韓国人参協会は、2025年12月4日に千葉県のTKPガーデンシティ幕張にて「2025日韓人参シンポジウム」を開催。
高麗人参の文化的価値の発信やユネスコ無形文化遺産登録に向けた取り組み、日本市場における需要拡大について活発な意見交換が行われました。
韓国人参協会「2025日韓人参シンポジウム」

開催日:2025年12月4日
会場:TKPガーデンシティ幕張(千葉県)
テーマ:「世界が見つめる人参、そして未来」
主催:韓国人参協会
後援:韓国農林畜産食品部、韓国農水産食品流通公社(aT)、正官庄(ジョンガンジャン)
日韓の高麗人参産業・文化関係者、研究者や一般参加者ら約80名が集まり、高麗人参の未来について議論するシンポジウムが開催されました。
今回のシンポジウムでは、東アジアの歴史に根差した高麗人参の文化的価値を再確認するとともに、ユネスコ無形文化遺産登録へ向けた連携強化を確認。
開会の挨拶に立ったキム・ミョンス会長は、以下のように述べました。
キム会長は、以下のように協力を呼びかけました。
高麗人参は東アジアの歴史に深く根差した薬用作物であり、近隣国とともに文化を共有してきました。東北アジア3カ国である日韓中が連携し、高麗人参が持つ有用な文化価値も世界へ広く伝えていきたいです。高麗人参文化のユネスコ登録に向けても、皆さまの協力をお願いいたします。
シンポジウムでは「世界が見つめる人参、そして未来」をテーマに、様々な専門家によるセッションを実施。
青山学院大学の東伸一教授は、日本の若年層約1,000人を対象にした調査結果を発表しました。
東教授は、調査結果について以下のように説明しました。
高麗人参は疲労回復や美容・スキンケアなどの関心項目で高い反応が見られました。
東教授はさらに、若年層の摂取経験がドラッグストアで販売される飲料タイプを中心に形成されている現状を指摘。
流通チャネルとの接点を踏まえたアプローチの重要性を強調しました。
続いて、世宗大学のイ・ヨンジュ教授が登壇し、紅参(ホンサム)の機能性および女性の健康に関する研究成果を紹介。
細胞および動物実験の結果、紅参が子宮内膜症に関連する炎症反応や病変の大きさ、細胞の増殖などに影響を及ぼす可能性について解説しました。
イ教授は、紅参の可能性について以下のように述べました。
紅参は更年期女性の健康をはじめ、多方面で女性健康に役立つ素材であり、日本の女性の健康ニーズにも合致する健康素材だと考えます。
また、ユネスコ関連のセッションでは、東京文化財研究所の石村智ディレクターが高麗人参文化の特性を解説。
無形文化遺産条約の観点から、登録審査においては「共同体との関係性」と「文化多様性への貢献」が重要になるとの指摘がありました。
現場では、日本における消費者接点拡大の事例についても共有。
日本の植物バイオ研究企業「サンルイ・インターナショナル」の森田敦子CEOへのインタビューも行われました。

森田CEOは、自身の経験と日本市場での可能性について以下のように語りました。
健康管理のため20年以上紅参を摂取してきました。日本でも十分に競争力があります。日本では日常的に健康への関心が高く、特に女性は美容と健康を一体で捉えます。スティック、液体、カプセルなど手軽な形状は日本の消費者にとっても魅力的です。
韓国を訪問し、生産現場や工場、R&Dセンターを見学して品質の基盤を直接確認しました。
森田CEOは、韓国の紅参が日本市場でも代表的な健康食品として定着する可能性が高いとの見方を示しました。
シンポジウムに合わせて、2025年12月3日から5日には幕張メッセで韓国人参PRブースも運営。
韓国産人参・紅参製品の紹介や、現地バイヤー・業界関係者との商談が約60件実施され、海外輸出・販路開拓に向けた基盤構築が進められました。
最後に、正官庄の関係者および韓国人参協会の関係者が今回のイベントを総括しました。
正官庄の関係者は、以下のように手応えを語りました。
今回の行事を通じて、韓国の紅参に対する日本の高い関心を改めて確認できました。今後も科学的研究とトレンドに沿った製品開発などを通じて、紅参の優位性を世界に発信していきたい。
韓国人参協会の関係者は、今後の展望について以下のように述べました。
今回の行事は、高麗人参の科学的根拠と歴史・文化的価値を共有し、国際的な共感を広げる機会となりました。ユネスコ登録の推進に加え、現地消費者の目線に合わせた広報とパートナーシップを継続し、輸出市場の多角化につなげていきたいです。
高麗人参の文化的価値と科学的根拠に基づいた機能性が改めて注目される機会となりました。
今後のユネスコ登録に向けた動きや、日本市場での展開に期待が高まります。
韓国人参協会「2025日韓人参シンポジウム」の紹介でした。