福井地所が、横浜市中区打越に新しい賃貸住宅「まる福はうす」を竣工しました。
わずか25m2の限られた空間に、本格的なフィンランド式プライベートサウナやロフト、バイクスペースを融合。
若い世代や感度の高い層に向け、『日常の中でととのう暮らし』を提案します。
福井地所 賃貸住宅「まる福はうす」

所在地:神奈川県横浜市中区打越
想定賃料:月額16万円程度
入居募集:2025年末から2026年明けにかけて開始予定
かつて雑草が生い茂り、不法投棄もあった“厳しい敷地条件”を克服し、機能性とデザイン性を両立させた物件が誕生しました。
狭い土地を有効活用し、木の温もりを感じる空間に仕上げられています。
垂直へ広がりある住宅という挑戦
もともとは間口約3m、面積25m2の狭小地で、南北を住宅に挟まれ、西側は崖という厳しい環境でした。
この条件下で「垂直方向へ広がりのある住宅」をテーマに設計。
玄関からリビング、寝室、ロフトへと連なるスキップフロア構成により、水平方向の制約を超えた“立体的な広がり”を実現しました。
安全性と開放感の両立
崖崩れへの安全対策として建物を高床化し、床下収納も設置。
崖からの影響を軽減しつつ、リビングには高い天井を確保して開放感を演出しています。
また、キャンティレバー構造(一端が空中に浮いている構造)を採用し、限られた建蔽率の中で最大限の床面積を確保しながら、災害にも強い構造を実現しました。
本格フィンランド式のプライベートサウナ
「駅から徒歩10分以上、急な坂道、狭い道」というデメリットを補う“付加価値”として、本格的なプライベートサウナを導入。
建築士の発案で、ミサ社製のサウナストーブが設置されています。
ロウリュ対応の本格フィンランド式サウナ(最高温度95℃)で、ユニット型構造のため清掃・交換も容易です。
水シャワー・物干し金物も付いており、サウナ後のクールダウンや洗濯にも対応し、狭小住宅でありながら“ととのう時間”を暮らしの中に組み込む設計となっています。
自由に暮らしを編集できるデザイン
「まる福はうす」は「縁起の良い“福”を招く家に」との想いが込められています。
デザインやユニークな暮らしに価値を感じる若年層・カップル・感度の高い層がターゲット☆
25m2ながら“サウナ付き・木のぬくもり・高天井・ロフトや床下収納”という希少性が高く、住む人が自由に暮らしを編集できる物件です。
地域再生への想い
「雑草や不法投棄もあった活かしきれていなかった土地を、創造的に生まれ変わらせたい」そんな地域再生の想いから本プロジェクトが始まりました。
制限の高い立地・面積で、資材搬入や行政手続きなどの課題も解決しながら、25m2という面積で「森の中のサウナロッジ」のような住宅を実現しました。
汎用的な鉄板・合板・モルタルなどを組み合わせ、10年、20年先も更新可能な素材設計になっています。
今後は、鎌倉の山中で「平屋×サウナ」の第二弾プロジェクトも構想中です。
厳しい敷地条件を乗り越え、サウナという付加価値と立体的な空間設計で、魅力的な賃貸住宅が誕生しました。
横浜で『日常の中でととのう暮らし』を体験できる、注目の物件です。
横浜市中区打越に竣工した、賃貸住宅「まる福はうす」の紹介でした。
(写真:鳥村鋼一)