAII」

- 展示会期:2026年4月11日(土)から6月7日(日)まで
- 展示場所:江の島シーキャンドル展望室内
- 会場エリア:神奈川県藤沢市 江の島島内・片瀬海岸エリア各所
- 作品名:『Inside ENOSHIMAII』
- 制作:東京工芸大学 工学部工学科 内田孝幸教授と学生ら
- 使用技術:LiDAR、3D処理ソフト、フルカラー3Dプリント
『Inside ENOSHIMAII』は、LiDAR技術を活用して江の島の外部と内部を立体的に可視化したサイエンスアート作品です。
江の島の岩屋の洞窟形状を3Dスキャナで精密に計測し、モデル化したうえで3D造形し、透明な江の島の外形の中に埋め込んでいます。
LiDAR機材にはFJDynamics社のLiDARと3D処理ソフトを使用。
一部のフルカラー3Dプリント造形はミマキエンジニアリングが担っています。
さらに、神奈川県藤沢市でレジンアート教室を開講する「Kiitos」が模型の着色と、江の島模型の周囲に広がる海部分の制作に協力。
工学的な精密表現とアート表現を組み合わせた作品に仕上げられています。
立体再現

作品の見どころは、通常は外からは分かりにくい江の島内部の構造や特性を、視覚的に把握しやすい形で表現している点です。
岩屋の洞窟を含む地形データを立体作品として落とし込むことで、自然の造形と先端技術の双方を体感できる展示。
観光地として親しまれている江の島を、別の視点から見つめ直せる内容です。
パネル展示

- 展示場所:江の島サムエル・コッキング温室遺構内
- 内容:サムエル・コッキング氏と東京工芸大学の歴史的な関わりを解説
- 関連人物:サムエル・コッキング氏、六代杉浦六右衞門
- 時代背景:1873年、写真と印刷の発達史に関わるつながり
会場では、現在の江の島サムエル・コッキング苑のもととなった庭園を造成したサムエル・コッキング氏と、東京工芸大学の創立の祖である六代杉浦六右衞門との関わりを紹介するパネルも展示されています。
1873年における日本の写真と印刷の発達史に深く関係した人物同士の接点をたどる内容で、作品鑑賞とあわせて江の島の歴史にも触れられる構成です。
「江の島アートフェスティバル2026」は湘南藤沢活性化コンソーシアムが主催し、家族や学生、観光客まで幅広い世代が楽しめるイベントとして開催されています。
島内を巡る展示や文化体験プログラムを通して、江の島の自然、歴史、文化を新たな視点で見つめられるのも魅力です。
先端技術で再現した立体作品と、土地に刻まれた歴史の両方を味わいたい人はチェックしてみてください。
東京工芸大学による「江の島アートフェスティバル2026」展示の紹介でした。
よくある質問
Q. 東京工芸大学の作品はどこで見られますか?
A. 東京工芸大学のグループ作品『Inside ENOSHIMAII』は、神奈川県藤沢市江の島で開催されている「江の島アートフェスティバル2026」の会場内、江の島シーキャンドル展望室内で展示されています。
Q. 『Inside ENOSHIMAII』はどんな技術で作られていますか?
A. FJDynamics社のLiDARと3D処理ソフトを使って江の島の岩屋洞窟をスキャンし、3D造形した作品です。
さらに一部はフルカラー3Dプリントで造形され、アート表現も加えられています。
Q. 作品以外に見られる展示はありますか?
A. はい。
江の島サムエル・コッキング温室遺構内では、サムエル・コッキング氏と東京工芸大学の創立の祖、六代杉浦六右衞門との歴史的な関わりを解説するパネル展示も行われています。