自然言語でのチャットを通じて瞬時に必要な情報を引き出す!インターシステムズ「InterSystems HealthShare AI Assistant」

投稿日:

インターシステムズジャパン株式会社が、医療記録の検索・要約を支援する新しい生成AI機能「InterSystems HealthShare AI Assistant」の提供を開始しました。

膨大で複雑な患者データから、自然言語でのチャットを通じて瞬時に必要な情報を引き出し、臨床医の負担を軽減できる点が最大の魅力です。

 

インターシステムズ「InterSystems HealthShare AI Assistant」

 

HealthShare AI Assistant 画面イメージ:患者サマリー

 

提供開始日:2025年11月19日

提供地域:対応地域にて順次(※日本語対応は開発中)

基盤プラットフォーム:InterSystems HealthShare Unified Care Record (UCR)

「InterSystems HealthShare AI Assistant」は、信頼性の高い広域連携プラットフォーム「HealthShare Unified Care Record (UCR)」を基盤とした、医療現場向けの生成AIソリューションです。

従来の検索システムとは異なり、会話型のインターフェースを採用しているため、ユーザーは日常的な言葉(自然言語)で問いかけるだけで、複雑な縦断的医療記録の中から必要な情報を安全に照会・ナビゲートできます。

 

自然言語で直感的にアクセス

 

HealthShare AI Assistant 画面イメージ:過去の検査結果

 

最大の特徴は、対話型チャットインターフェースによる直感的な操作性です。

臨床医やケースマネージャーは、「過去の検査結果を見せて」や「患者のサマリーを作成して」といった平易なプロンプトを入力するだけで、AIが膨大な臨床データソースから関連情報を抽出し、簡潔な洞察を即座に提示します。

これにより、複数のシステムや画面を行き来して情報を探す手間が省け、記録確認にかかる時間を大幅に短縮できます。実際に米国最大級の公衆衛生情報交換機関Healthixとの共同調査では、臨床医のワークフロー改善と時間短縮が実証されました。

 

「ソース追跡」で信頼性を担保

 

HealthShare AI Assistant プロンプト開発画面イメージ

 

医療現場でのAI利用において最も重要な「信頼性」を確保するため、本機能には「ソース追跡性」が実装されています。

AIが生成した応答には、必ずその根拠となる検証済みの記録ソースが紐付けられており、ユーザーはいつでも元のデータを確認できます。これにより、AI特有の誤情報(ハルシネーション)のリスクを管理し、透明性の高い臨床判断を支援します。

 

また、HealthShare Clinical Viewerなどの既存アプリケーション内に統合されて動作するため、ユーザーは使い慣れたワークフローを中断することなく、シームレスにAIアシスタント機能を活用可能です。

 

複雑な医療情報の検索を「会話」に変え、患者ケアへの集中を支援する「InterSystems HealthShare AI Assistant」の紹介でした。

© InterSystems Corporation

Copyright© Dtimes , 2025 All Rights Reserved.