K-BALLET TOKYOが、冬の風物詩として愛され続ける名作『くるみ割り人形』を、2025年のウィンターツアーとして上演。
開幕早々に通算来場者数30万人を突破した、熊川哲也氏のあふれるイマジネーションとダンサーたちの卓越した技巧が織りなす、夢のような舞台の魅力をお伝えします。
K-BALLET TOKYO『くるみ割り人形』Winter Tour 2025

公演期間:2025年11月22日(土)~12月7日(日)
会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京)、フェスティバルホール(大阪)
演出・振付:熊川哲也
毎年冬のシーズンに上演され、多くの観客を魅了し続けているK-BALLET TOKYOの『くるみ割り人形』。2005年の初演以来、進化を続けながら再演を重ねてきた本作が、2025年のツアー開幕とともに通算来場者数30万人を突破するという快挙を達成しました。
幕が開いた瞬間に広がるのは、熊川哲也氏が手掛ける独創的かつ美術的な“夢の世界”。現実を忘れさせるほどの没入感と、細部までこだわり抜かれた演出が、観客を魔法の時間へと誘います。
熊川版『くるみ割り人形』の世界観

本作の大きな見どころの一つが、圧倒的なスケールで描かれる「雪の国」のシーンです。
舞台一面に舞う雪片の中で、雪の女王と王、そしてコール・ド・バレエ(群舞)が繰り広げるダンスは、息をのむ美しさ。静寂と躍動が交錯する幻想的な光景は、数ある『くるみ割り人形』の中でもK-BALLET TOKYOならではの唯一無二の体験を与えてくれます。
色鮮やかな人形たちの踊り

第2幕で主人公のマリー姫とくるみ割り人形の王子が訪れる「人形の国」では、世界各国の踊りが次々と披露されます。
スペイン、アラビア、中国、ロシア、フランスなど、色とりどりの衣裳を身にまとったダンサーたちが披露するキャラクターダンスは、華やかでエネルギッシュ。熊川氏の演出によるユーモアと洗練された振付が、観客の心を楽しさと驚きで満たします。
30万人という数字が証明する通り、何度観ても新しい発見と感動があるK-BALLET TOKYOの『くるみ割り人形』。
K-BALLET TOKYO『くるみ割り人形』Winter Tour 2025の紹介でした。
(C)K-BALLET TOKYO / Photo by Hidemi Seto