これからの社会における働き方のヒントを共有!北海道上川町「WORK SHIFT LOCAL 2050 @札幌」

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北海道上川町が、2025年12月9日に「WORK SHIFT LOCAL 2050 @札幌~個の新しい働き方が、未来を刺激する~」を札幌市内のDeep Tech CORE SAPPOROで開催しました。

「個が輝く働き方」と「地域との新しい関係性」をテーマに、多様な分野の実践者を迎えたトークセッションを通じて、これからの社会における働き方のヒントが共有されました。

 

北海道上川町「WORK SHIFT LOCAL 2050 @札幌」

 

上川町の説明をする、三谷氏

 

開催日:2025年12月9日

会場:Deep Tech CORE SAPPORO

主催:北海道上川町

 

イベントの冒頭、上川町東京事務所の三谷氏より、定住人口の増減だけに依存しない独自の地域経営について紹介がありました。

大雪山国立公園の麓に位置する人口約3,000人の上川町は、町外にいながら地域に関わり続ける「関わる人」を増やす取り組みを重視。

「成長を続ける町には誰もがバッターボックスに立てる余白がある」と語り、参加者へ地域との新しい接続を呼びかけました。

 

未来の働き方を読み解くキーセッション

 

トークセッションの様子(左から、平原氏、伊藤氏、小知井氏、黒井氏)

 

キーセッションでは、平原依文氏、伊藤慎之介氏、上川町の小知井和彦氏らが登壇し、テクノロジーと人間の在り方を議論。

上川町が掲げる「感動人口」という概念を通じ、キャリアを点として地域に接続する「サードキャリア」の重要性が説かれました。

AI時代において人が本来持つ感情やコミュニティの価値を再確認し、地域が果たす役割を問い直す有意義な時間となりました。

 

枠を超えた新しい働き方の実践

 

トークセッションの様子(左から、高橋氏、和田氏、久保氏)

 

第1セッションでは、副業や複業を実践する高橋恭文氏や和田花織氏らが、肩書きにとらわれない働き方について熱弁。

「どんなテーマに向き合うか」を起点に行動することで、自然と複数の役割が立ち上がってくるプロセスが共有されました。

自分を既存の枠に閉じ込めるのではなく、関心に合わせて仕事との関係性を組み替えていく姿勢が、持続可能なキャリアにつながります。

 

ゼブラな働き方が描く地域の未来

 

トークセッションの様子(左から、米田氏、藤村氏、清光氏、久保氏)

 

第2セッションには、『水曜どうでしょう』のディレクター藤村忠寿氏らが登壇し、「ゼブラな働き方」を深掘りしました。

急成長を目的とするのではなく、関係性を丁寧に育てて持続的に価値を生み出す姿勢こそが「ゼブラ」の本質であると定義。

藤村氏は「意味のある少人数との関係性を大切にしたい」と語り、質を重視した地域との関わり方の重要性を示しました。

 

盛り上がる登壇者(左から、米田氏、藤村氏、清光氏)

 

終始熱気に包まれたイベントを通じて、参加者は場所や雇用形態に縛られない自由な選択の重要性を再確認した様子。

上川町は今後も越境的な人の関わりを促進し、個と地域が共に成長できる新しいワークスタイルの発信を続けていきます。

誰と、何に向き合うかを自ら選び取る「新しい働き方」のムーブメントから目が離せません。

 

北海道上川町「WORK SHIFT LOCAL 2050 @札幌」の紹介でした。

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