国立大学法人信州大学と旭松食品株式会社が、高野豆腐に含まれるタンパク質・レジスタントプロテインの新たな機能性に関する研究成果を発表しました。
腸管でのGLP-1産生を高め、高脂肪食による体重増加や脂肪肝を防ぐ効果が明らかになりました。
信州大学・旭松食品「高野豆腐による生活習慣病予防の可能性」

発表日:2026年1月13日(火)
発表者:国立大学法人信州大学、旭松食品株式会社
SDGsの概念の浸透に伴い、植物性たんぱくの機能性が世界中で注目されています。
信州名産である高野豆腐(凍り豆腐、凍み豆腐)は、そのほぼ100%が長野県で生産されている伝統食品です。
今回の研究では、高野豆腐に含まれるタンパク質「レジスタントプロテイン」が持つ、全く新しい機能性が解明されました。
それは、腸管でのGLP-1産生を高め、肥満や脂肪肝を予防するというものです。
研究の背景と概要
現代の食事は脂肪や糖質の多い食品に偏りがちであり、肥満や脂肪肝の増加は世界的な健康課題となっています。
信州大学と旭松食品は、高野豆腐の健康機能に着目し、共同研究を実施。
高脂肪食を摂取させたマウスを用いた実験において、高野豆腐タンパク質・レジスタントプロテインが腸管に作用し、通称「痩せホルモン」とも呼ばれるGLP-1の産生を促進することを確認しました。
その結果、体重増加や脂肪肝の形成が有意に抑制されることが判明しました。
安全性と今後の展望

本研究において、高野豆腐タンパク質・レジスタントプロテイン摂取による胃や腎臓、心臓などへの悪影響は見られませんでした。
安全性の高い食品成分による生活習慣病予防の可能性が示されたことは、信州の産業発展の鍵にもなり得る成果です。
今後、現代人の健康維持に寄与する新たな食品開発や、高野豆腐のさらなる価値向上につながることが期待されます。
日本の伝統食が秘める新たなパワー。
信州大学と旭松食品による「高野豆腐タンパク質の研究成果」の紹介でした。