記事ポイント
- 豆蔵の対話型AIエンジン「MZbot」がマルチLLM対応の新バージョンを提供開始
- 永続ライセンスは税込88万円、年間サブスクリプションは税込44万円で2026年4月上旬から提供
- 完全オンプレミス環境やFAQ-RAG機能で通信制限下でも生成AI活用を広げる構成
豆蔵が、対話型AIエンジン「MZbot」の生成AI機能を大幅に強化した新バージョンの提供を2026年4月上旬から開始しています。
GeminiやClaudeなどのクラウドLLMに加え、各種ローカルLLMにも対応し、インターネット接続ができない環境での運用を視野に入れたアップデートです。
豆蔵「MZbot」

- 提供開始時期:2026年4月上旬
- 提供元:株式会社豆蔵
- 主な新機能:マルチLLM接続、FAQ-RAG機能、MyBOT機能、FAQデータ自動生成機能など
- 永続ライセンス価格:税込88万円
- サブスクリプション価格:税込44万円/年
- 対象環境:データセンター、製造現場、航空機、船舶、離島、緊急避難場所など
今回の新バージョンでは、従来のChatGPT、Azure OpenAI Serviceとの接続に加えて、Gemini、ClaudeなどのクラウドLLMや各種ローカルLLMとの接続に対応しました。
ローカルLLMと組み合わせることで、セキュリティ要件の高いオンプレミス環境でも生成AIエンジンを利用しやすくなった点が特徴です。
通信制限がある製造現場や、外部ネットワークに接続しない運用が求められる拠点での活用にも注目が集まります。
マルチLLM接続
複数の生成AIを使い分けたい企業向けに、既存導入済みのLLMと接続できる構成を用意しています。
利用者は活用シーンに応じて複数のLLMを切り替えて使えるため、社内業務や利用部門ごとの最適化にもつなげやすい設計です。
完全オンプレミス運用にも対応することで、製造現場や閉域環境での生成AI導入のハードルを下げるアップデートです。
FAQ-RAG機能
FAQ-RAG機能では、従来型のFAQエンジンに登録済みのFAQデータを関連情報として参照しながら回答を生成します。
社内特有の規定や運用ルールに基づいた回答を得やすくなるほか、参照元情報も表示されるため、根拠を確認しながら業務で活用できる仕組みです。
ハルシネーションを抑えつつ、回答精度と安心感の両立を目指した機能強化となっています。
MyBOT機能
生成AIへの問い合わせ内容を「MyBOT」として登録し、過去の対話内容やプロンプト、アップロードデータを引き継いだやり取りが可能です。
特定分野に特化したBOTを社内で共有できるため、担当者ごとのノウハウを横展開しやすい構成もポイントです。
FAQデータ自動生成機能
- 対応ファイル例:Officeファイル、PDF、テキストファイル、Excel
- 主な機能:QAデータ自動生成、質問文と回答文の推敲・要約、類語辞書自動生成
任意の社内文書をアップロードするだけで、QAデータや類語辞書データの作成を支援します。
管理者は教師データの準備やメンテナンスの手間を減らしながら、RAG環境を構築しやすくなる構成です。
ルールベース回答と利用制限
- ルールベース回答:特定キーワードに反応して設定済み文章を返答
- 拡張ルールベース:オプション契約で連続会話シナリオの起動に対応
- 利用制限:正規表現による制限ワード設定、警告表示、送信禁止、利用者別制限
一問一答型のルールベース回答に加え、オプション契約ではアンケートのような連続会話にも対応します。
生成AIフィルタでは、正規表現を使った柔軟な制限ワード設定が可能で、社外秘情報の誤送信防止を支援します。
利用量やアカウント情報に応じた利用者別制限も行えるため、企業利用を意識した管理機能も備えています。
MZbotは、完全オンプレミス環境での生成AI活用を後押しする選択肢として展開されます。
価格は永続ライセンスが税込88万円、年間サブスクリプションが税込44万円で、旧バージョン利用者は税込22万円のバージョンアップライセンスが必要です。
ローカルLLM利用時には高性能GPU搭載サーバーやOllamaなど、別途必要な環境がある点も確認しておきたいところです。
豆蔵の対話型AIエンジン「MZbot」の紹介でした。
よくある質問
Q. MZbotの新バージョンはどんな環境で使えますか?
A. データセンターや製造現場、航空機、船舶、離島、緊急避難場所など、インターネット接続が難しい環境での活用が想定されています。
ローカルLLMと接続することで完全オンプレミス運用にも対応します。
Q. MZbotの価格はいくらですか?
A. 生成AI対応機能の標準価格は、買い切りの永続ライセンスが税込88万円、年間契約のサブスクリプションが税込44万円です。
いずれも構築作業費用は含まれていません。
Q. FAQ-RAG機能では何ができますか?
A. 既存のFAQエンジンに登録されたFAQデータを関連情報として参照しながら回答を生成できます。
社内規定など一般的な生成AIでは答えにくい内容にも対応しやすく、参照元情報も確認可能です。