田村好史教授が解説!セリスタ「田村好史教授による医療従事者向け特別セミナー」

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セリスタは、2025年11月30日(日)に、医師・歯科医師および医療従事者を対象とした無料Zoomオンラインセミナー『日本人女性の痩せ願望と女性の低体重/低栄養症候群(FUS)について』を開催します。

「痩せていること」が美徳とされる風潮の中で、密かに進行する健康被害。

このセミナーでは、今年4月に日本肥満学会から提唱された新たな疾患概念「FUS(Female Underweight/Undernutrition Syndrome)」について、その提唱の中心人物である順天堂大学の田村好史教授を招き、病態の理解から社会的背景、臨床的介入までを徹底解説します。

 

セリスタ「田村好史教授による医療従事者向け特別セミナー」

 

セミナーの見どころ資料。FUSの内容整理や、疾患との関連性、社会的背景、今後の展望など4つの学習ポイントが示されている

 

開催日時:2025年11月30日(日) 10:00~12:00

開催形式:Zoomオンラインセミナー

参加費:無料(配布用PDFテキストは有料)

対象:医師・歯科医師・薬剤師・医療従事者限定

 

先進国の中でも、特に日本の若年女性における「痩せ(BMI 18.5未満)」の割合は極めて高い水準にあります。

 

メディアやSNSが発信する「痩せ=美」というメッセージは、多くの女性に過度な痩せ願望を植え付け、その結果として月経異常や骨密度低下、さらには将来的な糖尿病リスクの増大といった深刻な健康障害を引き起こしています。

 

こうした状況を打破すべく、新たな疾患概念として位置づけられたのが「FUS(女性の低体重/低栄養症候群)」です。

 

今回のセミナーは、この新しい概念を臨床現場のスタンダードとして浸透させるべく、医療従事者に向けて専門的な知見を共有する重要な場となります。

 

第一人者・田村好史教授が解説する「痩せ」の病理とパラドックス

 

講師を務めるのは、順天堂大学大学院医学研究科 スポーツ医学・スポートロジーおよび代謝内分泌内科学で教授を務める田村好史先生です。

 

田村先生は、「少食で痩せている女性ほど、実は糖尿病リスクが高い」という、一見矛盾するような「痩せのパラドックス」を解明してきたこの分野の第一人者です。

 

また、「マイウェルボディ協議会」の代表幹事として、体重の数値だけに囚われず、自分らしく健康な身体(ウェルボディ)を目指す社会啓発活動にも尽力されています。

 

本セミナーでは、単なる医学データの解説にとどまらず、FUSが生まれる社会的・心理的背景にまで踏み込み、なぜ女性たちが痩せを追い求めるのか、その深層心理を理解した上でのアプローチを学びます。

 

臨床から社会実装へ、多角的なプログラム

 

当日のプログラムは、以下の4つの視点を軸に展開されます。

 

1. **FUSの内容整理**:FUSの定義とその包括する範囲を明確化します。

 

2. **疾患・症状との関連**:低体重や低栄養が引き起こす具体的な疾患や、患者が訴える自覚症状との関連性を紐解きます。

 

3. **社会的・心理的背景**:FUSの背景にある社会構造や心理的要因を理解します。

 

4. **今後の展望**:政策的・臨床的な介入の方向性と、社会実装に向けた具体的なビジョンを共有します。

 

臨床現場で不定愁訴を訴える患者さんの背後に、このFUSが隠れているかもしれません。

 

正しい知識を持つことで、救える患者さんの幅が広がるはずです。

 

医療の最前線で活躍される皆様、ぜひこの機会に日本の女性の健康を守るための新たな「武器」を手に入れてください。

 

セリスタ株式会社主催、医療従事者向け無料オンラインセミナーの紹介でした。

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