比丘尼御所由来の三光院の伝統行事と御所流精進料理を次世代に継承するため、「三光院を守る会」が発足。
680年に渡って継承されてきた特異な精進料理「竹之御所流精進料理」の存続を目指し、発足を記念した体験会が開催されます。
三光院を守る会「御所流精進料理」体験会

対象:報道関係者、学術関係者
参加申込締切:2026年1月15日
場所:三光院
※詳細は招待状に記載
公家以上の姫宮様を住持として迎え入れてきた比丘尼御所。
通玄寺以来680年に渡って継承されてきた特異な精進料理が、いま、存亡の危機にあります。
この貴重な文化を次世代に継承するため、「三光院を守る会」が発足しました。
会長を務めるのは、女優の岸惠子さんの従姉妹であり、NHK「きょうの料理」でフランス家庭料理の講師を長く勤めた西井香春(フランス料理家名:西井郁)氏。
三光院において30年以上、多くの弟子を育てながら、御所流精進料理を守り続けています。
竹之御所流精進料理の特徴
三光院精進料理は、一般的な精進料理とは一線を画す特異な特徴を持っています。
まず、料理は一皿ずつ作りながら提供されるスタイル。
これは中国僧由来の大皿料理や、日本僧由来の御膳料理とは明らかに異なる系統です。
また、動物性食材どころか出汁さえ使わず、「淡味」と呼ばれる素材本来の味わいを長時間掛けて引き出す調理法を徹底。
さらに、お皿の上に乗せられるものは全て食べられるもので構成する一般の精進料理と異なり、快敷や飾り花と呼ばれる草花も皿の上を彩ります。
欧州メディアに「皿の上の禅」と称された通り、提供する全ての献立に禅的思想が加味されています。
三光院を守る会と十月堂

守る会では、以下の文化継承を目指します。
一つ目は、婦女子教育に熱心で日本文化を体験できる場が欲しいと開山された西野奈良江御開基の意志を継ぎ、場所の無償開放により継続してきている「寺子屋三光院」の各教室。
二つ目は、尼門跡寺院曇華院から初代住職として移られた米田祖栄和尚様が伝えた、比丘尼御所由来の雅びなお遊び文化と、仏様、神様、皇室を等しくお祀りする年間行事です。
そして三つ目は、檀家がいない尼寺の運営手段として、それまで一般提供されてこなかった御所流精進料理を世界に知らせた星野香栄御住職の想い。
日本唯一のこの料理を守り抜くことを目的としています。
三光院山門

この度、守る会の発足を記念して、報道関係者、学術関係者を対象に、三光院の御所流精進料理の体験会の開催が決定しました。
料理体験後には、西井香春先生との質問懇談会も併催されます。
また、守る会では賛同者を募集中。
会費や公に対しての氏名公表などは必要なく、登録参加が可能です。
存亡の危機にある比丘尼御所由来の文化と料理を未来へ。
三光院を守る会「御所流精進料理」体験会開催と発足の紹介でした。