一般社団法人日本住宅保全協会が、住宅の劣化や健康被害の大きな原因となる「結露」に特化した新たな専門資格「結露診断士」を創設します。
近年の猛暑で急増している「夏型結露」などの現代的な課題にも対応し、原因究明から対策までを行えるプロフェッショナルを育成する制度です。
一般社団法人日本住宅保全協会「結露診断士」

資格名称:結露診断士
運営:一般社団法人日本住宅保全協会
目的:結露の発生メカニズムを理解し、適切な診断と対策提案ができる専門家の育成
対象:建築・リフォーム事業者、不動産管理会社、ハウスクリーニング事業者 等
住宅の高気密・高断熱化が進む一方で、換気不足や生活スタイルの変化により、結露トラブルは依然として多くの住宅で発生しています。
結露はカビやダニの発生源となり、アレルギーなどの健康被害を引き起こすだけでなく、建物の構造材を腐食させ寿命を縮める重大な要因です。
一般社団法人日本住宅保全協会は、こうした課題に対し、科学的根拠に基づいた診断と恒久的な対策を行える人材を育成するため、「結露診断士」を創設しました。
猛暑で急増する「夏型結露」への対応

本資格の大きな特徴は、冬の窓ガラスなどで見られる一般的な結露だけでなく、「夏型結露(逆転結露)」についても深く学べる点です。
近年の記録的な猛暑により、冷房で冷やされた室内と、高温多湿な外気との温度差が壁内部で発生し、見えない部分で結露が進行するケースが急増しています。
「結露診断士」のカリキュラムでは、この現代特有の現象である夏型結露のメカニズムと、その防止策についても重点的に学習します。
実践的な診断スキルと対策提案

資格取得に向けた講習では、結露の発生理論だけでなく、実際の現場で役立つ実践的なスキルを習得します。
含水率計やサーモカメラなどの機器を使用した調査方法や、断熱欠損の特定、換気経路の確認など、プロとしての診断技術を網羅。
単なる表面的な処置ではなく、建物の構造や断熱仕様に踏み込んだ根本的な解決策を提案できる能力を養います。
住まいの資産価値と健康を守るために

結露対策は、リフォームや新築時の重要な要素でありながら、これまで専門的に学ぶ機会が限られていた分野です。
「結露診断士」の資格を取得することで、顧客に対して根拠のある提案が可能となり、信頼性の高い住環境づくりに貢献できます。
住まいの資産価値を守り、居住者の健康で快適な暮らしを支える新たなライセンス。
建築業界やリフォーム業界での活躍が期待されます。
一般社団法人日本住宅保全協会「結露診断士」の紹介でした。