株式会社土屋の合理的配慮推進委員会が、2025年12月17日、株式会社アカルク 代表取締役の堀川 歩 氏を講師に迎え、性の多様性(LGBTQ+)に関する社内勉強会を開催しました。
介護業界における具体的な課題や、現場で実践すべき配慮のあり方について学んだ当日の様子をレポートします。
土屋「LGBTQ+勉強会~介護業界に求められる配慮とは?~」

開催日:2025年12月17日
講師:堀川 歩 氏(株式会社アカルク 代表取締役)
テーマ:LGBTQ+勉強会~介護業界に求められる配慮とは?~
参加者:株式会社土屋の全スタッフ
重度障害者への訪問介護をはじめ、高齢者向けデイサービスや訪問看護などを全国展開する株式会社土屋は、ソーシャルビジネス企業として多様性への理解促進に取り組んでいます。
今回の勉強会は、2025年6月に実施した社内アンケートにて、約75%のスタッフが「これまで学ぶ機会がなかった」と回答し、LGBTQ+の方への接し方に不安を感じている現状が明らかになったことを受けて開催されました。
講師には、LGBTQ+の総合サポート事業を行い、「PRIDE 指標2025」で5年連続ゴールドを受賞した株式会社アカルクの代表、堀川 歩 氏を招聘。
当事者である堀川氏自身の体験や専門的な知見をもとに、介護現場で求められる具体的な配慮や、心理的安全性を守るための個別ケアの重要性が共有されました。
勉強会の主な内容
1. LGBTQ+に関する基礎知識
近年の社会状況や法律制度の現状、同性婚やパートナーシップ制度の動向について解説。
特にトランスジェンダーに関しては、身体と心の性の不一致による葛藤や選択について、堀川氏の実体験を交えて説明されました。
2. 介護業界における課題と配慮
介護現場での課題を「ハード面(環境・制度)」と「ソフト面(理解・情報)」から分析。
無理解によるハラスメントやアウティングの深刻な影響、身体介助に対する当事者の不安軽減について具体的な示唆がありました。
正解は一つではなく、一人ひとりに寄り添う「個別ケア」の視点が重要であることが強調されました。
3. アライとしてできること
無意識の言動への注意や、アライ(理解者・支援者)としての行動について紹介。
互いを一人の「個人」として尊重し合う大切さが再確認されました。
合理的配慮推進委員会 委員長コメント

合理的配慮推進委員会 委員長・白鳥 美香子氏は、次のようにコメントしています。
合理的配慮の推進は、障害や性の多様性を含め、誰もが安心して自分らしく過ごせる環境を整えるために欠かせない取り組みです。社会の変化とともに、私たちの職場や利用者、家族、友人の中にも、さまざまな背景を持つ方々が共に働き、生活しています。その一人ひとりが尊重され、力を発揮できるような環境づくりを、皆さまと共に進めてまいりたいと考えております。
参加者の声
参加したスタッフからは、以下のような感想が寄せられました。
「当事者の方が日常で感じている困りごとを直接知ることができ、理解を深める貴重な機会となりました」
「SOGIハラスメントについて、無意識のうちに発言してしまっている可能性があることに気付き、反省しました」
「知ることで意識は変わるのだと実感しました」
一人ひとりを尊重する姿勢と具体的な支援の実践へ。
株式会社土屋「LGBTQ+勉強会~介護業界に求められる配慮とは?~」開催の紹介でした。