ITコミュニケーションズは、「BtoBマーケティングにおけるイベント施策に関する実態調査」を実施し、その結果と考察をまとめた調査レポートを公開しました。
展示会とオンラインセミナーのどちらが効果の高い施策なのか、マーケターの声から実情を明らかにしたレポートです。
ITコミュニケーションズ「BtoBマーケティングにおけるイベント施策に関する実態調査」

調査期間:2025年10月3日(金)~ 10月8日(水)
調査対象:BtoB企業においてマーケティング・広報・販促企画業務に携わる担当者(25~59歳)
回答者数:237名
調査方法:インターネットリサーチ
レポートダウンロード:https://na2.hubs.ly/H02lCzJ0
コロナウイルスの蔓延を経て、BtoBマーケティングの手法は大きく変化しました。
急速に発達したオンラインセミナー(ウェビナー)が定番の施策として定着する一方で、対面で行う展示会も賑わいを取り戻しています。
本調査では、変化するマーケティング環境において各施策がどのように活用され、評価されているかが分析されています。
昨年度実施したマーケティング施策

昨年度に実施したマーケティング施策では、「展示会(52.3%)」が他を大きく引き離して最上位となりました。
次いで「メールマーケティング(37.1%)」、「オンラインセミナー(36.7%)」が続いています。
「SNSマーケティング(29.5%)」も重視されており、多様なチャネルが活用されている実態が浮き彫りになりました。
展示会出展のメリット

展示会のメリットとしては、「ブランド認知・存在感を高める機会(58.1%)」が最多です。
「製品・サービスを実際に見たり触れてもらうことができる」「偶発的な出会いや顧客との接点創出」など、リアルならではの体験価値が重視されています。
直接的な反応を感じながら信頼関係を構築できる点が、展示会の大きな強みです。
オンラインセミナー開催の目的

オンラインセミナーの目的は「リードの獲得(59.8%)」が最多で、新規開拓への期待が高いことがわかります。
展示会と比較すると「リードナーチャリング(顧客育成)」を目的とする割合が高く、顧客との関係を深める手段としても活用されています。
場所や人数の制約を受けにくい柔軟性も、オンラインセミナーならではの特徴です。
昨年度実施したマーケティング施策の効果

実施した施策の効果については、「展示会」と「オンラインセミナー」の双方が高く評価されました。
オンラインとオフラインのどちらかに優劣があるわけではなく、それぞれの特性を活かした統合的な展開が成功の鍵となります。
イベント施策以外では「マス広告」も依然として高い効果を示しており、目的に応じた施策選定が重要です。
マーケティング課題の解決に役立つヒントが詰まった調査レポート。
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ITコミュニケーションズ「BtoBマーケティングにおけるイベント施策に関する実態調査」の紹介でした。