2025年11月3日(祝・月)、世界遺産・仁和寺 御所庭園にて第2回「美調香グランプリ オブ ジャパン 2025」が開催。
香りを通じて自分の心と向き合い、想いを未来へと手渡す新しい文化のかたちを提示する本イベント。
表彰式では最年少として4歳の女の子が「妹への複雑な想い」を表現し、ファイナリストに入賞するという注目の結果となりました。
第2回「美調香グランプリ オブ ジャパン 2025」

開催日(表彰式):2025年11月3日(祝・月)
開催場所:世界遺産・仁和寺 御所庭園「辰殿」(表彰式)、「黒書院」(作品展示)
応募総数:150名(一般111名/キッズ34名/ジュニア5名)
主催:株式会社MIWAIKEHATA
「美調香グランプリ」は、香りの美しさや技巧を競うものではなく、自分の内面と静かに向き合い、祈りや想いを香りとして表現することを目的とした取り組みです。
第1回では参加者の86%が5分間でメンタル向上を実感するという成果が報告され、大きな反響を呼びました。
今年の第2回はさらに文化的・社会的意義を深め、入賞作品が世界遺産・仁和寺の御所庭園「黒書院」に一週間にわたり展示。
来場者が実際に体験できる特別な機会となりました。
今回のグランプリには、未就学児から70代まで幅広い年齢層が集い、香りを通じて「自分の心身の状態に気づく」体験を共有しています。
参加者の約8割が「Well-Beingが高まった」と実感

参加者アンケートにて「本コンテストに参加したことでWell-Beingが高まりましたか?」という5段階評価の問いを実施。
結果、「とても高まった」が82名、「高まった」が22名となり、参加者の約8割が肯定的に回答しました。
香りを「選び、組み立て、表現する」というプロセスが、短時間で心の状態に変化をもたらすことが示されています。
4歳女児がファイナリストへ入賞
今回、事例として注目を集めたのが、ファイナリストに入賞した4歳の女の子です。
彼女は調香の過程で自分の心の動きに静かに目を向け、妹に対して抱いていた複雑な想いや感情を香りとして表現。
最終的には相手を思いやる気持ちへと昇華させました。
感情を否定せずに受け止めている点や、他者へのまなざしへ自然につながっている点が高く評価されています。
この事例は、香りが祈りや内省を促し、思いやりの心を育む媒介となり得ることを年齢を超えて示す象徴的な成果といえます。
子どもたち自身が実感するWell-Being
キッズ部門のアンケートでも、香りを通じて「自分を整える」「自分を大切にする」感覚が子どもたち自身の実感として芽生えていることが実証されています。
81%が「自分の作った香りで元気・安心できると思う」と回答し、71%が「来年も応募したい」と回答しました。
以下は、参加者から寄せられた声の一部です。
香りに想いをのせることで、過去や未来に丁寧に向き合えました。
“今の自分の一滴でいい”という気づきがありました。
自分を大切にすることが、他者を大切にすることにつながると感じました。
黒書院での作品展示と表彰式の様子


ファイナリストの作品は、仁和寺 御所庭園「黒書院」にて一週間展示。
来場者は香りを通じて、作品に込められた祈りや想い、世界観を体験しました。



今後の展望
美調香グランプリは今後も継続開催を予定。
香りを通じたWell-beingの実践を、さらに医療・教育・文化の現場へと広げていくことを目指します。
第3回美調香アワードは、2026年2月10日(火)よりエントリー開始予定です。
プロジェクト構成組織
<主催>
株式会社MIWAIKEHATA
<共催>
真言宗御室派 総本山 仁和寺
一般財団法人日本アロマ療法創造機構「寺CARE 2025 OMOIYARI & フェムテック in 京都」実行委員会
<後援>
京都府
<特別協力企業>
株式会社フレーバーライフ社
<協力企業>
アリスガーデンアロマスクール大阪
アロマスタジオKAHO
アロマヒーリングサロンあんまぁ
アロマライセンスカレッジ熊本本校
あずま家具
インティグリー株式会社/イアストランポリンスクール
MFC株式会社
kitchen ma-ru
栗山縫製株式会社
salon de merry
四季菜家 彩~sai~
真~shin~
そら鍼灸整骨院
株式会社丹後王国ブルワリー/ホテル丹後王国/道の駅 丹後王国「食のみやこ」
ハーブアロマ ハンドメイド教室BlueMoon
パシュパティ
ハタガヤクレープ
姫整骨院
physis aroma&clay
合同会社Bright Works
ベガファーマ株式会社/くるみ薬局
ペットハウスムク倶楽部
株式会社ボンアーム/アイ調剤薬局/ミタニ調剤薬局
香りを通じた心の表現文化の広がりを感じさせる第2回開催。
仁和寺で開催された「美調香グランプリ オブ ジャパン 2025」の紹介でした。