2027年4月に「環境経営大学院大学(仮称・認可申請中)」の開学を目指す学校法人平野学園が、全国の社会人約5万人を対象とした「社会人への学び直し(リスキリング教育)やMBAに関する意識調査」の結果を発表しました。
リスキリングの場として「大学院」を選択する人が3割を超えるなど、高度専門人材への志向が高まっている現状が浮き彫りとなりました。
学校法人平野学園「社会人のリスキリング意識調査」

調査期間:令和7年8月8日~8月15日
調査対象:全国の20~59歳の社会人(回答数:53,835人)
調査主体:学校法人平野学園 環境経営大学院大学設置準備室
社会や企業が求める人材像が変化する中、社会人の「学び直し(リスキリング)」への関心が高まっています。
学校法人平野学園が行った大規模な意識調査によると、学び直しの教育機関として「大学」(49.2%)に次いで、「大学院」を選んだ人が32.5%に上りました。これは、約3人に1人がより高度な専門性を求めて大学院での学習を希望していることを示しており、専門職大学院を含む「大学院」が次代の学び直しの中心的な選択肢として存在感を高めていることが分かります。
リスキリングとMBAへの高い関心

リスキリング自体への関心度についての設問では、「とても興味がある」「どちらかといえば興味がある」と回答した人の合計が29.2%となり、約3割の社会人が意欲を持っていることが明らかになりました。

さらに、経営学修士である「MBA」の取得に関しても、「興味がある(とても・どちらかといえば)」と回答した層が計34.7%に達しました。「すでに取得している」(2.5%)を合わせると、4割近い人がMBAに対してポジティブな関心を持っており、経営視点を持つ高度人材へのニーズと意欲がリンクしている状況がうかがえます。
2027年、「環境経営大学院大学」が開学を目指す
こうした社会人の学び直し需要に応えるべく、同法人は2027年4月に「環境経営大学院大学(設置認可申請中)」の開学を計画しています。
岐阜県大垣市に設置予定の同大学院は、「環境と経営の融合教育」を掲げ、環境課題をビジネスチャンスと捉えて戦略を実行できる人材を育成します。平日夜間や週末の開講、オンラインを併用した「ハイフレックス制」を導入予定で、働きながら実践的なスキルを習得したい社会人にとって、新たな学びのフィールドとなることが期待されます。
高度な専門性が求められる時代を反映した、学校法人平野学園「社会人のリスキリング意識調査」の結果紹介でした。