東京国立博物館にて、恒例の正月企画「博物館に初もうで」が開催されます。
2026年1月1日(木・祝)13時より開館し、新年の訪れを祝う様々な展示やイベントが行われます。
干支をテーマにした特集展示や、国宝「松林図屏風」の公開など、日本の伝統文化とともに正月を迎えることができます。
東京国立博物館「博物館に初もうで」

開催期間:2026年1月1日(木・祝)~1月25日(日)
※企画や作品により展示期間が異なります。
開館時間:9時30分~17時
※2026年1月1日(木・祝)は13時~17時
※毎週金・土曜日および1月11日(日)は20時まで
会場:東京国立博物館(東京・上野公園)
観覧料:一般 1,000円、大学生 500円
「博物館に初もうで」は、東京国立博物館で毎年開催される人気の新春企画です。
本館、東洋館の各展示室では、新年の幕開けにふさわしい吉祥作品や名品の数々が並びます。
また、2026年の干支である「午(うま)」にちなんだ特集展示も行われます。
特集「博物館に初もうで 午―神と人をつなぐ祈りのかたち―」

期間:2026年1月1日(木・祝)~1月25日(日)
場所:本館 特別1室
令和8年(2026)の干支は午年です。
古くから人の良きパートナーであり、権力の象徴や神への供物としても大切にされてきた馬。
本特集では、神仏への祈りを捧げる際にあらわれた華やかな馬の姿を紹介します。
画像は明治26年に後藤貞行が制作した木彫の「馬」です。
猛スピードで駆けてきた馬が急停止した一瞬の姿が、力強く表現されています。
重要文化財「馬医草紙(ばいそうし)」

鎌倉時代・文永4年(1267)の作品です。
古の和漢の名馬や馬の名医、馬用の薬の原料などを描いた秘伝の絵巻です。
当時の馬に対する知識や関心の深さをうかがい知ることができます。
重要文化財「木製彩色婦人乗馬図華鬘(もくせいさいしきふじんじょうばずけまん)」

室町時代・16世紀の作品で、和歌山・丹生都比売神社に伝来しました。
高野山の鎮守とされる丹生都比売神社に伝わったもので、絵馬のように願意を込めて奉納された可能性があります。
馬形埴輪(うまがたはにわ)

群馬県大泉町出土の古墳時代・6世紀の埴輪です。
鈴や杏葉、轡など、豪華な馬具を身に着けた「飾り馬」の姿をしています。
古代における馬の装飾文化を伝える貴重な資料です。
鶴亀蒔絵鞍鐙(つるかめまきえくらあぶみ)

江戸時代・19世紀の作品です。
名馬を持つことは武士の栄誉であり、それに合わせて豪華な鞍や鐙が作られました。
鶴と亀という縁起の良いモチーフが蒔絵で描かれています。
重要文化財「神馬図額(しんめずがく)」

室町時代・16世紀、狩野元信による筆です。
明快で伸びやかな力強い描線や、躍動感あふれる馬の姿が特徴です。
遠目からも生き生きと見えるように工夫が凝らされています。
重要文化財「御所車蒔絵硯箱(ごしょぐるままきえすずりばこ)」

展示期間:2026年1月1日(木・祝)~3月15日(日)
江戸時代・17世紀の作品です。
蓋の表裏には、流水に御所車や殿舎と咲き誇る菊が描かれています。
長寿の象徴である菊と王朝文化への憧れを表す御所車が、多彩な蒔絵技術で表現されています。
色絵寿字宝尽文鉢(いろえじゅじたからづくしもんはち)

展示期間:2026年1月1日(木・祝)~3月8日(日)
江戸時代・18世紀の伊万里焼です。
中央には吉祥の象徴である「寿」の文字があらわされ、周囲にはさまざまな宝の図が描かれています。
色絵に金彩を施した、華やかでおめでたい一作です。
色絵竹図徳利(いろえたけずとくり)

展示期間:2026年1月1日(木・祝)~3月8日(日)
江戸時代・17~18世紀の京焼です。
卵色の素地に緑と青、金彩の三色で彩った「古清水」と呼ばれる一群の作品。
精緻な轆轤(ろくろ)の技による、すらりと伸びた美しいフォルムが印象的です。
国宝「松林図屏風(しょうりんずびょうぶ)」


展示期間:2026年1月1日(木・祝)~1月12日(月・祝)
安土桃山時代・16世紀、長谷川等伯による水墨画の傑作です。
墨の濃淡だけで風や光を描き出し、日本の風土の豊かな形象が見事に表現されています。
新春の清々しさを感じさせる、この時期恒例の名品です。
千住博《ウォーターフォール》新春特別展示

展示期間:2026年1月1日(木・祝)~1月12日(月・祝)
世界的に活躍する日本画家・千住博氏より寄贈された新作《ウォーターフォール》が特別展示されます。
お正月にふさわしい紅白の滝が、本館大階段上にて公開されます。
自然の清らかさと力強さを映し出す、エネルギーに満ちた作品です。
新春イベント(和太鼓・獅子舞など)

開催日:2026年1月1日(木・祝)~1月3日(土)
本館前では、和太鼓や獅子舞、吟剣詩舞などの伝統芸能イベントが開催されます。
1月1日にはオペラも予定されており、新春の祝祭ムードを盛り上げます。
新たな一年の始まりを、歴史ある名品や美しい芸術作品とともに。
清々しい気持ちで新年を迎えることができる、東京国立博物館の「初もうで」です。
東京国立博物館「博物館に初もうで」の紹介でした。