練馬文化センターと万作の会は、2026年2月15日に「能・狂言への誘い」を開催します。
人間国宝である野村万作をはじめ、野村萬斎、観世清和、観世三郎太といった能楽界を牽引する豪華出演陣が一堂に会し、能と狂言の名作を披露する特別な公演です。
練馬文化センター「能・狂言への誘い」

開催日:2026年2月15日(日)
時間:14:00開演(13:15開場)
会場:練馬文化センター 大ホール(こぶしホール)
料金:S席 7,000円/A席 5,000円/車いす席 3,500円(税込・全席指定)
出演:観世清和、観世三郎太、野村万作、野村萬斎 ほか
練馬文化センターが贈る本公演は、初めて能楽に触れる方から愛好家まで幅広く楽しめる内容です。
二十六世観世宗家・観世清和とその嫡男・観世三郎太、そして人間国宝・野村万作と野村萬斎という、現代の能楽界を代表する名手たちの競演が実現します。
演目は、桜をめぐる風流な狂言「花盗人」と、源平合戦の余韻を描くダイナミックな能「熊坂」の2本立てです。
狂言「花盗人(はなぬすびと)」

「花盗人」は、春の訪れを感じさせる風雅で穏やかな狂言です。
美しい桜の枝を盗みに入った男が庭の主人に見つかり捕らえられてしまいますが、男が詠んだ歌に主人が感心し、やがて酒宴へと展開します。
罪を咎めることなく、共に花を愛でる日本人の美意識と優しさが描かれた一曲を楽しめます。
野村万作、野村萬斎らによる至芸は、言葉の壁を越えて観客を物語の世界へと引き込みます。
洗練された所作とユーモアあふれる掛け合いに注目です。
能「熊坂(くまさか) 替之型(かえのかた)」

能「熊坂」は、伝説の大泥棒・熊坂長範の霊が登場し、牛若丸(後の源義経)との戦いを語り見せる演目です。
今回は「替之型」という特別演出での上演となり、通常よりもさらに劇的で迫力ある舞台が期待されます。
最大の見どころは、長刀(なぎなた)を振るう熊坂と、軽やかに応戦する牛若丸との斬り合いの場面です。
観世流宗家による格調高くも激しい舞は、観る者を圧倒します。
伝統芸能の「現在(いま)」を体感できる貴重な機会です。
練馬文化センターの大ホールで、幽玄と笑いの世界を存分に堪能できます。
練馬文化センター「能・狂言への誘い」の紹介でした。