奈良・喜光寺へ奉納の仏像を彩色!誠恵高等学校の生徒が挑む「雲中供養菩薩」特別展示

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誠恵高等学校の生徒が彩色作業を行う仏像彫刻「雲中供養菩薩」の制作過程が、2025年12月19日より沼津御用邸記念公園にて特別公開されます。

奈良市の喜光寺へ2026年に奉納される予定の貴重な仏像を、仕上げ前の段階で間近に鑑賞できる貴重な機会が到来。

 

誠恵高等学校「雲中供養菩薩」彩色制作公開

 

雲中供養菩薩の彩色を担当する誠恵高等学校の生徒

 

展示期間:2025年12月19日から12月25日

会場:沼津御用邸記念公園 西附属邸

入園料:大人410円、小中学生200円(西附属邸観覧料込)

開園時間:9時〜16時30分(最終入場16時)

 

沼津御用邸記念公園で開催中の創作展「創」にて、特別なプロジェクトの全容が明らかになります。

仏師の榎本宜道氏との縁から実現したこの取り組みでは、芸術コースの生徒たちが伝統的な仏像に命を吹き込む彩色を担当。

歴史ある御用邸の空間で、若き才能が伝統工芸に挑む息吹を感じられる展示構成です。

 

雲中供養菩薩

 

奈良・喜光寺に奉納される予定の雲中供養菩薩

 

平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩を基に制作された、優美な姿が特徴の仏像。

2026年に奈良県の法相宗別格本山・喜光寺へ奉納される予定の全3次のうち、最終段階となる貴重な2躯が並びます。

奉納後は奈良の地で長く受け継がれる作品を、ここ沼津の地でいち早く目に焼き付けることができます。

 

彩色作業の様子

 

誠恵高等学校の生徒が彩色中の雲中供養菩薩

 

木彫の素地を整える下地工程を経て、筆やエアーブラシを用いた緻密な作業が続けられています。

生徒たちは一つひとつの工程に真摯に向き合い、仏像の持つ神聖な美しさを引き出すために奮闘中。

伝統的な技法と現代の感覚が融合する、創作の熱量を肌で感じられる内容です。

 

誠恵高等学校 創作展「創」

 

沼津御用邸記念公園で開催中の誠恵高等学校創作展

 

西附属邸の和の空間を舞台に、芸術コースの生徒が全国的な公募展で入選した力作が集結。

陶芸専攻の大作や絵画など、個性が光る多様な作品群が来場者を魅了します。

皇室ゆかりの庭園と若き芸術家たちの感性が響き合う、今しか見られない特別な風景が広がります。

 

高校生たちの情熱が込められた仏像が、歴史ある沼津の地から奈良の聖地へと羽ばたく準備を進めています。

伝統の継承と生徒たちの自己研鑽が結実した、雲中供養菩薩の神々しい姿は必見。

冬の穏やかな陽光が差し込む沼津御用邸記念公園で、至高の芸術体験を堪能できる一週間に注目です。

 

誠恵高等学校「雲中供養菩薩」彩色制作公開の紹介でした。

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