一般社団法人 日本損害保険協会が、第22回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」の入選作品を決定しました。
全国の小学校や子ども会などから寄せられた1,289作品の中から、文部科学大臣賞をはじめとする入賞22作品・佳作60作品が選出されました。
日本損害保険協会 第22回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」

主催:一般社団法人 日本損害保険協会
参加規模:407団体、6,665人
応募作品数:1,289作品
文部科学大臣賞:【宮城県】石巻市立北上小学校「石巻市立北上小学校4年生」
「小学生のぼうさい探検隊」は、子どもたちがまちを探検しながら防災・防犯・交通安全に関わる施設や設備を発見し、マップにまとめる実践的な安全教育プログラム。
2004年から毎年開催されているコンクールにおいて、今年も優れた視点と工夫が凝らされたマップが集まりました。
応募作品の傾向と特徴
今回の応募作品では、阪神・淡路大震災や東日本大震災、令和6年能登半島地震などの被害や教訓をテーマにしたものが多く見受けられました。
防災バッグの備えや避難時の具体的行動に加え、クマなどの野生動物出没、雪害といった地域特性、さらには熱中症対策など環境変化に伴うリスクに着目したマップも登場しています。
また、避難時の外国人への配慮として英語を併記したり、低学年でも読めるよう漢字にルビを振ったりと、多様な立場を意識した工夫も随所に見られました。
保護者や指導者からは、地域の特性理解や家族での防災会議のきっかけになったとの声が寄せられています。
今後の展開
入賞した22作品については、審査員の講評を取りまとめた表彰動画が2026年1月下旬に協会ホームページにて公開される予定です。
子どもたちの視点で捉えた地域の安全安心への取り組み。
力作揃いのマップから、大人が学べる点も多くありそうです。
日本損害保険協会 第22回「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」入選作品決定のニュースでした。